武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第12回新着
 「伊勢神宮 」見学 
平成21年12月19日(土)担当:榊原教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
外宮神楽殿を見学 外宮御正殿に向かう
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
外宮第一鳥居口で記念撮影 架けかえられたばかりの宇治橋を渡る
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
内宮手水舎で心身を清める
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
別宮風日祈宮をスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
西村神宮技師より忌火屋殿の説明を受ける 内宮御正殿に向かう
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
御稲御倉の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 平成25年の第62回式年遷宮に向けた造営工事などが本格化しつつある、伊勢神宮を訪問しました。例年通りまず豐受大神宮(外宮)を訪問、手水舎で心身を清めて外宮御正殿へ向かい外玉垣南御門内にて参拝、板塀で囲われた新御敷地を見学した後神楽殿で御神楽の奉奏を体験しました。その後バスで皇大神宮(内宮)に移動し、西村勝典神宮技師(神宮司廳 営繕部営繕課長、神宮式年造営廳 造営課長)から内宮および11月に渡始式を終えたばかりの宇治橋について説明を受け、宇治橋を渡り手水舎で心身を清めた後、五十鈴川御手洗場を経て風日祈宮御橋を渡り、別宮風日祈宮を見学しスケッチを行いました。その後忌火屋殿、御贄調舎を見学して内宮御正殿へ向かい外玉垣南御門内にて参拝、引き続き御稲御倉、神楽殿、御厩などを見学した後宇治橋へ戻り、無事伊勢神宮の訪問を終えました。
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第8回
 「追手門学院大学将軍山会館、清荒神 史料館、
  東洋食品工業短期大学新体育館、
  灘浜スポーツガーデンクラブハウス 」見学 
平成21年11月14日(金)担当:大井准教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
追手門学院大学将軍山会館 内部から中庭を臨む 清荒神清澄寺史料館とスケッチをする学生たち
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
東洋食品工業短期大学新体育館の外観見学の様子
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
灘浜スポーツガーデン 材料や施工について説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 今回は今月末から始まる「小規模空間の設計」の参考建物を4箇所見学しました。 一つ目の見学場所である追手門学院大学将軍山会館では同大学の宮本研究員と設計者の久武氏(竹中工務店設計部)から説明をうかがいました。敷地奥の緑を借景とし、壁と建物でとり囲むように中庭を設けています。その中庭と内部空間のカフェとを仕切るガラススクリーンを開放すると内部と外部が一体となった、水盤から流れ出る水音も心地よい癒しの空間を体験しました。 次に清荒神清澄寺の史料館を訪れ、瓦、ガラススクリーンといった材料そのものの素地を生かした実例として見学しました。 三番目には東洋食品工業短期大学新体育館を訪問し、四周が開放され周辺の庭園との連続性が感じられるアリーナを見学しました。設計者の久武氏より、敷地を読み取る→建物条件の抽出→コンセプトの設定という設計の手順をご説明いただいた上で、面で構成される空間は箱のように完結せずどこまでも続いていくイメージがあるといった設計の基本となるお話もしていただきました。 最後に灘浜スポーツゾーンでは設計者の垣田氏(竹中工務店設計部)から材料の種類や構成要素を最小限に絞ることで緊張感のある空間が生まれることをご説明いただきました。学生たちからは材料や平面計画についての質問などがでて、そのたびに丁寧なご回答をいただきました。 いずれの見学場所でも学生たちは熱心にメモを取ったり、スケッチをしたりと、間もなく始まるはじめての建物設計の課題への期待が感じられるフィールドワークでした。
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第7回
 「大阪市立鶴見スポーツセンター(旧国際展示水の館)」
 「大阪市立環境学習センター 生き生き地球館(旧国際展示陳列館」見学 
平成21年11月6日(金)担当:萬田准教授
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
大阪市立鶴見スポーツセンター 見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
引張材と圧縮材による構造の解説を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
大阪市立環境学習センター生き生き地球館 見学 建物の内部空間をスケッチする
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 鶴見緑地公園内にある「大阪市立鶴見スポーツセンター」および「大阪市立環境学習センター 生き生き地球館」を見学しました。双方とも1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」のパビリオンとして建設されたものであり、日本を代表する建築家である磯崎新氏による設計です。大阪市立鶴見スポーツセンターは当時は「国際展示水の館」というパビリオンであり、4つの円形の屋根で覆われた大きな空間が特徴です。現在は市民に開放されたスポーツ施設となっていて、卓球やバドミントンが楽しめます。大阪市立環境学習センターは当時は「国際展示陳列館」というパビリオンであり、現在は環境をテーマとしたミュージアムとして、様々な環境問題をとり扱っています。 今回の見学のテーマは構造であり、大阪市立鶴見スポーツセンターでは、空間表現演習「引張と圧縮」の参考事例として、引張材と圧縮材を使い分けた空間の構成を学び、大阪市立環境学習センター」では、メガストラクチュアにより、豪快に跳ねだしたキャンティレバーの構造を見学しました。また大阪市立環境学習センターでは、環境に関する展示も興味深く見学することができました。
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第5回
 「なにわの海の時空館」見学 
平成21年10月17日(土)担当:福本教授
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
なにわの海の時空館 ドーム全景
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
会議室にてPPTよる建物概要説明を聴く 海中道を経てドームに向かう
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ドーム内見学 DPG工法によるガラス面とスケッチする学生
 大阪港の誕生から現在に至るまでを展示説明した博物館「なにわの時空館」(ガラスドーム)を見学しました。まず、会議室にて、設計者の一員として参画された東畑建築事務所の岡本茂氏より、建物の建築計画、構造計画、設備計画、防災計画などについてPPTと配布資料に基づいて説明を受けました。同時に、ガラスの外皮を建物に使用するためには、日射などに対する様々な配慮が必要なことを知ることができました。海中道を経て博物館棟に入り、直径70mのガラスで覆われた空間を体験しました。ガラスドームがラチスシェル、リングビーム、張弦梁からなるキャップの3つの部位から構成されていること、ラチスシェル部分の外装は日射制御のためパンチングメタルを挟んだ合わせガラスでできていること、直径70mの大空間の空調計画の一つとして採用された床吹出し空調、放水型スプリンクラー、ガラスドームの外部に沿って配置されたクリーニング装置などについてもその場で確認しながら学習することができました。また、館内に展示されている菱垣廻船の耐震安全性確保のために、船の支持部に免震構造が採用されていることなども興味深い内容でした。
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第4回新着
 「智積院庭園、三十三間堂、南禅寺」見学 
平成21年10月10日(土)担当:柳沢准教授
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
智積院庭園をスケッチする
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
三十三間堂 「一点透視」の空間構成 南禅寺方丈庭園 「層構造」「借景」の空間構成
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
南禅院庭園 鶴島をのぞむ 水路閣をスケッチする
 最初に智積院を訪問しました。長谷川等伯一派の国宝障壁画を見学したのち、庭園を訪れました。池の水が縁側の下に廻りこんでいる「此岸なし」の構成で、正面の築山には中国の廬山を模したといわれる滝と石橋が見られます。書院内や縁側に座りスケッチをすることで、その空間の素晴らしさを体験しました。
 次に三十三間堂を訪れました。内部は国宝千手観音坐像を中心として、千体の千手観音立像が並びます。日本の伝統的な「正面性」「多視点」の構成です。一方外部は、江戸時代の『通し矢』で有名で、円山応挙の絵画などではその空間は「一点透視」で描かれます。それらを順次見学することで、この二つの空間の見方の違いについてここでは学びました。
 三番目の訪問先として南禅寺を訪れました。方丈庭園は、江戸初期の枯山水の庭です。ここでは手前から奥に向かって、白砂、石・植栽、塀、屋根、山という構成要素が積み上がる「層構造」の空間の見方を学びました。また塀の外にある屋根や山を自分の庭の構成要素として取り込む、日本の伝統的な「借景」の技法についても学びました。最後に南禅院と水路閣を訪問しました。鎌倉時代の遺構である前者と明治時代の建造物である後者が隣接して存在しています。まず南禅院の庭園を見学しました。その後水路閣の周辺で時間をとり、秋晴れのすがすがしさの下でスケッチを行い、京都を代表するそれらの空間をじっくりと味わいました。
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第3回
 「司馬遼太郎記念館、近つ飛鳥博物館、狭山池博物」見学 
平成21年10月3日(土)担当:杉浦講師
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
司馬遼太郎記念館 アプローチ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
近つ飛鳥博物館 アプローチ 大階段がそのまま屋根になっている博物館の姿が徐々に見えてくる
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
近つ飛鳥博物館 アプローチ スロープ両側にそびえ立った壁が非日常の世界へと誘う 近つ飛鳥博物館 鉄筋コンクリート打ち放し仕上げの施工方法について説明
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
狭山池博物館 壁面を滝が流れ落ちるダイナミックな水庭
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
狭山池博物館
エントランス前の円形広場 丸く切り取られた青空
狭山池博物館
狭山池の堤の断面を展示している館内
 日本を代表する建築家の1人である安藤忠雄が設計した3つの建築作品を見学しました。
  司馬遼太郎記念館は、作家 司馬遼太郎の業績を伝えるために、彼が長年住み続けた自邸と、その隣に建てられた安藤忠雄設計による新館からなる記念館です。コンクリート打ち放しを主体とした素材、幾何学をもちいた空間構成といった、安藤忠雄の建築作品の特徴について理解を深めました。
  近つ飛鳥博物館は、近つ飛鳥風土記の丘にある人文科学系博物館です。円弧状の壁に沿って歩くと徐々に堂々とした博物館の姿が見えてくるアプローチや丘の地形に沿った階段状の屋上広場などのダイナミックな空間構成、明るさをおさえた展示室や光が降り注ぐ吹き抜け空間などの光と影が織りなす豊かな空間を体験しました。また、コンクリート打ち放し仕上げの施工方法についても学びました。
 狭山池博物館は、日本最古のダム式ため池として建造された狭山池に隣接した、土地開発史専門の博物館です。古代から現代に至る狭山池の堤の改修の跡を土木遺産として保存し、公開することを目的としています。大掛かりな滝面をもつ水庭、円形の空庭といった、近つ飛鳥博物館とはまた違った、ダイナミックな空間構成を体験しました。
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第2回
 「なみはやドーム」見学 
平成21年9月19日(土)担当:三宗司郎先生、福本教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
三宗先生からなみはやドームのご説明を受ける ガラスのファサードについて学ぶ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
エントランスの構成について学ぶ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
メーンアリーナの屋根の立体トラスについて学ぶ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
三宗先生からサブプールについてのご説明を受ける
 1996年、大阪府門真市に建設され、1997年のなみはや国体のメーン会場として使用された大阪府立門真スポーツセンター(通称なみはやドーム)を見学しました。夏季はプール、冬季はアイススケートリンクとしても使用されるスポーツ、興行施設であり、メーンアリーナのほか、サブアリーナ、サブプールを有しています。当時、昭和設計の常務取締役として、なみはやドームの設計に従事された三宗先生から、建物の設計コンセプト、建物概要、プッシュアップ工法などについてご説明を受け、さらに、建設記録DVDから「プッシュアップ工法」を中心とする施工プロセスを学ぶことができました。メーンアリーナ、サブプール、エントランスと外観の順に施設を見学し、大空間を構成する立体トラス構造、エントランスの構成について理解を深めることができました。また、建築家とエンジニアとの協働作業のすばらしさ、設計の面白さについての三宗先生のお話も強く印象に残りました。
■H21年度後期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第1回
 「関西国際空港旅客ターミナルビル」見学 
平成21年9月14日(土)担当:福本教授
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
国際線出発ロビーの屋根トラスとオープンダクト
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
国際線出発ロビーの照明設備
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
国際線到着ロビー1階の構成
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
2期島が眺められる展示室での説明
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
不同沈下対策として導入されたジャッキアップシステム
 本旅客ターミナルビルは、1986年に始まった基本構想以来、国際コンペを経て、レンゾピアノビルディングワークショップ+パリ空港公団+日建設計+日本空港コンサルタンツの国際設計企業体によって実施設計された全長約1.7kmと言う長大な建物です。本建物の実施設計・現場監理に従事された日建設計の多賀副代表他から建物概要、構造概要について当時の苦労話も交えてご説明いただきました。その後、4階の国際線の出発ロビーから見学を始め、構造体がそのままデザイン要素となっている3次元曲線を描く逆三角形断面のワーレントラス(ライズ10m)、MTBの妻面を構成している弓状のメンバー(フランス製)と熱線吸収強化合わせガラス(ベルギー製)で構成されているエンドウォール、屋根トラスに吊り下げられたオープンダクト、様々な工夫がなされた照明器具、1階のキャニオンの構成などを見学しました。その後、2期島が見える展示施設で、空港島建設を可能にした技術、空港島全体の配置を学ぶことができました。最後に、施工時、竣工後の地盤の不同沈下による建物の傾斜などの不具合への対策として導入された柱下部のジャッキアップシステムを見学し、ジャッキアップに対応できるように工夫された壁、扉の形状も合わせて学習することができました。
>>建築学科TOPページ
Copyright 2005-2009 Mukogawa Mowen's University.All rights reserved.
当サイトに掲載されている文章・画像の無断転載を禁じます。