武庫川女子大学
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学生広報スタッフ取材レポート

[2011/03/10]
ブラウン・ライス・ウィークの寄付金を国連WFP協会に贈呈。学生広報スタッフが取材しました。

 この1年間に本学院の食堂で繰り広げられたブラウン・ライス・ウィークや文化祭の募金活動で集まった寄付金519,527円が、認定NPO法人 国連WFP協会を通じてWFP 国連世界食糧計画(以下WFP)に贈られました。学生広報スタッフの森陽香さんと山田有佳さん(いずれも情報メディア学科3年)の2人=写真左の後列左から順=が贈呈式を取材しました。

 贈呈式は3月4日午後2時から、横浜にあるWFP日本事務所で行われました。本学院を代表して学友会厚生委員会委員長の西川明里さん、ブラウン・ライス担当の長尾知佳さん(いずれも大学健康・スポーツ科学科2年)と附属高校の草浦美香さん、深澤菫さん(いずれも3年)が同協会の佐藤直樹理事・事務局長に寄付金の目録をお渡しし、佐藤直樹理事・事務局長からは感謝状を頂きました=写真右=。感謝状には「多くの人々に食糧と明日への希望を届けることができます。ここに謹んで、心より感謝の意を表します」と書いてありました。

7人に1人が満足に食事ができない
 贈呈式の前に、国連WFP協会事業部の石川莉紗子さんから、世界の飢餓とWFPの活動についてレクチャーをしていただきました=写真左=。世界で飢餓に苦しむ人は9億2500万人を突破し、7人に1人が満足に食事ができない現状です。その多くが子どもや女性なのです。飢餓の原因として、自然災害・紛争・貧困の連鎖・食糧価格高騰・経済の悪化・農業設備の不足・自然破壊が挙げられます。

WFP国連世界食糧計画の食糧支援活動
 WFPは、飢餓と貧困の撲滅を使命として活動している、国連唯一の食糧支援機関です。WFPの食糧支援活動は、次のように大きく分かれています。

@命を守る
 自然災害や紛争などで深刻な被害を受けた人々の命を守るために食糧を配給します。
A発育を助ける
 乳幼児や妊娠・授乳中の女性などへ栄養たっぷりの食糧を配給し、健全な発育を助けます。
B教育の機会を広げる(学校給食プログラム)
 学校で栄養価の高い給食を提供し、子どもたちの健全な発育を支え、学校に通うよう促しています。
C職業訓練
 就職訓練を受けた人に見返りとして食糧を配給し、自立のための技能を修得することを促しています。
D地域社会の発展
 地域の発展と自立のため、道路や井戸などの生活基盤の建設・修復工事を支援しています。工事に参加した人には、見返りとして食糧が配給されます。


〜学校給食プログラムとは?〜
 途上の国では、7,200万人の子どもは全く学校に通っていません。学校で食事が取れない子どもたちが6,600万人もいます。空腹が続き、勉強に集中することができない状態です。また、子どもは家庭の働き手となり、学校へ通うことができないということも起きています。子どもはその国の発展の象徴です。その子どもたちが学ぶことすらできていないのです。

 この現状を打開するためのプロジェクトが「学校給食プログラム」です。学校で給食を出すことによって、子どもが学校へ来るようになり、また親も子どもを学校へ行かせるようになります。子どもたちは勉強に集中することができるようになり、1日1回は栄養のある食事をすることができるようになりました。<子どもの発育を助け、教育の機会を広げる>。これが学校給食プログラムの効果です。

「一杯の給食でいっぱいの希望」
 石川さんは「一杯の給食でいっぱいの希望」と話されました。この言葉を聞いて、私たちは「助かる命を助けたい、多くの子どもたちに学校へ行き学んでほしい」と考え、寄付金を学校給食プログラムに使っていただくようお願いしました。

◇取材して◇
 〜「知る」ことで、一歩前へ〜
お話を聞かせていただき、一番に考えたことは、「私たちが毎日当たり前のように通っているこの学校は、当たり前ではない」ということです。世界中で7人に1人が飢餓で苦しんでいるにもかかわらず、食糧はあり余り世界中に大きな格差が存在しているのです。私たちの環境がどれほど恵まれていて、感謝すべきなのか…。私たちは説明を聞きながら、世界の飢餓について、真剣に考え、取り組まなければならないと肌で感じました。

 今回、国連WFP協会の方に直接お話を伺えることができ、私たちにとって、とても良い経験となりました。私たちにお話をしてくださった石川さんは「学校全体でこのように、大々的に活動しているのは、聞いたことがありません。もっと増えてくれたらうれしいです」とおっしゃっていました。私たちが今できることは、この現状をもっと多くの方に知ってもらうことです。他大学にもブラウン・ライス・ウィークのような活動をもっと広めていきたいと思いました。ブラウン・ライス・ウィークに参加すること、そして友達や家族に話して伝えることも大きな一歩になると思います。みなさんも、まずは「知ること」から始めてみませんか?

学生広報スタッフ  森陽香、山田有佳

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