武庫川女子大学
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学生広報スタッフ取材レポート

[2011/11/12]
イベント「マイナスからの出発」  JR福知山線の脱線事故の負傷から奇跡的に回復した先輩にエールを送るため、学生広報スタッフが企画・運営しました。

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 JR福知山線の脱線事故で被害に遭い、瀕死の状態から奇跡的に回復した先輩の鈴木順子さん(1996年に本学短期大学部生活造形学科を卒業)と母親のもも子さんをお招きしてのイベント「マイナスからの出発」を、11月12日(土)午後1時から3時半まで、学生広報スタッフが公江記念講堂で開催し、地域の方々や学生、教職員など約190人の方が参加されました。ロビーには、順子さんの回復の様子が写ったパネル40枚を展示して、イベントが始まる前や休憩時間に参加者の方々に見ていただきました=写真中=。
 イベントは糸魚川学長のあいさつから始まり、村上和雄・筑波大学名誉教授の研究と軌跡をつづったドキュメンタリー映画「SWITCH」を80分間上映しました。続いて、トークショーが催され、この映画で20分間にわたって紹介された鈴木さん母娘に学生広報スタッフの和田宏美さん、大嶋真実さんが質問する形で進行しました=写真右=。順子さんは卒業して以来15年ぶりの来校でした。今のお気持ち、目標、夢などを、お二人はいろいろ話してくださいました。順子さんは「支えてくださる方のためにも元気になろうと思い、つらいリハビリを乗り越えました」、「生きている限り、感謝しながら毎日を過ごしています」などとても、明るく、前向きに話されました。もも子さんも「はじめは事故で死んだ人のためにも頑張らなきゃという使命感がありましたが、今やっと普通の生活ができるようになり、(順子さんは)障害を持っていても、生きているだけで偉いと思うようになりました」と答えられ、多くの参加者は涙ぐみながら聞き入りました。
 最後に、和田さん、大嶋さんが「今回のこのイベントを通じて、家族の絆、感謝の気持ち、当たり前が当たり前じゃないということを、少しでも感じて家に持って帰ってください」と参加者に呼び掛けて、トークイベントは終わりました。

トークショーの一部を紹介

Q:久しぶりの母校はどうですか?

A:順子さん:大学時代はやりたいことが分からず、とりあえず勉強をしていました。10代はその時しかないので、その時しかできないことがあると(今は)思います。

Q:イベントのタイトル「マイナスからの出発」は、順子さんの言葉をそのままお借りしました。この言葉には、どんな意味が込められているんですか?

A:順子さん:私はもともと体が弱く、息をすることさえも辛い時がありました。でも、こんな私でどうするんだろうと一生懸命生き続けてきました。「マイナスの出発」とは、まさに私のことだなと思ったからです。

Q:事故当日のことについて教えてください。

A:順子さん:(事故当日のことは)ほとんど覚えていません。ここで今、どういう状況で話しているのかも分からないくらいです。
もも子さん:職場の食堂でテレビを見て、他人事のように事故について知りました。(順子さんが利用している)「福知山線」という言葉に引っ掛かり、仕事を中断して、片っ端から電話をかけ続けました。

Q:リハビリは辛かったですか?

A:順子さん:はい。皆さんの前でマイクを持っていることが奇跡です。でも、やり残したこともあるし、「もっと周りの人に情をかけていきなさい」と(誰かから)言われた気がします。

Q:これからの夢や目標はありますか?

A:順子さん:これからはもう少し攻撃的になってもいいのかなと思います。守りではなく、攻めの人生にできたらいいなと思っています。
もも子さん:どんどん(順子さんが)回復していくのがうれしいし、生かされたことに毎日感謝出来たらそれでいいと思います。

来場された方にインタビュー

Q:今回のイベントをどこで知りましたか?

A:広報スタッフのメンバーが宣伝していたのを聞き、参加してみました。

Q:今回のイベントで1番印象に残っているところはありますか?

A:はい。(鈴木さん親子のお話から)家族の絆や伝え合いは大切にしていかなければいけないと改めて思いました。

Q:今回のイベントの感想を教えてください。

A:とてもいいイベントに参加できてよかったです。広報スタッフの活動についても知ることができて、よかったです。

(20代/女性/学生)

Q:今回のイベントをどこで知りましたか?

A:知人の紹介で知りました。

Q:なぜ今回のイベントに興味を持たれましたか?

A:鈴木さん親子について知りたかったからです。

Q:今回のイベントの感想を教えてください。

A:順子さんともも子さんの気持ちが分かりました。これからも頑張ってください。
わたしも小学校頑張ります。ずーっと笑顔でいてくださいね。

(10代/女性/学生) (アンケートから抜粋)

取材後の感想
 参加者の方から感謝のお言葉や「鈴木さん親子に勇気と感動をもらった」などの言葉をいただきました。多くの人に鈴木順子さん、もも子さんは影響を与えてくださいました。生きていることを当たり前と思わずに、感謝していきたいと感じました。

情報メディア学科4年 今井かすみ

 鈴木さん親子や参加された方のお話を直接聞くことができて、いろいろ考えさせられるところもあり、とてもいい経験になりました。言葉にしないと伝わらない想いはたくさんあると思ったので、わたしも周りの人にできるだけ、感謝の気持ちを直接伝えていこうと思います。

情報メディア学科2年 山下優

 上映中や終演後に、足を運んで下さったお客さんの涙ぐむ姿を見て、この企画に携われて本当に良かったと思いました。「ありがとう」と誰にでも素直に言える人になりたいです。

情報メディア学科1年 松永夕貴子

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