武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第12回
 「積水ハウス納得工房、国立国会図書館関西館」見学
平成21年1月10日(土)
担当:大井准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
屋外でダブルスキンの説明を聞く
 建築計画IIIの授業に関連して積水ハウス納得工房で装具を用い障害者、高齢者の疑似体験を通して福祉環境への理解を深めました。また今後住宅を計画する上でも参考となる住宅設備も見学できました。授業でも福祉環境整備の重要さを認識している学生たちは熱心にメモを取っていました。
 次に国立国会図書館関西館では外装全面を覆う特徴的なダブルスキンや、地下閲覧室に柔らかく自然光を取り入れるために設けられたのこぎり屋根などの説明を聞きました。さらにエントランスホール、閲覧室、屋上庭園に面したカフェテリアなど、外観の無機的な表情とは一転した、雑木林の中庭に面して漆喰や大理石の変化に富んだ表情が見られる内部空間を体験しました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第10回
 「関西電力本店ビル、はぴeライフキューブ」見学
平成20年12月17日(水)
担当:芳村惠司先生((社)大阪ESCO協会理事・事務局長)、杉浦講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
関西電力本店ビル 概要説明ビデオの鑑賞
関西電力本店ビル 窓まわりの省エネルギーの工夫について解説を受ける
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
関西電力本店ビル 巨大な風制振装置の見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
はぴeライフキューブ 二酸化炭素排出削減に貢献する電気給湯器の説明。
はぴeライフキューブ IHクッキングヒーターの仕組みの解説。
 大阪市北区の「関西電力本店ビル」および「はぴeライフキューブ」を建築設備および環境の視点から見学しました。  関西電力本店ビルでは、この建物のコンセプトや使用されている先端の建築設備・環境技術に関するビデオを鑑賞した後、関西電力土木建築室の四釜さんらの案内で、風制振装置、執務室周辺設備(エコフレーム、建物蓄熱、タスクアンドアンビエント空調、自然換気他)電化厨房、防災センターなどを見学しました。
 はぴeライフキューブでは、関西電力お客さま本部の本田裕一副部長、田中真紀副長、はぴeライフキューブの冨田和俊所長の案内で、環境負荷削減に貢献するオール電化住宅の機器や、オール電化住宅に関する実験を見学しました。  これらの見学を通して、実社会でおこなわれている環境問題への取組について認識を新たにしました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第8回
 「建築設計演習II 課題敷地:甲山の傾斜地(西宮市)」見学
平成20年11月29日(土)担当:榊原教授、杉浦講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
課題説明の様子 山と信仰、日本の自然景観の特徴、甲山の歴史や課題敷地について説明
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
北山緑化植物園内からハイキングコースを通り、甲山南西麓の北山貯水池へ向かう。時々立ち止まっては地図の等高線を見て、土地の起伏を確かめながら歩く。
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ハイキングコースを抜け、北山貯水池に到着。森の中から突然開けた美しい風景に皆、感嘆の声。
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
北山貯水池南西の敷地を調査。さまざまな表情を見せる自然景観に調和する建築の案に思いを巡らす。
北山貯水池をぐるりと回り、地図と実際の空間の関係を頭に叩き込む。
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
甲山山腹の神呪寺にある武庫川学院慰霊塔
甲山森林公園 甲山に向かって一直線の軸性を強調したシンボルゾーン
 建築設計演習IIの第3課題では、レストハウスの設計を通じて、それを建てる敷地の自然景観を、単なる自然景観から美しい「風景」に変貌させる方法を学びます。敷地は、古来神の山として西宮市周辺の人々の信仰の対象となり、現在は自然公園として憩いの場となっている標高309mの甲山の周辺にある2つの候補の中から自分の好みの場所を選択します。
 まず始めに、教室でその土地の場所性(地形・風景・気候・歴史など)と無関係に建設される近代建築の問題点、山国である日本の自然景観の特徴、日本における山と信仰との関係などについて講義を受けました。次に、地形図と写真を見ながら候補敷地の説明がありました。さらに、各自で地形図に山の尾根や谷を表すラインを記入し、甲山一帯の地形分析をおこないました。その後、甲山に場所を移し、北山緑化植物園から甲山山頂を経て甲山森林公園まで自らの足で歩き、その途中にある課題敷地や周辺の地形、眺望、歴史的背景などを読み取りました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第7回
 「鉄骨構造建物の躯体工事」見学
平成20年11月22日(土)担当:福本教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
鉄骨造躯体の状況を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
コンクリート打設前の床スラブ
鉄骨建方状況を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
揚重前の梁の接合部について説明を聞く
 大阪の南港に建設中の流通センターとして使用される階高7.0m、基準スパン10.4m×10.4m、161.6m×68.0mの平面規模を有する地上3階の鉄骨造建物を見学しました。見学に先立って、会議室で、大林組の高野所長、西川課長から、建物概要、工事概要について説明を受けました。その後、現場に入り、10.4mスパン、7mの階高のスケール感を肌で感じながら見学しました。柱と梁が、溶接、高力ボルトで接合され、大梁と小梁が高力ボルトで接合されていることを学習することができました。床はデッキプレートの上に鉄筋を並べ、コンクリートが打設されていました。また、クレーンによって鉄骨が建方されていく様子を見ることができ、機械だけでなく、「人」の手によって鉄骨が慎重に組み立てられていくことを知ることができました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第5回
 街並み環境整備、市街地再開発、土地区画整理 事例見学
平成20年11月1日(土)担当:坂倉嘉一講師(大阪府住宅供給公社理事長)、榊原教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「じないまち交流館」でボランティアガイドの長谷英男さんの説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
日本の道百選に選ばれた寺内町城之門筋を歩く
重要文化財杉山家でガイドさんの説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
北野田駅前広場で坂倉講師の説明を聞く
中百舌鳥駅前広場で坂倉講師の説明を聞く
 都市計画・デザイン論で学習する、街並み環境整備事業、市街地再開発事業、土地区画整理事業の事例見学です。 最初に「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれた富田林市富田林寺内 町を訪問し、「じないまち交流館」で「富田林寺内町ボランティアガイドの会」 の長谷英男さんから、寺内町の誕生の経緯や歴史についての説明を聞いた後 寺内町をめぐり、街並みや興正寺別院についての詳しい説明を聞きました。 重要文化財に指定された旧杉山家では、杉山家の歴史や建物についての説明 を受けました。       
 次に昨年度完成した南海北野田駅前の堺市北野田駅前A・B地区市街地再開発地区で坂倉講師の説明を受け見学駅前広場、A・B地区を見て回り、市街地再開発事業の考え方や、建設された建物の用途構成などを理解しました。
 最後に南海および地下鉄御堂筋線中百舌鳥駅前の堺市長曽根・中百舌鳥(中百舌鳥駅前)土地区画整理地区で坂倉講師の説明を聞いた後区画整理地区内をまわり、土地区画整理事業の考え方、開発構想と現実の開発状況の違いなどを学びました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第4回
 「建築設計演習II 課題2敷地(岡崎公園ほか)」見学
平成20年10月25日(土) 担当:大谷教授、榊原教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
平安神宮応天門から街並みと敷地をスケッチ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
街並みを見学し、京都国立近代美術館へ
岡崎公園を調査、スケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京都会館中庭から岡崎公園を見る
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
アサヒビール大山崎山荘美術館を見学
 建築設計演習II 課題2の敷地および街並みと参考建物を見学しました。計画敷地は歴史、文化施設が集積する京都岡崎地区の、神宮道に面し京都会館の東に隣接する「岡崎公園」です。 最初に敷地北側の平安神宮応天門付近から岡崎公園の見え方を確認、続いて平安神宮から岡崎公園、京都市美術館、府立図書館、平安神宮大鳥居を経て、京都国立近代美術館に至るさまざまな様相の街並みを歩きながら見学し、京都国立近代美術館では企画展示「アーツ&クラフト展」を鑑賞しながら、美術館の展示室の天井高や展示スペースの幅、照明方法、作品搬入口などについて学びました。京都国立近代美術館から京都市勧業館前を通り京都会館に移動、中庭から東山を背景とした岡崎公園にアプローチし、計画敷地の状況や既存樹木について調査しました。 その後バスでアサヒビール大山崎山荘美術館へ移動。周辺の豊かな緑と調和した旧館、安藤忠雄氏設計の新館と庭園を見学しました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第3回
 「吉備津神社・閑谷学校」見学
平成20年10月11日(土) 担当:榊原教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
吉備津神社参道の石段をのぼり北随神門をくぐる
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
吉備津神社本殿・拝殿
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
閑谷学校鶴鳴門に向かう
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
回廊をめぐり閑谷学校講堂を見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
花頭窓から閑谷学校講堂内部を見る
 初めて岡山県を訪問し、県下の2つの国宝建築を見学しました。 最初に岡山市にある備中の一宮である吉備津神社を訪問。参道石段をのぼり重要文化財の北随神門をくぐったところにある国宝建築の本殿・拝殿は、「比翼入母屋造」という入母屋造を前後に連結した特異な檜皮葺の屋根構造をもつ、優美な意匠の神社建築です。平成16年度末より行なわれていた、檜皮葺屋根の葺き替え工事が9月に完成したばかりで、秋晴れの空に映える美しい姿を思い思いにスケッチしました。
  続いて備前市にある備前藩主池田光政によって開設された世界最古の庶民学校といわれる閑谷学校を訪問。(財)特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会の日下一功さんから重要文化財である鶴鳴門、閑谷神社、石塀や聳え立つ2本の楷の木についての説明を受けた後、国宝建築である講堂の、備前焼の瓦で葺かれた入母屋造りの屋根、連続する花頭窓、黒光りした拭漆の床などについて説明を受け、回廊を廻り見学しました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第2回
 「浄瑠璃寺・室生寺」見学
平成20年10月4日(土) 担当:大谷教授、杉浦講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
浄瑠璃寺 本堂
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
浄瑠璃寺 三重塔から浄土式庭園と本堂を臨む
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
室生寺 金堂
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
室生寺 五重塔
室生寺 奥の院御影堂
建築設計演習IIの課題「祈りや癒しの空間」の参考事例として、浄瑠璃寺と室生寺を見学しました。  浄瑠璃寺は、奈良県境に近い、京都府木津川市にある真言律宗の寺院です。池を中心とした浄土式庭園と、平安末期の本堂および三重塔が残り、平安朝寺院の雰囲気を今に伝えています。西に九体の阿弥陀如来を安置する本堂、東に薬師如来を安置する三重塔を配し、浄土式庭園の此岸と彼岸が表現された伽藍を見学し、スケッチしました。  室生寺は、奈良盆地の東方、三重県境に近い室生の地にある山岳寺院であり、宇陀川の支流室生川の北岸にある室生山の山麓から中腹に堂塔が散在しているのが特徴です。見学では、山岳寺院特有の、石段を上がるごとに次の堂宇が現れる空間構成を体験し、逓減率の低い五重の塔の視覚的効果などをスケッチし確認しました。
■H20年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第1回
 「建築設計演習II 課題1敷地:大文字山」見学
平成20年9月12日(金) 担当:榊原教授、天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京都御所より大文字を望む
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
鴨川デルタ付近より大文字を望む
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
大文字の御堂付近より北山方面を望む
建築設計演習IIの課題1「祈りや癒しの空間」と関連して、課題の敷地である大文字山の見学を行いました。最初に京都御所・鴨川デルタ・京大農学分付近から銀閣寺道にかけての道において、それぞれの地点で大文字の遠望を確認し、写真撮影およびスケッチを行いました。次に銀閣寺の横の道より大文字山に登り、敷地の状況、大文字から京都市内の眺望、既存の御堂の寸法などを確認し写真撮影およびスケッチを行いました。その後は、京都市内の庭園を特別拝観し、自然の中に人工物を配置して庭園と自然を一体化させる手法を学習しました。
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