武庫川女子大学
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学生広報スタッフ取材レポート

[2011/4/4]
東日本大震災の被災地出身の新入生を、学生広報スタッフが取材しました。

img img img 「震災があっても、意志は曲げずに進学しました」
 4月4日の入学式の後、東日本大震災の被災地出身の新入生、柳沼里奈さん(大学生活環境学部)を新聞社やテレビ局が取材しました=写真右=。学生広報スタッフも、各社の記者と一緒に取材しました=写真中=。
 柳沼さんは福島市出身で、実家は福島第一原子力発電所から北西約60キロのところにあります。一時は栃木県の親戚の家に避難されていました。
 柳沼さんは「地元には友達や身内が残っているので、地元を離れることは不安です。このような状況の中で、学びたいと思った大学に入学できたので、地震があっても自分の意志を曲げずに、自分のやりたいことをやろうと思いました」と話されていました。衣服と裏方の仕事が好きなので、将来はアパレルの企画のような仕事をやりたいそうです。
 福島産の農産物が売れないという、今問題になっている風評被害については「福島は農業が盛んなところ。地元の人は食べても、県外の人が食べてくれなければ、福島の人は困ります。福島産の農産物を買ってほしいです」と訴えました。
 16年前に大震災に見舞われた神戸を見て「震災があったのかと思うほど、復興している」と感じ、「福島も神戸のように復興すると信じています」と祈るような表情で話されていました。お母さんは「高校3年間、頑張って希望の大学に入ったので、4年間は自分のやりたいことを、しっかりとやってほしい」と優しい眼差しを里奈さんに向けていました=写真左=。

私たちには今何ができるのかを考えよう
 大勢の記者やカメラマンに囲まれ、次々に質問されてもハキハキと答える姿が凛(りん)としていて、印象的でした。それでも、最後の方に涙を流されているのを見て、西日本に住み、いつも通りに生活できている私たちも、その重さを感じずにはいられませんでした。毎日テレビや新聞で目にする、どんな報道よりも心に響くものでした。こうして毎日を過ごせていることの素晴らしさや、ありがたさをあらためて感じるとともに、日々の報道にどうこう言うばかりではなく、それを踏まえて「私たちには今何ができるのか、何を学んだのか」を一人ひとりが、もっと考えていく必要があるのではないかと思いました。

日本語日本文学科3年 平松稜子、三根智恵子、宮本華、食物栄養学科3年 藤新友美、情報メディア学科4年 大谷有佳里

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