武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第12回
 「神戸・旧居留地の複合施設建設現場」見学
 平成21年7月11日(土) 担当:今井非常勤講師、宮川非常勤講師、柳沢准教授
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
竹中工務店神戸支店会議室にて施設概要説明 ヘルメットをかぶり、現場へ向かう
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
建設中の外観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ホテル階における遮音対策や鉄骨耐火被覆などの説明を受ける
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
水平力に抵抗する制振ダンパーの説明を受ける CFT柱の説明を受ける
 神戸・旧居留地に建設中の、ホテル・物販等の機能を有した複合施設の見学を行いました。竹中工務店設計・施工で、地下3階、地上17階建ての高層ビルです。物販機能を主とした低層棟とホテル機能を主とした高層棟から成ります。はじめに竹中工務店神戸支店作業所長の日元正氏より施設の概要説明を受け、さらに同 総括作業所長の上村勝氏より、一本の線を大切にする施工者としての心構え等の教えを受けました。その後、2班に分かれて現場へ移動し、日元正氏をはじめとする現場の方々によるご案内の下、現場見学を行いました。制振オイルダンパー、PCa内蔵平鋼座屈拘束ブレース、座屈拘束鋼管による制振ブレース、CFT柱、SRC梁などの構造に関わる特徴をはじめとして、間仕切りに対するホテル特有の遮音対策、工場生産のPC版を使った外壁の建て方、鉄骨の耐火被覆の様子など、建築施工に関わる多くの知識を具体的に学びました。また、300人以上が働く現場における工程管理等のお話も伺い、失敗が許されない建築施工の厳しさの一端も感じ取らせていただきました。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第11回
 「倉敷美観地区、岡山後楽園」見学
 平成21年7月4日(土) 担当:天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
倉敷美観地区 今橋から町並みを眺める 奥には山並みの借景 左は有隣荘の塀
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
倉敷美観地区 大原美術館 倉敷美観地区 川下りで船上から見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
岡山後楽園 流店 外観 庭園内の曲水が建物に流れ込む
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
岡山後楽園 流店 水辺の空間を体感 岡山後楽園 岡山城の借景
 建築設計演習Vの課題2「水辺の楽園」の参考事例として、倉敷美観地区と岡山後楽園を見学しました。 倉敷美観地区では、町並みのスケッチや通路や水路の幅や高さを実測し、魅力的な水辺の都市空間を調査しました。大原美術館では、本館の西洋風の外観や、館内のエルグレコの受胎告知、ピカソやカンジンスキーの絵画を見学しました。美観地区からすぐ近くにあり、昔紡績工場だったものをホテルや美術館などからなる複合商業施設に改修したアイビースクエアでは、敷地内の通路や広場と建物の関係など(高さや広さ、中間領域など)に着目して見学しました。倉敷川の川下りでは5人乗りの少人数の手こぎの船で倉敷川を移動し、歩行者とは違う目線から倉敷の美しい町並みを見学することができました。
 岡山後楽園では、水辺の特徴的な空間を持つ「流店」を中心に見学し、曲水が建物の1階に流れ込む独特の水辺の空間を体験するとともに実測によって空間の断面寸法を確認しましたた。また、後楽園内から見える岡山城や周辺の山並みなどの借景や、逆に後楽園の景観を損なっている岡山市内の超高層建築の問題について実際に確認することができました。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第10回
 「伊根の舟屋群、天橋立」見学
 平成21年6月27日(土) 担当:岡崎教授、天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
道の駅「伊根の里」展望台より伊根湾を見学 トルコの留学生も参加
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
伊根の町並み 海側(左)は舟屋で妻入り、山側(右)は母屋で平入り 
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
舟屋内部の見学 海上タクシーで海から舟屋を見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
海上から見た舟屋群の景観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
天橋立 (傘松公園 展望台より)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
股のぞきで天橋立を眺める
 建築設計演習Vの課題2「水辺の楽園」の参考事例として、日本でも独特の海辺の優れた景観である伊根の舟屋群と日本三景の一つでもある天橋立を見学しました。一緒に同じ課題に取り組むトルコの留学生4名と引率教員のムラト教授も一緒に参加しています。
 伊根町は若狭湾を囲む西側、丹後半島にある伊根湾全体に切り妻の外観を海に向けて建ち並ぶ日本でも他に例のない美しい景観を見せる漁村集落です。伊根湾は日本海側では珍しく南に開け、東、西、北側の三方を囲む岩山の地勢により波が起きにくく、潮の干満も年間50cm程で、入り江の中程に椎の古木の茂る青島が自然が築いた防波堤となり、外海と内海を隔てています。入り江の中程に浮かぶ青島に向かって、海面すれすれに切妻2階建ての舟屋が湾全体に建ち並んでいます。 見学では、2班に別れ観光ガイドの八木鈴子さんと上林紀子さんにご案内いただき、海側に妻入りの舟屋がならび山側に平入りの母屋が並ぶ伊根町の町並みや海と限りなく近い空間である舟屋の内部の見学をしました。その後、小型の海上タクシーに乗り伊根湾から美しい舟屋群の町並みを見学しました。その後、天橋立の見学では、傘松公園の展望台より股のぞきで「斜め一文字」の眺めを堪能しました。日本の美しい景観にトルコの留学生も大変感銘を受けた様子でした。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第9回
 「宮島 厳島神社」見学
 平成21年6月20日(土) 担当:天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
厳島神社全景 フェリーからの眺め
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
厳島神社で解説 朱色に包まれる回廊
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
回廊から鳥居を見る 近景・中景・遠景が巧みに配された美しい風景
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
鳥居越しに厳島神社を見る
 建築設計演習Vの課題2「水辺の楽園」の参考事例として、日本が誇る海辺の優れた景観である宮島の厳島神社を見学しました。
 厳島神社は、593年に鎮座したと伝え、弥山を中心に島全体を信仰の聖地とする神社です。平安時代末期に、平清盛によって社殿と景観が整えられました。現在の社殿は、1223年の火災の後、1235年から1241年にかけて復興されたときの姿を、ほぼ継承したものと考えられています。
 見学では、周辺の山並みや海と神社が融合し、近景・中景・遠景が見事に調和した空間構成を体験し、スケッチをして確認しました。また潮の干満を計算に入れ配置された社殿と海辺との関係を実測して確認しました。見学時の時間帯は引き潮のときであり鳥居まで歩いていくことができ、また引き潮の時にあらわれる鏡池や石なども確認することができました。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第8回
 「滋賀県立琵琶湖博物館、新旭町 針江集落」見学
 平成21年6月6日(土) 担当:天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
琵琶湖博物館 川端の実物大展示を見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
新旭町 針江集落(生水の郷) 現地ボランティアガイド 山川氏による概要説明
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
針江集落の水辺の町並み
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
針江集落 水路の水に手をつけてみる 水路沿いに川端(かばた)がある町並み
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
針江集落 川端(かばた)内部の見学
 琵琶湖博物館は、滋賀県草津市の烏丸半島にある湖をテーマにした博物館としては日本で最大規模の博物館であり、琵琶湖湖岸に位置し水族館を含め多彩な展示がああります。建築設計演習Vにおける水辺の計画の参考事例として、琵琶湖の周辺地域の水路を利用した集落の展示を中心に見学しました。2階のC展示室では、彦根市本庄町から移築した農家と生活に結びついた川端(かばた)が原寸で確認することができました。
 次に訪れた新旭町針江集落は、琵琶湖の西側である湖西地域に位置し、現在も豊かな水辺と集落の人々の生活が密接に結びついている地域で「生水の郷(しょうずのさと」と呼ばれています。ここでは、川端(かばた)と呼ばれる、脇水の水路に直結した場所があり湧き水の水路に台所が面しており、水路の水が建物内に引き込まれている場所は構造になっている。 見学では、3グループに別れ、現地ボランティアガイドの山川氏、大石氏、前田氏のそれぞれにご案内していただきました。グループごとに順序は異なるが、生活に根ざした針江地区のみずみずしい梅花藻のある水路、豆腐屋、地区内各所にある湧き水、各住戸ごとに設けられている外川端・内川端や、水路沿いの独特の風景を見学することができた。竹の筒で湧き水を飲んでみたり、農業用の水に手をつけみるなど、現地で実際に生活をされている方の非常に丁寧な案内のおかげで豊かな水辺をもつ生活環境を体験する良い機会となりました。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第7回
 甲子園会館の実測・図面(立面図、矩計図)作成
 平成21年5月30日(土) 担当:岡崎教授、柳沢准教授、天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
実測と図面作成の方法について解説
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
甲子園会館北側正面玄関付近 実測の様子
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
甲子園会館東ウィング西面 実測の様子 矩計図作成のために実測する様子
 建築設計演習V課題1「老いと病が教えてくれる生きた空間(老人福祉施設の設計)」ではS=1:30の詳細設計にも取り組みます。今回のFWでは詳細設計の参考とするために、学舎である甲子園会館を実測して立面図・矩計図のスケッチを作成しました。スケッチによってテラコッタタイル(1/2尺 角) の基準寸法にもとづいたボーダータイル、庇やバルコニー、開口部などのデザイン手法について理解を深めました。作成した甲子園会館の図面は、各自検討中の老人福祉施設の図面と並べて比較することにより、各自の詳細設計に活かします。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第6回
 逆打工法による超高層建物建設現場 」見学
 平成21年5月16日(土) 担当:福本教授
 ご協力下さった企業の方:日建設計(吉澤室長 塚越主管 菊田部長 神田主任)、
             竹中工務店(江藤所長 高倉副所長)
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
建物全景
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
会議室で建築概要・構造概要・工法等に関する説明を聴く
現場での説明を聴く
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
逆打ち工法における地下躯体工事 逆打ち工法における地下掘削状況
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ホテル階下部のトラス階
ホテル階下部のトラス階の見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
低層階ホール躯体工事
 大阪の堂島地区に建設中の超高層ホテルの現場を見学しました。設計者である日建設計の方からの建築概要,構造概要に関するご説明に続き、施工者である竹名工務店の方から、本現場で採用している逆打ち工法に加えて土留め,杭工法についても詳しくお話を伺うことができ,大学での講義内容の理解を深めることができました。引き続き,現場において,上部構造の建設と並行して地下の深い部分での掘削作業が行われているのを見て,逆打ち工法の進行状況を知ることができました。また、上部構造で採用されている座屈補剛ブレース,外装のPC版と梁との取り合いにロッキング工法が採用されていること,さらに,ホテル階の下部にトラス階を設置することによって,低層部の大空間が可能になったこと,タワークレーンの設置状況,セルフクライミングのしくみなどを学習することができました。見学後も,学生からの活発な質問に対して,日建設計,竹名工務店の方から丁寧なご解答を頂戴することができました。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第5回
 湖東三山 西明寺、金剛輪寺、百済寺 」見学
 平成21年5月9日(土) 担当:天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
西明寺 本堂と三重塔
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
金剛輪寺 参道
金剛輪寺 本堂
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
百済寺 参道
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
百済寺 喜見院 庭園
 湖東三山の西明寺、金剛輪寺、百済寺を見学しました。いずれも天台宗のお寺です。西明寺と金剛輪寺の本堂は国宝で、鎌倉時代建立の天台式のお寺である。

 西明寺は平安時代、仁明天皇の勅願により三修上人が開山したと伝えられ、戦国時代には兵火のため荒れ果てていましたが、江戸時代中期に望月友閑によって再興された寺院です。 本堂(国宝)は、鎌倉時代初期に建立された和様形式の建造物。本堂の右方に立つ三重塔(国宝)は、総桧の優美な姿の塔といわれ、初層内部に極彩色で金剛界の三十二菩薩など鎌倉時代の極楽浄土が描かれていいます。
 見学では、まず本堂内部をお寺の担当の方にご説明いただき、外陣、内陣の順番に見学しました。外陣と内陣は通常よりも背の高い吹寄せ菱格子欄間で区切られており、外陣から内陣に入る際に、身をかがめて気持ちを切り替えて入るようになっているのが特徴です。その後、2班に別れて三重塔内部を特別拝観。極彩色の金剛界曼荼羅を見学し、柱に描かれている光の菩薩や壁に描かれている春夏秋冬の季節、顔が人間で体が鳥の菩薩などについて解説していただきました。

 次に訪れた金剛輪寺は、奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開山した天台宗の寺院です。山門から本堂までサツキに囲まれた石段が続き、山岳城郭だったころの趣を今なお残しています。 石段を上り詰めたところに、当時の僧の機智により織田信長の焼き討ちによる焼失の難を逃れた本堂大悲閣、三重塔二天門があります。本堂大悲閣は、鎌倉時代の和様建築の代表とされる楼門でしたが、江戸時代に二階部分が取り壊され現在の形になっています。三重塔は大悲閣より古いものでしたが、荒廃したままとなっていたため、昭和49年(1974)復元されました。
 見学では、千体の地蔵が並ぶ参道を歩き本堂へ。本堂内部ではお寺の担当の方にご説明いただき、外陣、内陣の順番に見学した。西明寺と同様、、外陣と内陣は吹寄せ菱格子欄間で区切られています。本堂、三重塔をスケッチし、その後、名勝庭園を散策しました。

 最後に訪れた百済寺は、湖東三山の中で最も古く、飛鳥時代、聖徳太子の発願により、百済国の梵閣龍雲寺を模して造られ、暦を日本に伝えた観勒もこの寺にいたと伝えられています。平安時代に天台宗に改宗してからは300余坊の塔頭を構え、「湖東の小叡山」と云われるまでになりましたが、度重なる大火や兵火によってほとんどが焼失してしまい、平安時代のものは現在の本尊などの主な仏像や経巻類が残るだけとなっています。
 見学では、階段が250mほど続く参道を歩き本堂へ。本堂周辺を見学し、スケッチ。その後、喜見院と名勝庭園の見学では、東の山を借景に山腹を利用し、大きな池と変化に富む巨岩を配した豪華な池泉廻遊式を体験しました。

■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第4回
 高齢者総合福祉施設 豊寿荘 」見学
 平成21年5月2日(土) 担当:大谷教授、天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
豊寿荘 外観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
地域交流スペースで見学前の概要説明
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
設計事務所ゲンプランの宮内氏より設計概要の解説
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ケアハウス棟 食堂の見学
ケアハウス棟 居室の見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
特養棟 洗濯室の見学 特養棟 浴室の見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
デイサービスセンターの見学
 建築設計演習Vの課題1の参考事例として、千里ニュータウンの住宅開発地の一角に建つ160床規模の高齢者総合福祉施設豊寿荘(ほうじゅそう)を見学しました。千里中央駅より徒歩15分の立地であり、敷地の西側は広大な緑地に面し、建物内からは周辺住宅地越しに千里中央駅周辺の高層マンションやオフィスビルを望むことができます。
 建物にはケアハウス100床、特別養護老人ホーム60床(うち10床はショートステイ)のほか、35名規模のデーサービスセンター、診療所も併設されています。1階にはデイサービスセンターと診療所、厨房などがあり、居室がある2階以上は特養棟とケアハウス棟に別れています。居室の配置はユニットケア(1ユニット10室)を原則とし、特養棟は2ユニット、ケアハウス棟は3ユニットからなります。
 見学では、まず玄関入ってすぐの地域交流スペースで森総合施設長からご挨拶をいただき、続いて副施設長の市川氏、ケアハウス長の辻宅氏より施設概要や現在の利用状況などについて解説をしていただきましたた。実際に設計を担当した設計事務所ゲンプランの宮内氏にも参加していただき、設計の経緯やいかに160室の居室をうまく配置するかということについて解説をしていただきました。その後、2班に別れ、1階の厨房、ケアハウス棟の共用空間・居室・お風呂、特養棟の食堂・居室・洗濯場・お風呂、デイサービスセンターを実際に見学させていただき、老人福祉施設について理解を深めることができました。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第2回
 フローリス介護老人保健施設 」見学
 平成21年4月18日(土) 担当:天畠講師
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
フローリス介護老人保健施設 外観
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
フローリス介護老人保健施設 屋上で竹中工務店 大久保氏より概要説明
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
食堂の見学
居室の見学
 建築設計演習Vの課題1の参考事例として、尼崎の住宅地の一画にあるフローリス介護老人保健施設を見学しました。居室は外周に配置され、居室に囲まれた空間に2つの中庭があり、食堂やリビングルームが配置されています。住宅地に建つため、4階部分はセットバックし、通りからは3階建てに見え、なるべく圧迫感のないように配慮されています。木製のルーバーの使用もやわらかい印象を与えています。
 病状が安定している人に対し、自宅へ戻れるようにするためのリハビリに重点を置いたケアを必要とする高齢者が入所する施設。医学的管理下で看護、介護、機能訓練、日常生活の介助などを行っています。
 見学では、最初に屋上で施設の概要を竹中工務店 設計部 大久保氏より説明していただいたあと、4班に別れ、居室、共用空間、サービスステーション、浴室などを見学し、実測によって入り口などの寸法を確認しました。
■H21年度前期 建築学科4年生 フィールドワークIV 第1回
 建築設計演習V課題1敷地:潮芦屋、近江八幡」見学
 平成21年4月11日(土) 担当:岡崎教授、天畠講師、吉田博宣先生 
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
潮芦屋 ベルポート芦屋 マリーナ全景
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
潮芦屋 ベルポート芦屋 マリーナの見学
潮芦屋 ベルポート芦屋 マリーナの見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
潮芦屋 ベルポート芦屋 浮き桟橋よりマリーナを見る
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
潮芦屋 ベルポート芦屋 浮き桟橋の見学
潮芦屋 フリーゾーンの見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
潮芦屋 係留施設付住宅地区の見学
潮芦屋 海が見渡せる南側護岸の見学
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
近江八幡 八幡堀
建築学科2年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
近江八幡 八幡堀めぐり 船上から水辺と桜の美しい風景を鑑賞
 敷建築設計演習Vと関連して、課題1の敷地である芦屋市の潮芦屋地区と、水辺の空間の参考事例である近江八幡の八幡堀を見学しました。
 まず最初に潮芦屋地区でマリーナの運営に携わっているベルポートを訪れました。見学では、ベルポートジャパンの由井雅春氏(企画開発部 芦屋事業推進部長)にご案内いただき、周辺地区の将来計画やマリーナの特徴、潮の満ち引きに対応した浮き桟橋の構造、係留施設付住宅などについて解説していただきました。その後、課題の敷地である涼風町周辺を見学し、六甲山の山並みや海などの周辺の風景や現地の状況について確認しました。
 午後は、近江八幡を訪れ、八幡堀周辺を中心に見学しました。八幡堀めぐりの船に乗り、船上からの視点で水辺と桜が美しい風景を観賞することができました。また、今後の計画の参考にするため、歩道の幅や歩道の高さと水面までの距離などを実測しました。
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