学んだ知識は
看護教育の現場で即座に生かされる
修士1年生
原 久美子 さん
大学看護学部教員
 
大学の看護学部で急性看護学領域の助教をしています。現場で学生達と接する中で、知識・技術はもちろん、言葉遣いや所作等、指導の必要性を実感しています。仕事、生活指導、臨地実習等で時間の調整などの問題がありましたが、職場の応援もあり、かねてからの希望が叶い、進学しました。授業では、多様な職業の方と議論を交わせたり悩みを話したり、経験豊富な専門分野の先生よりご助言をいただき授業の内容などがすぐに職場でも活かされています。学生の行動にも変化が見られるようになりました。今後は、道徳や倫理といった視点から研究を深めたいと思っています。

適応指導教室の可能性を追究して論文にまとめ
現場に貢献したい
博士1年生
熊倉 崇裕 さん
適応指導教室指導員、看護学校講師
 
教育支援センター(適応指導教室)は公的な不登校支援対策施設ですが、その利用率は決して高くありません。また、教育支援センター(適応指導教室)整備指針というものがありますが、それも未だ試案の状態です。しかし、私は適応指導教室の指導員として10年以上勤務してきて、この施設が不登校対策施設としての十分な可能性があるように感じています。本学の臨床教育学研究科で、もう一度教育学・心理学・福祉学という複合的な視点よりこの施設の有用性を再び学びなおし、社会に貢献できるようにしたいと思っております。

異業種の方々と共に学ぶ中で
多様な視点が磨かれる
修士1年生
渡辺 由美 さん
小学校非常勤講師、元小学校校長
 
小学校の管理職時代に、月に一度来校いただいていたスクールカウンセラー、ソーシャルワーカーの方々とお話をする機会がありました。対話を通じて臨床教育学などに興味を持ち、定年退職後に本修士課程に進学。授業で「元気な高齢者と子どもの交流について」をテーマに発表したところ、看護や福祉の現場で働く方々からは「身体の弱っている高齢者の人も多いはず。そういった方が、子どもと触れ合うことで子どもたちから元気をもらうこともできるのでは」という意見も。異業種の方と関わることで、多様な視点を得られるのも魅力です。

学術的に論理立て学ぶことで
「知識」がより生きたものに
修士1年生
田邉 美香 さん
保育士養成校教員
 
保育士養成校の専任講師をしながら、ベビーマッサージ教室やタッチケアの指導、子育て支援に関する講演活動に取り組んでいます。乳幼児に対するアタッチメントと思春期との関係についてなど、これまで知識として知っていたことを学術的に論理立てて学ぶことで、指導の幅も広がりました。専門性を高めることで、目の前で起こっていることだけでなく、その子が育ってきた環境などを幅広い視野で考察できるようになり、一人ひとりの個性をより一層大切にするようになりました。そうした視点を子育て支援に携わる若い人たちにも伝えていければと思います。

対人援助職と技術職
看護師の2つの側面と指導の可能性について考える
修士1年生
新屋 智子 さん
看護学校教員
 
看護師養成の現場では、学校で育成する力と臨床現場で求める力の差が問題に上がります。患者さんに寄り添い、対人援助職としての看護師像がある一方、働きだすと社会人としての力も求められるようになります。その両方を教育の場でいかに育成するかという観点から、協同教育の可能性を追求したいと思い、修士課程に進学しました。他業種の方との交流をはじめ、学びを通じて視野も広がりました。例えば発達障害の授業を受けて、改めて個々の特性に合わせた指導を心がけるようになりました。学んだことは、すぐに現場で実践しています。

学術的な視点から
男性保育士の現状と課題を考察
修士1年生
山田 高義 さん
公立保育所保育士
 
家庭環境の多様化により保育現場でも様々な問題が起こっています。修士課程に進学しようと考えたのは、保育の現場で起こる様々な問題を、学術的な側面から理論的に解決していきたいと思うようになったからです。大学院の講義では、研究の方法論を学んだり、様々な職種の方々と意見交換ができることが魅力です。研究のテーマとしては、男性保育士が乳児クラスを担当するにあたっての現状と課題を、アタッチメントを軸に考察したいと考えています。女性も男性も互いに尊重し合いながら働ける環境や文化を創るための知見を深め、現場にフィードバックしていきたいです。