第15回日本アディクション看護学会学術集会

特別企画のご案内

アディクション・ライブラリー
〜 アディクションについて「語る本」の図書館 〜

共催:薬物依存回復支援Freedom



 アディクションに関連する問題は、人々の生活の中で生じています。その問題には、共通点はあるものの、具体的な問題のあり方や回復のあり方は、それぞれの生活のあり方によって異なります。アディクションからの回復をどのように支援するか、看護は何ができるのかできないのか、アディクションからの回復を継続している人たちや、回復を支援している人たちの個別なストーリーから理解を深め、考えてみませんか。

 アディクション・ライブラリーでは、個別なストーリーの「本」を貸し出します。貸し出す本は、「人間」なので「語る本」です。「語る本」には、感情や体調の変化があります。紙を媒体とする「本」でなく、「人間」を媒体とする「本」なので、貸し出しや読書の仕方に、留意していただきたい点、お約束いただきたい点があります。また、今回は、貸し出しを一般参加者(会員・非会員の事前・当日料金をお支払いいただいた参加者)に限定とした企画となりますことをご承知いただけますようお願い致します。

 なお、アディクション・ライブラリーは、NPO法人暴力防止情報スペース・APIS発行の「生きている図書館実施ガイド 〜暴力・対立防止、多様性の理解を深めるために〜(2010年)」※注を参考とし、本企画の趣旨に応じた企画運営としています。


アディクション・ライブラリー企画運営責任者: 倉田めば(薬物依存回復支援Freedom 理事長)
寳田 穂(武庫川女子大学看護学部教授)



本の種類

アディクションからの回復(当事者)、アディクションの問題をもつ家族の回復(家族)、アディクションに関連する問題をもつ人の支援(支援者)等 、10冊前後。
当日の本の状態によって、本の種類は、変更となる可能性があります。具体的な本については、当日のご案内となります。

本の閲覧時間・借り方

閲覧時間:9月3日(土) 1回目:14:00〜14:30、2回目:15:00〜15:30、3回目:16:00〜16:30
     閲覧時間5分前の集合となります。途中からの閲覧は、原則お受け致しません。
     (上記は予定ですので、本の状態等にて、変更することがあります)
本の提示:当日の12時15分より、受付周辺(会場E隣の休憩所)にて提示します。
本の予約:当日の13時より、先着順で受け付けます。
アディクション・ライブラリーの利用にあたっては、利用案内(留意点含む)の記載内容への同意と登録カードへの記載をお願いします。

※注
「生きている図書館実施ガイド」は、ヨーロッパ評議会出版の”Don’t judge a book by its cover! The Living Library Organiser’s Guide”の翻訳とAPISが実施した「生きている図書館〜多様性に出会う in Osaka〜」の事例で構成された書籍です。
「『生きている図書館』では、偏見やステレオタイプで見られやすかったり、差別されやすかったり、社会的に排除されやすい人々が『本』になります。そして、自分が偏見を持っていたり、ステレオタイプでとらえがちな人と、一定の時間を一緒に過ごして話しをしてみようと思う人が読者になります。『生きている図書館』では『本』が話すだけでなくて、読者の質問に答えたり、『本』も読者に質問することが出来るので、お互いに学ぶことができます」(p8)
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〒663-8558 兵庫県西宮市池開町6-46
武庫川女子大学看護学部 精神看護学分野
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