武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
(最終更新 2009/8/24)
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第15回
 「総合地球環境学研究所、京セラ本社ビル太陽光発電システム」見学  
平成21年8月4日(土)担当:榊原教授、芳村先生
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
関野准教授より総合地球環境学研究所の概要説明 総合地球環境学研究所の環境配慮計画の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
研究者の交流の場となる地球研本館の中庭 総合地球環境学研究所の環境配慮計画についての質疑応答
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
地球研ハウスを見学
 環境への配慮を行なっている建築物の見学を通じて、環境配慮型建築の概念、知識や高度な技術・技能を具体的に理解し、身体で感じとる。そして環境負荷低減のための新エネルギー技術について学ぶことを目的としたフィールドワークです。
 最初に、人間と自然との多様な関係の解明のため、理系・文系など既成の分野を超えた総合的な学問の基盤形成を目指し研究を行っている総合地球環境学研究所を訪問しました。「地球研本館」講演室で、総合地球環境学研究所 管理部財務課施設の西川知延マネジメント係長の進行により、同研究所 関野 樹准教授から研究所の概要を、環境設備設計担当の(株)日建設計設備PM室 梅村俊輔主管から建物の環境配慮計画について説明を受けました。続いて日建設計梅村主管と施工を担当した西松建設(株)関西支店総務部の横田哲男課長代理および営業部の佐藤尚宏主任の案内で地球研本館を見学しました。説明と見学を通じて、研究者同士の交流を醸成する計画(回遊動線、中庭)や、谷筋の冷気流を効果的に取り込む自動自然換気システム、天窓からの自然採光、照明の自動調光システム、ロングライフで味わいのある外装材(焼杉板、瓦、煉瓦)などについて学びました。 最後に本館同様に中庭を囲むよう計画された、宿泊を主とした別棟の「地球研ハウス」を見学しました。
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京セラ本社プレゼンテーションルームで太陽光発電の説明を聞く
太陽光発電パネルのサンプルを見る
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
太陽光発電システムの展示コーナーで説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京セラ本社ビル壁面に設置された1,392枚の太陽電池モジュールを見学
 次に太陽光発電に積極的に取り組んでいる京セラ本社ビルを訪問、プレゼンテーションルームで、京セラ広報室広報管理課の井上敬司副責任者より京セラの企業概要および太陽光発電パネルの説明を受け、質疑応答の後太陽光発電システムの展示コーナーを見学し、太陽光発電パネルや発電のしくみについて理解しました。最後に本社ビルの南側壁面に1,392枚、屋上に504枚の太陽電池モジュールを設置し、一棟の高層ビルの垂直壁面に設置されたものとしては世界最大級の出力規模を誇る、太陽光発電装置を見学しました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第14回
 「京都市本能特別養養護老人ホーム、
  京都市立堀川高等学校本能学舎ほか」見学  
平成21年7月18日(土)担当:榊原教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
本能複合施設について、安井建築設計事務所 
寺岡部長の説明を聞く

京都市本能特別養護老人ホームのケアユニットを
見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
本能ギャラリーで、安井建築設計事務所 
森設計主事の説明を聞く

京都芸術センターの説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京都国際マンガミュージアムの吹き抜け部を見学
新風館(旧京都中央電話局)を見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京都文化博物館(旧日本銀行京都支店)中庭を見学
三条通りの建物群を見学
 建築計画IIと関連した少子高齢化や社会ニーズの変化に対する建築物の対応(建替え、再利用など)について学ぶフィールドワークです。
 最初に京都市の中心部の職住共存地区内に位置する、旧本能小学校の跡地利用により建替えられた、特別養護老人ホーム、高等学校学舎、地域交流施設などの複合施設を見学しました。設計者である安井建築設計事務所設計部 寺岡 宏治 部長より建替えの経緯と機能の異なる複合施設のボリュームを分節配置し地域のスケールになじませた工夫や、各施設をつなぐ空間として組み込まれた「辻子」についての説明を受けた後、京都市本能特別養護老人ホーム 浦川良太郎主任生活相談員のご案内、寺岡 宏治部長と安井建築設計事務所設計部 森 雅章設計主事のご説明により、京都市本能特別養護老人ホームを見学、その後本能ギャラリー、地域交流施設を見学し、複合施設と街づくりとの関わりなどについて学びました。
 次に京都の中心部に位置する旧明倫小学校の保存再生利用施設である「京都芸術センター」と、旧龍池小学校の保存再生、増改築による「京都国際マンガミュージアム」を見学し、保存再生による建物利用について学びました。
 最後に三条通り界隈を歩き、さまざまな保存再生手法により今も利用されているかつての近代建築や、特色ある界隈景観形成に貢献している建物群を見学しました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第12回
 「草の実保育園、南越養護学校ほか」見学  
平成21年7月4日(土)担当:榊原教授、柳沢准教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
草の実保育園 雁行屋根が連なる風景
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
草の実保育園 遊戯室のトラス小屋組みを見学
草の実保育園 廊下の雁行部分の小屋組みを見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
真宗寺客殿廊下 内外をつなぐ中間領域の空間を体感  
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
真宗寺門徒会館 内観
さまざまな視点から雁行する真宗寺をスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
南越養護学校 子嵐校長の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
南越養護学校 遊戯室の小屋組
南越養護学校 教室と専用庭の関係 
 建築設計演習Iの第3課題、雁行構成の木造幼稚園計画の参考建物として、岡崎学科長が設計に携わられた福井の雁行建築を見学しました。
 最初に草の実保育園と真宗寺を見学。佐々木照誠真宗寺住職・草の実保育園園長よりご挨拶を頂いたあと、遊戯室の木造トラスによる小屋組、雁行形に折れ曲がる保育室と廊下まわり、そして雁行屋根の重なりなどを見学しました。
 続いて真宗寺を本堂、門徒会館、客殿の順に見学し、門徒会館の宗教的な空間演出、柱の通りからはずして設けられた客殿回廊のガラススクリーンを介した内外空間のつながり、回廊から見た雁行屋根の重なり、そして草の実保育園と真宗寺の両方の雁行屋根によって囲まれた空間などを体感しました。
 続いて福井県立南越養護学校を見学。子嵐恵子校長から学校の概要についての説明を頂いた後、河合勝清教頭の案内、設計に参画した柳沢和彦准教授の説明を受け校舎全体を見学しました。課題である幼稚園の保育室の小屋組のモデルとしている頬杖方式の架構を持つ教室、雁行する廊下部分の小屋組、教室、テラスと専用庭のつながり、外構計画、雁行屋根の重なりなどを理解し、最後に宿泊棟を見学しました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第11回
 「二条城二之丸御殿、南禅寺金地院」見学  
平成21年6月27日(土)担当:杉浦講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
二条城二之丸御殿 建築研究協会の井上氏による解説
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
二条城二之丸御殿 手前の軒先の奥に向こうの軒先が幾重にも重なって見える雁行形の建物特有の美しい風景
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
二条城 本丸庭園 散策の様子
 建築設計演習Iでは、木造による設計を集中して学びます。6月26日からスタートする第3課題では、木造の設計演習の総仕上げとして、傾斜屋根が雁行形に連続する幼稚園を設計します。その参考事例として、同様に雁行形屋根を持つ二条城二之丸御殿を見学しました。はじめに二之丸御殿の車寄せ前で財団法人建築研究協会の井上氏から、二条城の歴史や規模、屋根形状の特徴などについて説明をいただきました。その後、二の丸御殿内部を見学。続いて、小堀遠州好みの二の丸庭園、および本丸庭園を散策。二の丸庭園では、幼稚園の課題と関連させて、雁行形の屋根と縁側、壁面から構成される風景の美しさ、庭園に作られた理想の地形について説明を受けました。
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
金地院 庭園見学の様子
金地院 庭園スケッチの様子
 次に、南禅寺の塔頭のひとつ金地院を訪れ、小堀遠州好みの庭園と茶室「八窓席」、長谷川等伯や狩野派絵師による襖絵を見学。金地院の案内係の方から、八窓席の特徴である、明るい空間、武家流の好みを意識したにじり口の配置などについて説明をいただきました。また、杉浦講師より、千利休、古田織部、小堀遠州の三大茶人の関係やそれぞれの「好み」の特徴や、庭園に配された鶴島や亀島に象徴される当時の理想郷のイメージなどについて説明がありました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第10回
 「竹中大工道具館、
  神戸メリケンパークオリエンタルホテルアクアホール」見学  
平成21年6月20日(土)担当:榊原教授、柳沢准教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
竹中大工道具館北村智則技能員の鉋削りの技を見る
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
槍鉋に挑戦
竹中大工道具館西山研究員の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
竹中大工道具館植村研究員より道具類の説明を受ける
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
竹中工務店國本主任よりアクアホールの説明を受ける(ガラスは不透明)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
オリエンタルホテル松下広報担当部長の操作により瞬時に透明になったガラスに歓声
アクアホールの外観をスケッチ
 竹中工務店が伝承してきた匠の技と心、および最近の設計施工作品の見学 を目的としたフィールドワークです。
 今年リニューアルオープンした竹中大工道具館では、西山マルセーロ研究員より竹中大工道具館の概要説明を受けた後、竹中大工道具館の紹介ビデオを鑑賞しました。その後鉋削り体験と館内見学の2班にわかれ、鉋削り体験では法隆寺宮大工の故西岡常一棟梁の孫弟子にあたる北村智則技能員やボランティアスタッフの鉋削りの技を見学し、和鉋と中国やドイツの鉋の違い、鉋の種類による削られ方の違いや木の香の違いを学んだ後、全員が平鉋、槍鉋、ドイツ鉋による鉋削りを実体験しました。館内見学では道具の歴史、木と匠の道具、道具と鍛冶などリニューアルされた常設展示を、西山マルセーロ研究員、植村昌子研究員の説明を受け見て回り、匠の技と心に触れました。
 結婚式場として人気の高い、神戸メリケンパークオリエンタルホテルでは、オリエンタルホテルの松下麻里広報担当部長にご案内いただき、設計担当の竹中工務店大阪本店設計部第1設計部門の國本暁彦主任の説明によりアクアホールを見学し、透明感のあるチャペルを構成するダブルスキンと式を演出する瞬間調光ガラス、LEDにより照らし出されるバージンロードと上部のトップライト、構造体であるコンクリート打放し壁と長さ14mのPC版屋根スラブ、建物周囲の水盤とミスト状噴水などについて学びました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第9回
 「古民家再生工事現場と今井町の町並み」見学  
平成21年6月13日(土)担当:大井准教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
民家再生の現場見学の様子
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
民家再生現場付近の札の辻を見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
今井町のまちなみを見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 奈良県宇陀市榛原の古民家再生現場を訪問しました。現場は壁や床が取り払われ、木構造があらわしとなっているため、現在設計演習で木造の設計に取り組んでいる学生たちにとっては非常に参考になりました。また足元が腐朽した柱の扱いや構造補強など既存の建物に新たに手を加える設計手法を建築家の藤岡龍介先生より説明していただきました。現場付近は札の辻という昔の伊勢街道の趣を感じさせる町並みもあり見学しました。
 更に重要伝統的建造物郡保存地区である橿原市の今井町に立ち寄り、町の概要と歴史の説明をガイドの方からうかがったのち、地域を見学しました。町の中心的存在である称念寺、八つ棟造りの今西家、豊田家などの外観見学、旧米谷家の内部の見学後、街並や気に入った町家を思い思いにスケッチしました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第7回
 「TOTO大阪ショールーム」見学  
平成21年5月30日(土)担当:大井准教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ショールームでキッチンの説明を聞く
テクニカルセンターで便器について説明を受ける
 建築設計演習Iの課題2「均質空間と空間の多義性・基本的行為と空間」で設計するのは「両親の家」です。その参考として、最新の住宅設備を見学しました。設計課題の最重要テーマである住居での個々の基本行為とそのための空間寸法や形の修得のために、学生たちは住宅設備機器のサイズやそれら設備を使いこなすための周辺に必要な寸法などについて担当者からお話をうかがったり、気になる寸法を実測するなどして調査しました。特に現在の検討案に類似したキッチンや脱衣室と浴室の関係などを見つけると担当の方に質問をするなど設計で必要な情報の収集をしました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第6回
 「木造住宅モデルハウス・施工現場」見学  
平成21年5月16日(土)担当:榊原教授、大井准教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「坂道のまちの邸宅」の軸組、小屋組の説明を聞く
「坂道のまちの邸宅」の基礎、土台周りを確認
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「やわらかな光が降り注ぐ家」の小屋組、造作の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「やわらかな光が降り注ぐ家」の外壁仕上の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「木心の家 南山モデルハウス」の藤井部長の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「木心の家 南山モデルハウス」を見学
 建築設計演習 I 課題2の参考建物として、兵庫県加東市に本社のある株式会社  平尾工務店の2つの木造住宅施工現場と木造住宅モデルハウスとを見学しました。最初に今週上棟したばかりの宝塚市にある「坂道のまちの邸宅」(設計:坪井建築設計事務所、施工:株式会社 平尾工務店)の施工現場では、平尾工務店建築部 来住卓哉主任と大工の共田昌仁さんの説明を受けて見学し、基礎、土台、軸組、小屋組などについて学びました。次の4月上旬に上棟して現在造作工事真最中の篠山市にある「やわらかな光が降り注ぐ家」の施工現場では、平尾工務店建築部 吉村 大主任の説明を受け見学し、軸組、小屋組、屋根仕舞、内外壁の仕舞、造作などについて学びました。最後に訪問した加東市にある木造、2階建の「木心の家 南山モデルハウス」では、平尾工務店 住宅営業部 藤井悦雄部長および藤井 学さんの説明を受け見学し、軸組、小屋組、屋根仕上げ、自然素材の仕上材、断熱方法と断熱材などについて学びました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第5回
 「遠藤照明本社ショールーム、小野市うるおい交流館「エクラ」、
  神戸夙川学院大学」見学  
平成21年5月9日(土)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
遠藤照明小丸課長の説明を聞く
遠藤照明光体感エリアで照明の心理効果を体感
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「エクラ」ハートフルサロンの照明計画の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
エクラホール照明計画の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
海沿いのプロムナードの照明計画の説明を聞く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
神戸夙川学院大学校舎の照明計画の説明を聞く
 講義で学ぶ「光」や「照明」を実際の建築空間で体感し理解するため、3つの建物を見学しました。
 最初に訪れた遠藤照明本社ショールーム(設計:昭和設計、施工:竹中工務店)では、遠藤照明大阪建築環境ソリューション課の小丸昭弘課長より食品売場照明計画のプレゼンテーションの説明を受け、その後小丸課長、同ショールームの木戸麻美子さん、及び松本非常勤講師(有限会社スタイルマテック・松本設計室代表取締役)の説明により、光体感エリア、光ボックスエリア及び照明展示エリアを見学、体験しました。
 次に小野市うるおい交流館「エクラ」(設計:佐藤総合計画、施工:鴻池組他)を訪れ、NPO法人 北播磨市民活動支援センター事務局の筧 雅雄次長に案内していただき、松本非常勤講師の説明によりエクラホール、ホワイエ、多目的吹き抜け空間のハートフルサロン、やすらぎ広場などを見学しました。
 最後にポートアイランドの神戸夙川学院大学(設計・施工:竹中工務店)を訪問し、神戸夙川学院大学総務・経理課の大坪哲郎課長に案内していただき、松本非常勤講師の説明により船をイメージした校舎の共用空間と主要諸室を見学し、あわせて大学に隣接した、文教地区全体をつなぐ海沿いのプロムナードの照明を見学しました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第4回
 「ビーンズドーム」見学  
平成21年5月2日(土)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ビーンズドーム 外観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ビーンズドーム 内観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
屋根の構造について説明
 兵庫県立三木総合防災公園内にある「ビーンズドーム」を見学しました。大地震等の災害時には救援活動の拠点となるように計画された建築であり、平時は国際試合も開催可能な屋内テニス競技場として利用されています。本格的なハードコートが揃い、トップクラスのプロ選手もよく練習に訪れるそうです。設計は、関西を拠点に活躍中の建築家である遠藤秀平氏により行われ、システムトラスによって構成された100mを超える大スパンの屋根、地球環境を配慮した緑化された外壁等、とても見所の多い建築です。学生は、デザイン、構造、環境と様々な観点より建物を見学することができました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第3回
 「大徳寺高桐院・詩仙堂・円通寺」見学  
平成21年4月25日(土)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
高桐院のアプローチの体験
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
高桐院の庭園をスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
詩仙堂のアプローチを体験
詩仙堂の庭園をスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
円通寺の庭園を見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 「建築計画II」の講義と関連して大徳寺高桐院、詩仙堂を、引き続き円通寺を見学しました。 大徳寺の塔頭のひとつ高桐院では、まず樹木の間の石畳のアプローチを体験しました。このアプローチは、正面にアイストップを配し、屈曲して、遮蔽縁によって奥の風景が隠され、訪れる人の気持ちを高揚させる効果が演出されています。次に屋内に入り、各自が屋内から庭の風景などをスケッチしました。あいにくの雨でしたが、内部空間から眺める庭の新緑はぬれて鮮やかでした。
 詩仙堂では、まず参道において、垂直、水平な遮蔽縁によって分節化された空間を体験しました。次に屋内に入り、詩仙堂の由来その他について説明を受けた後、書院、広縁、さらには庭園の白砂、刈り込まれた植栽、遠景と幾層にも異なる重なり合った空間を見学、スケッチしました。屋内から眺める雨の庭園は、ぬれた新緑がまぶしいほどでした。門の外から回って庭も見学しました。
 円通寺では、円通寺の歴史や、庭園の特徴などについて説明を受けました。前面の近景の潅木、枯山水、杉木立、垣根と何層ものレイヤーを重ねたような、外部空間までをも取り込んだ借景の庭を見学しました。天気が悪く比叡山を眺めることはできませんでしたが、庭の石は紀州から運ばれた海の石なので雨にぬれて本来の色が出ること、ぬれた緑の美しさから、雨の日が最も美しい庭とのことです。円通寺の東側では竹林が失われ住宅開発が進んでいますが、住職からは、電柱を隠すように木を植えたり、静寂な環境を守るため塀をめぐらしたりといった努力を重ねているとの説明を受け、学生の質問にも気軽に答えてくださりました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第2回
 「古民家再生現場、完成事例、重伝建地区、新築牛舎見学」見学  
平成21年4月18日(土)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「二階町の町家」改修工事の見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
重要伝統建築物群保存地区河原町の妻入商家群
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
カフェギャラリー「恵山」の見学
重要伝統建築物群保存地区御徒士町の武家屋敷
(旧安間家住宅前)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
木造牛舎の見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 「建築設計演習I」第1課題「クラブハウス」の参考事例として、篠山市で古民家再生の現場、完成事例、重伝建地区、新築牛舎見学を行いました。
 まず、昭和初期の町家で、現在ボランティアの方たちによって改修中の、二階町の町家を見学しました。今年の秋に完成予定で、完成後はギャラリーになるとのことです。才本建築設計事務所の才本謙二氏から伝統的な構法の特徴、材木や塗壁といった材料の特徴、現行の建築基準法に適合した改修などについて説明いただきました。
 昼食後は、武家屋敷群が残っている重要伝統建築物群保存地区である御徒士町を見学しました。才本氏から、町の歴史や、塀が自主的にセットバックしている街並み、茅葺の屋根などについて説明いただいた後、旧安間家住宅前でスケッチの時間をとりました。
 その後、廃屋寸前になっていた江戸期の町家をカフェギャラリーとして再生した「恵山」を見学し、才本氏から、写真パネルをもとに改修工事の様子などについて説明いただきました。重要伝統建築物群保存地区となっている河原町の妻入商家群を見学、丹波の町家の特徴である、妻入の街並みについても理解を深めました。
 最後に、1ヶ月前に完成したばかりの木造牛舎を見学しました。これまで見学した伝統的木構造とは対照的な、金物を駆使して建てられた木造の牛舎です。大西工務店の大西義美氏から、40cmの積雪荷重、風速30mの風荷重に耐える木構造として、新基準法における構造計算適合性判定を受けたこと、風荷重に耐えるためのさまざまな工夫について解説いただきました。
■H21年度前期 建築学科2年生 フィールドワークIIA 第1回
 「白鹿酒蔵館、箱木家住宅」見学  
平成21年4月11日(土)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
白鹿酒蔵館 外観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
白鹿酒蔵館 内部の小屋組
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
箱木家住宅 外観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
箱木家住宅 内部の小屋組
 建築設計演習IIの課題1:「木造クラブハウス」の参考事例として白鹿記念酒造博物館 酒造館と現存する日本最古の民家である箱木家(はこぎけ)住宅を見学しました。
 酒造館では大きな屋根が作り出す空間を体験。和小屋および登梁形式の小屋組や 基礎、土台、柱、桁、梁、束、母屋、垂木という木造の基本構成を目の当たりにして勉強しました。
 箱木家住宅では先史時代の竪穴住居を思わせる軒の低い大きな藁葺きの屋根の外観、その屋根の下を仕切った「おもて」「だいどこ」「なんど」の床部 分と土間によって構成される「おもて三間取」の平面構成とおだち、丸太の叉首の小屋組みによって作り出される古民家のおおらかな空間を体験しました。
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