武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第13回
 神戸新聞会館の環境・設備計画 見学  
平成19年7月14日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
氷蓄熱のシステムと設備の実際を学習
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土) 建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
電気室の役割と電気室関係の諸技術を理解
防災センターの諸機能について学習
 前期最後のFWです。台風の接近を控え天候が心配されましたが、予定通り阪神淡路大震災で被災し再建された神戸新聞会館(M・INT)の環境・設備計画を中心とした見学を実施しました。 建物の設計・施工を担当した竹中工務店と施工・運営に携わる設備会社の協力を得て、建物の設備概要を中心とした説明を受けた後、神戸新聞会館の諸設備を見学しました。 氷蓄熱装置、熱源設備、電気室、非常用発電機室、受水層室、防災センターなど、日常見ることのできない建物の基幹設備を見学し、建築環境Iの講義で学んだ内容を体感しました。
■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第12回
木造講義および組立実習、クラブハウス現場見学 第2回
平成19年7月11日(水)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
クラブハウス現場見学
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
町家の構造の解説
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
鉋がけとヤスリがけの手触りを確かめる
 6月30日のFWに引き続き、建築設計演習IIの木造の設計に関連して町家大工の荒木棟梁にお招きし、現在施工中の木造のクラブハウスを教材として木造の講義および組立実習を行いました。

 午前は、木材を適材適所に使うことの重要性について、材料の用途ごとにどんな材種が使われるのか、それぞれの木がどんんな特性を持つのかを解説していただきました。午後は、最初にクラブハウスの施工現場を見学し、コンクリートの打設が完了した基礎の様子を見学しました。次に、荒木棟梁が制作した実物大の見本を使って仕口や継ぎ手の解説や、町家の模型を使って大工が「板図」と「杖」のみで木造の建築を造ることや町家の構造について解説をしていただきました。最後に、木材を鉋で仕上げた場合がヤスリで仕上げた場合よりも木材の導管を破壊しないということを実際に実験して確かめ、木造に対する理解をより深めることができました。

■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第11回
 住宅の現場見学
平成19年7月7日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
 日本を代表する建築家である隈研吾氏の設計した住宅の工事現場を見学しました。隈研吾建築都市設計事務所において設計を担当された斉川氏、構造設計を担当されたオーク構造設計代表 新谷氏をはじめとした方々に設計コンセプトや現場での工事のレクチャーを受けた後、住宅内部を見学しました。 現場は内装工事の途中であり、学生は疑問に思ったり、興味を持った内容をその都度、質問しながら見学してまわり、建物の空間構成、屋根の架構や耐震に関する構造の知識、壁・床の仕上工事等について学ぶことができ、現在進行中の設計演習の課題の参考にもなりました。
■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第10回
木造講義および組立実習、クラブハウス現場見学 第1回
平成19年6月30日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土) 建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
木造の講義
クラブハウス現場見学 
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
木造の組立実習 梁の継ぎ
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
木造の組立実習 柱と梁
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土) 建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
板図で部材の説明
墨付けの説明
 建築設計演習IIの木造の設計に関連して町家大工の荒木棟梁にお招きし、現在施工中の木造のクラブハウスを教材として木造の講義および組立実習を行いました。

 まず最初に、木造のクラブハウスの模型を使って基本的な構造について解説していただいた後、現在学生が取り組んでいる幼稚園の課題と関連して複雑な屋根を持つ木造の小屋組について荒木棟梁自作のわかりやすい模型を使って解説をしていただきました。次に、木造のクラブハウスの現場に行き、基礎のコンクリートを打説する前の型枠や鉄筋の状況などを確認しました。

 午後は、再び木材の元と末に関する決まり事などより詳しい講義していただいた後、クラブハウスを建設するために施工実習室で加工された木材を使って、木造の組立実習を行いました。前期の間、木造の設計演習で学んできたことを実際に体験することで理解を深めることができました。

■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第9回
「 三木家住宅、箱木家住宅、課題敷地」見学
平成19年6月23日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
三木家住宅 
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
箱木家住宅 外観
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
箱木家住宅「はなれ」 箱木さん(箱木家当主)の説明
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
設計演習課題敷地(西宮市西宮浜)の見学
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
学生のスケッチ
 今回は、木造の小屋組などを理解するために姫路市の三木家住宅、神戸市北区の箱木家住宅を見学したのち、最後に建築設計演習?課題「幼稚園」の敷地である、西宮市西宮浜を訪れました。

 姫路市の三木家住宅は、平成2年に兵庫県指定文化財に指定された後、平成10年度より保存修理工事を実施している最中です。建築研究協会の井上年和氏の解説により、まず主屋の内部において、建具、畳貼りなどの仕上げ工事を行っている現場を見学しました。次に保存修復工事中の蔵、最後に長屋門を見学し、その後スケッチの時間としました。

 神戸市北区の箱木家住宅は、現存する日本最古の民家と言われています。1967年重要文化財に指定されたのち、呑吐(どんと)ダムの建設に伴い水没することになったため、1979年にかけて、解体調査の後、ダム湖に突き出すように造成された現在地に移築されたものです。1977年まで実際にこの家に居住し、現在は隣の家に居住している箱木眞人さん(箱木家当主)の説明により「おもや」「はなれ」と、その隣にある資料館(解体修理前の1:10模型などを展示)を見学し、その後各自がスケッチを行いました。

 最後に昨日課題説明をした建築設計演習?の課題「幼稚園」の敷地(西宮市西宮浜3丁目、西宮浜公園北広場)を訪れ、敷地と海や山、建物など、周囲に見える景観などを、実際に目で確認することができました。

■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第8回
「 園城寺、南禅寺金地院、無鄰菴、琵琶湖疎水」見学
平成19年6月16日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月16日(土)
南禅寺金地院
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月16日(土)
南禅寺水路閣
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月16日(土)
無鄰菴
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月16日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月16日(土)
学生のスケッチ
 建築設計演習Iと関連して、園城寺・南禅寺金地院・無鄰菴の庭園と京都の東山に造られた庭園のルーツでもある琵琶湖疎水を見学しました。

 園城寺光浄院では、一之間、二之間と南側の広縁を見学し、狩野派による華麗な障壁画と庭に囲まれた桃山時代の非常に洗練された空間を体験しました。桃山時代の建築の特徴である柱を天井につかないように見せる浮き天井や筬欄間についても学びました。園城寺勧学院では、日本古来の陰翳の空間を体感した。薄暗い空間の中での金色の襖絵の効果や、庭から間接で入ってくる光の効果など日本的な桃山時代の繊細な空間を実際に体感しました。 南禅寺金地院では、小堀遠州による桃山時代の風格を備えた江戸初期の代表的枯山水庭園として有名な鶴亀の庭を見学し、東山の借景や日本的な多視点の空間構成を体験しました。無鄰菴では琵琶湖疎水を引き入れ、東山を借景とした小川治兵衛の作庭による池泉廻遊式庭園の空間を体験しました。また、琵琶湖疎水の取り入れ口を滋賀で確認し、南禅寺付近の疎水の出口周辺ではインクライン、発電所、水道閣などを見学し、京都の東山界隈の庭園のルーツを学びました。

■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第7回
「 照明計画参考施設」見学
平成19年6月9日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土) 建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
小野市うるおい交流館「エクラ」
勝美住宅垂水店 
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土) 建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
神戸夙川学院大学ポートアイランド校 神戸夙川学院大学ポートアイランド校
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
学生のスケッチ
 建築環境Iの照明計画の講義と連動させ、松本浩作 講師が照明計画に携わった施設を見学しました。 小野市うるおい交流館「エクラ」では建物中心空間 『ハートフルサロン』の円形天井のライトアップ、 勝美住宅垂水店では空調吹出口と一体化された壁面 間接照明、また神戸夙川学院大学ポートアイランド 校では共用空間をさまざまに演出する照明の実際を学びました。
■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第6回
「 円通寺・詩仙堂」見学
平成19年6月2日(土)

建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月2日(土)円通寺

円通寺 
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月2日(土)詩仙堂
詩仙堂 
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月2日(土)学生のスケッチ
学生のスケッチ
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月2日(土)学生のスケッチ
学生のスケッチ
 建築設計演習Iで現在、建物内部と庭園の空間構成の手法を各自が検討しています。その参考事例として、京都の円通寺と詩仙堂に行きました。

 円通寺では内部空間、枯山水、垣根、杉木立、竹林、比叡山と様々な自然の要素が重なり合って、外部空間までをも取り込んだ借景の手法を見学しました。 続いて詩仙堂では視線の先を隠したり見せたりする遮蔽縁の手法による空間構成を体験しました。建物は雁行配置で庭に面して開かれていて一見開放的にみえますが、書院、広縁、さらには庭園の白砂、刈り込まれた植栽と幾層にも重なる構成が落ち着きある複雑な空間を作り出しています。縁側から外部に出てお庭も見学しました。

■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第5回
「 大阪のショールーム」見学
平成19年5月26日(土)
建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学 建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学
ナショナルセンター大阪 システムキッチン
TOSTEMショールーム サッシ 
建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学 建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学
TOTO大阪ショールーム 浴室関連製品 INAX大阪ショールーム タイル、天然石
 建築設計設計演習Iの課題2で取り組んでいる住宅の設計に関連して大阪のショールームに行きました。 建具、サッシをはじめ、トイレ・浴室・キッチンなどの水廻りに関する製品、照明器具など見学しました。実際に手に触れてみたり、動かしたり、実測したり、製品同士を比較したりして自分が設計する住宅のイメージにあったものを選ぶことも計画を進める上で大切な作業です。建具やユニットバスは納まりの図面を見ながら寸法の確認を行いました。大学に戻ると見学時のメモを参考にアイディアの検討を重ねる学生たちの姿が見られました。
■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第4回
「博物館明治村(旧帝国ホテル中央玄関 他)」見学
平成19年5月12日(土)
建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学 建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学
東松家住宅 高窓光で明るい3層吹抜けの土間
京都中井酒造 むくり屋根の奥に広がる和小屋  
建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学
旧帝国ホテル中央玄関 内部
建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学
学生のスケッチ 
建築学科1年生フィールドワーク:2007年5月12日(土)博物館明治村見学
学生のスケッチ
 建築設計演習Iに関連してまず2丁目で木造の建物を見学しました。東山梨郡役所で洋風の木造の独特な造作を見学し、続いて東松家住宅では軸組みや和小屋を理解し、また高窓から明かりが差す3層吹抜けの通り土間の空間を体験しました。続いて中井酒造では京都地方の伝統的なむくり屋根の外観を見学し、内部では和小屋をスケッチしました。5丁目に移動しながら地元西宮から移築され現在工事中の芝川邸の工事展示を見学後、菊の世酒造ではダイナミックな下屋の構造を理解しました。前橋監獄雑居房では洋風小屋組を見学し、最終目的地の旧帝国ホテルでは甲子園会館との関連や空間構成の特徴を歩きながら体験しました。ガイドの方からは帝国ホテルの沿革、タイル・石・ステンドグラス・家具などの説明と当時どのように空間が使われていたのかなど解説していただきました。
■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第3回
「建築設計演習I 参考建物」見学
平成19年4月28日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月28日(土)木造住宅施工現場 建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月28日(土)木造住宅施工現場
木造住宅施工現場 構法に関する説明 木造住宅施工現場 構法に関する説明
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月28日(土)木造住宅施工現場
木造住宅施工現場 スケッチに励む学生
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月28日(土)木造住宅施工現場スケッチ
木造住宅施工現場 学生のスケッチ
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月28日(土)浄土寺浄土堂
浄土寺浄土堂
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月28日(土)浄土寺浄土堂スケッチ
浄土寺浄土堂 学生のスケッチ
 前2回のフィールドワークにひきつづき、建築設計演習Iの課題「木造のクラブハウス」のための参考建築を見学しました。今回は「木造住宅の施行現場」と「浄土寺」です。

  まず、木造在来構法による住宅の施行現場を訪れました。この住宅は、都市再生機構と神戸芸術工科大学が産学協同で進めている住宅地開発プロジェクトの一環として建設されています。住宅地開発プロジェクトの概要について、神戸芸術工科大学大学院博士後期課程の宮城氏から説明を受けました。その後、同大学院博士課程の鎌田氏や施行を担当する中島工務店の今井氏から、構法の特徴などについて説明を受けながら、まだ仕上げ前のため露出した状態の軸組や小屋組などを見学、スケッチしました。  

 「浄土寺」では、国宝の浄土堂や国重要文化財の薬師堂、さらに拝殿や鐘楼などを見学しました。ガイドの西尾氏から沿革や仏像について説明を受けた後、軸組み、小屋組み、その他細部の収まりなどを観察、スケッチをしました。浄土堂では、西陽が堂内にさし込み、背後から照らされた仏像が美しく浮かび上がる様子を見ることができました。

■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第2回
「建築設計演習I 参考建物」見学
平成19年4月21日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月21日(土)甲山自然の家ビジターセンター
甲山自然の家 ビジターセンター
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月21日(土)佛眼寺 鐘楼
佛眼寺 鐘楼  設計者の栗林氏より面格子を用いたデザインの説明を受ける
 第1回目のフィールドワークにひきつづき、建築設計演習Iの課題「木造のクラブハウス」のための参考作品を見学しました。前回よりも形や構法がやや特殊な木造建築物「甲山自然の家 ビジターセンター」「佛眼寺 鐘楼」「山田池公園 休憩施設」を訪れました。

 「甲山自然の家 ビジターセンター」では、職員の石田氏と野口氏から、地球環境に考慮し、空調のエネルギーを節約するための工夫「エコロジーシャフト」や「クールチューブ」について説明がありました。(吹き抜け上部にたまった暖かい空気を、ダクトを通して床面付近に送り、暖房エネルギーを節約する「エコロジーシャフト」や、地中に埋設されたダクトを通して、森の中の外気を建物内に取り入れ、冷房のエネルギーを節約する「クールチューブ」は、建築学科の新校舎「建築スタジオ」でも採用されている技術です。)また、正12角形を半分にしたような複雑な平面形の木造軸組を見学、スケッチしました。次に訪れた「佛眼寺 鐘楼」では、設計者である栗林賢次建築研究所の栗林氏より、建設の経緯や、面格子を構造・意匠・機能の面で同時に活かしたデザインなどについて、説明がありました。「山田池公園」では、湾曲積層梁、面格子梁、天秤梁など、特殊な架構法を用いた木造の休憩施設3棟を見学、スケッチしました。

■H19年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA第1回
「建築設計演習I課題敷地 および 参考建物」見学
平成19年4月14日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月14日(土)建築設計演習課題敷地調査
建築設計演習の課題敷地調査の様子
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月14日(土)白鹿記念酒造博物館
白鹿記念酒造博物館 酒造館
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月14日(土)芦屋教会
芦屋教会  スケッチにはげむ学生
建築学科2年生フィールドワーク:2007年4月14日(土)安心コミュニティプラザ見学
安心コミュニティプラザ  トラス構造についての説明の様子
 本学のクラブハウスが木造で建設されることになり、本学科の学生がその部材加工や組み立てに参加する予定です。クラブハウスの建設と並行して、建築設計演習Iでは、同じ敷地に木造のクラブハウスを設計する課題に取り組んでいます。これらに関連して、木造の構法や表現手法を学ぶためのフィールドワークを行いました。始めに課題の敷地調査を行い、さらに参考作品として、木造の軸組が意匠に活かされている3つの建築物「白鹿記念酒造博物館 酒造館」「日本キリスト改革派 芦屋教会」「安心コミュニティプラザ 風の家」を見学しました。

 課題敷地では、実測やスケッチを行い、敷地の大きさや周辺環境を体感しました。次に訪れた古い酒蔵を改修した「白鹿記念酒造博物館 酒造館」では、館長補佐の松田氏から館の沿革などについて、また改修工事を手掛けた大林組設計部長の海野氏から耐震補強方法や保存改修の意義などについて説明がありました。さらに、伝統的な木造軸組を見学し、スケッチをすることで、架構形式や木造の部材名称などを学びました。「日本キリスト改革派 芦屋教会」では、牧師の西田氏から教会の沿革や、建設の経緯などについて説明をいただいた後、木造トラス構造やトップライトからの光を意匠的に活かした建築空間を見学、スケッチしました。「安心コミュニティプラザ 風の家」では、西洋のトラス構造と日本の伝統的な貫構造を組み合わせた木造小屋組を意匠的に活かした建築空間を見学、スケッチしました。

 スケッチに説明を書き入れ、レポートとして当日中に提出します。レポートは、学生が自由に閲覧できるよう、講評室に掲示されます。

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