武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
武庫川女子大学大学院 建築学専攻修士 1年生
「建築設計総合演習II」
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題2:「茶室の制作」 講評会
2013年2月7日 13:05〜15:00
担当:岡崎教授、三宗先生、安井先生、池澤先生、今井先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 完成した茶室を見学する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 株式会社安井杢工務店の安井巧先生より天井垂木の竹の見せ方のご指導をいただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 茶室制作のプロセス等を学生たちが分担して発表する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
完成した茶室
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
完成した茶室
 建築設計総合演習II「茶室の制作」の講評会を、建築設計技術演習IIと合同で開催いたしました。まずはじめに、完成した茶室の見学会を行いました。本演習やフィールドワークで茶室に関する講義をいただいた株式会社安井杢工務店の安井巧先生にも見ていただきました。実際に自分たちで制作した茶室を目の前にして、竹の見せ方、天井材の張り方、柱の見せ方、畳の見せ方などを、茶室建築の名匠である安井先生にご指導いただくという、非常に貴重な体験をさせていただきました。その後スライドを用いて、今回の茶室共同制作における設計や施工のプロセス、技術演習において行った演習の内容などを、それぞれ分担して発表を行いました。
  11月に演習がはじまり、3カ月の長期に渡って茶室制作に取り組み、無事に講評会を終了することができました。共同作業の素晴らしさを実感するとともに、人工的な材料を使い図式的・操作的に作り上げていく現代建築が忘れてしまっている、日本の伝統的な価値観を改めて見直す契機となりました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題2:「茶室の制作」 第9, 10週
2013年1月22日・29日・31日・2月1日・2日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗先生、芳谷先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
床框を設置し、畳が入るか確かめる
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
廻り縁、壁留、落掛などの部材や土壁用の下地ボードを設置する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
天井を仕上げていく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
土壁を塗っていく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
完成した茶室内部空間
 本課題では、日本人になじみの深い杉や竹などの自然の材料を使い、全員の共同作業により原寸大の茶室の内部空間を手作りで制作します。今回は第9,10週目にあたります。
 相手柱や床框を設置し、床廻りが形を成してきました。畳寄せも取り付け、床畳が入るかどうかを確認しました。廻り縁、壁留、落掛などの各部材の加工も完了し、それらを取り付けていきました。掛込天井と平天井も設置し、茶室がほぼ完成しました。7日の講評会に向けて土壁を塗り、現在最終調整をしています。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題2:「茶室の制作」 第7,8週
2013年1月8日・10日・11日・15日・17日・18日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗先生、芳谷先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
外壁パネル設置の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
床柱の設置の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
茶道口の建具を受ける柱を際鉋で加工する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
床框を製作する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
天井仕上げ材を下地に貼り付けていく
 本課題では、日本人になじみの深い杉や竹などの自然の材料を使い、全員の共同作業により原寸大の茶室の内部空間を手作りで制作します。今回は第7,8週目にあたります。
 外壁パネルの設置がほぼ完了し、空間の原型ができあがりました。あて丸太を今回は特別に床柱に採用し、その設置も完了しました。あて丸太は節が多く、末落ちがきついため、設置にはかなりの工夫を要します。その他、杉磨き丸太を使用した相手柱や床框、壁留、竹の廻り縁、天井など各部材の加工を、皆で知恵を出し合いながら進めています。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題2:「茶室の制作」 第5,6週
2012年12月11日・13日・14日・18日・20日・21日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗先生、大井准教授、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
外壁パネルの制作の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
丸太に接合する鴨居の仕口の墨つけ コンパスを使用して墨つけを行う
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
丸太に接合する鴨居の仕口を丸鑿で加工する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
土台の設置 畳が収まるように厳密に寸法を測って設置する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
外壁パネルを設置して記念撮影
 本課題では、日本人になじみの深い杉や竹などの自然の材料を使い、全員の共同作業により原寸大の茶室の内部空間を手作りで制作します。今回は第5,6週目にあたります。
 いよいよ本格的に茶室の制作に取り掛かりました。コンパネや桟木をノコギリで切り出して、外壁パネルを制作していきます。また各自が担当する部材の仕口の加工にも取り掛かりました。大工さんに教えていただいたやり方を復習しながら、実際に自分たちで、コンパスや鑿などを使用しながら丸太との接合部の墨つけや加工を進めていきます。複雑なところは原寸図を書いて検討していきます。土台の設置、敷居や鴨居の溝掘り、そして外壁パネルの設置にも取り掛かりました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題2:「茶室の制作」 第3,4週
2012年11月27日・29 日・30日、12月4日・6日・7日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗先生、大井准教授、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生発表の様子 部材接合の様子を三次元CADで表現する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
入手した杉の丸太を全員で確認する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
大工実演 丸太の墨付け
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
大工実演 丸太同士を接合する光付け作業の様子 コンパスをつかって墨付けをする
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
大工実演 丸太同士を接合する光付け作業の様子 丸鑿をつかって丸太小口の曲面を仕上げていく
 本課題では、日本人になじみの深い杉や竹などの自然の材料を使い、全員の共同作業により原寸大の茶室の内部空間を手作りで制作します。今回は第3,4週目にあたります。
 制作する茶室の詳細図およびパネル図の検討を進めていきました。また各自が担当する部材の仕口の様子を三次元CADを使って表現し、発表を行いました。12月1日のフィールドワークで手に入れた北山杉の確認も全員で行いました。
 12月7日には、株式会社安井杢工務店の工事長である冨田様、そして大工である山田様にご協力をいただき、大工作業の様子を実際に目の前で見せていただきました。丸太の墨付け、丸太同士を接合する光付け、柱に表情をつけそして寸法調整もかねるツラつけ、竹同士を接合する光付け、さらには鑿の研ぎ方などを非常にわかりやすく丁寧に教えていただきました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題2:「茶室の制作」 第2週
2012年11月20日・22日・23日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗先生、安井巧先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
安井先生による講義の様子 茶室で使う各種の釘を見せていただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
安井先生による講義の様子 腰張りで使用する暦(江戸時代のもの)を見せていただく
 本課題では、日本人になじみの深い杉や竹などの自然の材料を使い、全員の共同作業により原寸大の茶室の内部空間を手作りで制作します。2月に講評会を予定しており、それに向けて制作に取り組んでいきます。今週は第2週目にあたります。
 制作する茶室の図面が確定し、担当する柱などの部材の分担を決めました。そして各部材の仕口の様子を三次元CADで検討していきました。
 22日には、先週に引き続き、非常勤講師で株式会社安井杢工務店の相談役である安井巧先生より茶室に関する講義を受けました。今週は、にじり口や茶道口、窓などの各部の寸法の考え方や作り方を、古伝書などを参照しながら具体的に教えていただきました。また各種の釘や、腰張りで使用する江戸時代の暦などの実物にも触れさせていただきました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題2:「茶室の制作」 第1週
2012年11月13日・15日・16日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗先生、安井巧先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
安井先生による講義の様子 杉磨丸太の表情の読み方の解説をいただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
安井先生による講義の様子 古伝書に基づく安井先生作成の図面やスケッチを見せていただく
 本課題では、日本人になじみの深い杉や竹などの自然の材料を使い、全員の共同作業により原寸大の茶室の内部空間を手作りで制作します。2月に講評会を予定しており、それに向けて制作に取り組んでいきます。今週は第1週目にあたります。 まずは担当教員より課題説明がありました。この演習の到達目標を確認するとともに、何故茶室を制作するのか、その意義について教員と学生で議論を行いました。その後早速、各自で茶室の案を設計する作業に取り組みました。
 15日には、非常勤講師の安井巧先生より、茶室に関する講義を受けました。安井先生が相談役を務める株式会社安井杢工務店は、創業から300年以上の歴史を持ち、桂離宮や待庵、如庵などをはじめとする数多くの国宝や重要文化財の保存修復、そして京都迎賓館などの現代建築を手掛けておられる、日本を代表する工務店です。演習では茶事の構成、露地の構成、そして茶室の外観、屋根、平面構成、出入口、窓、床、天井、点前座廻り、水屋、立礼などの基礎的知識を、多くのスライドや図面、実際の道具などを用いて教えていただきました。日本を代表する先生に教えていただけるまたと無い機会で、学生たちは非常に熱心に先生の言葉に耳を傾けていました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題1:「紙管の建築」 講評会
2012年11月9日 13:05〜16:20
建築設計総合演習II 担当:岡崎教授、杉浦准教授、宇野講師
建築設計技術演習II 担当:福本教授、池澤先生、今井先生
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 モックアップの共同制作のプロセスや紙管を用いた実験などについてスライドを用いて発表
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 施工実習室で共同制作した紙管のモックアップを見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 各自の設計案の発表
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品
 建築設計総合演習IIと建築設計技術演習IIの合同講評会を実施しました。はじめに、紙管のモックアップの共同制作のプロセスや紙管を用いた実験などについてスライドを用いて発表。続いて施工実習室で紙管のモックアップを見学。その後、各自の作品を発表しました。ジョイント部分の原寸大模型などを使いながら、各自が選定した用途や敷地に対して、紙管をどのように工夫して用いたかを説明しました。意匠・計画、設備・環境、構造、施工の専門教員から様々なコメントをいただき、与えられた材料の特性をよく理解し、アイデアを絞って多様な用途や環境に対応させることのおもしろさと難しさ、目標とする強度や環境性能を認識し、それを満たす仕様を科学的に計画することの重要さを再認識しました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題1:「紙管の建築」 第5,6週
2012年10月30日、11月1日、2日、6日、8日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、杉浦准教授、宇野講師、芳谷先生
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
教員と対話を重ね案を検討 プレゼンテーションの準備 透視図の作成
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管の断熱性能実験の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管の断熱性能実験の様子
 先週の中間講評会で指摘されたことを考慮しながら、教員との対話とスタディを重ね、各自の設計をさらに煮詰めました。その後、講評会に向けてプレゼンテーション作業に取り組みました。11月1日には、日建設計で透視図を多数手がけられてきた芳谷勝濔先生を講師に招き、各自の設計案を手描き透視図で効果的に表現する練習をしました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題1:「紙管の建築」 第4週
2012年10月23日、25日、26日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、杉浦准教授、宇野講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
教員と対話を重ね案を検討
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
温熱環境専門の教員と断熱性能実験の方法を検討
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管を土に埋めて、分解されて土にかえる過程を観察
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
中間講評会の様子
 敷地として選定した地域の気候や文化の調査、そこに建てる紙管の建築の用途、デザインなどについて総合的に検討を重ね、基本的な計画がほぼ固まってきました。それに伴い、紙管の物性を確かめる実験のアイデアが学生から提案されました。今回は、(1)紙管の断熱性能、(2)微生物に分解されて土に戻るかどうかを確認する実験を行うことになりました。10月26日には、中間講評会を実施しました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題1:「紙管の建築」 第3週
2012年10月16日、18日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、杉浦准教授、宇野講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
選定した敷地や建物用途など各自の計画案を発表し、意見交換
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
教員より砂漠地帯独特の風景、気候、暮らし、文化を紹介
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管のモックアップの補強方法について検討
 各自の設計案の検討を本格的に開始しました。まず、世界の風土・文化を調査し、それぞれの土地でどのように紙管を活用することができるかを検討します。10月16日には、各自が選定した敷地やその気候、紙管の建築の用途などを発表し、意見交換しました。同18日には、ヨルダン、敦煌、ウルムチ、トルファンにおける砂漠地帯独特の風景や気候、それに対応した暮らしや文化について解説を受けました。また、紙管のモックアップの補強方法にいて検討しました。
H24年度 修士1年生後期
建築設計総合演習 II 
課題1:「紙管の建築」 第1,2週
2012年9月18日、20日、21日、25日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、杉浦准教授、宇野講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
全員で原寸大モックアップのデザインなどについて打ち合せ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管のモックアップ 共同制作 ジョイントの制作
紙管のモックアップ 共同制作 紙管の切断
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管のモックアップ 共同制作 土台に紙管を立てるためにホゾを取り付ける 紙管のモックアップ 共同制作 木製ジョイントと紙管をビスで固定し、アーチ状に組み立てる
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管のモックアップ 共同制作 アーチ状の部材を紙管で繋ぐ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管のモックアップ 共同制作 3スパン分のヴォールト状の架構が完成
 建築設計総合演習IIの第1課題では、世界各地から特徴的な風土の土地を各自で選定し、その地域の気候、風土、文化を考慮して、「紙管」を使用した建築を計画します。紙管の建築の用途は各自が自由に設定します。紙管を建築材料として用いることは一般的ではありませんが、加工しやすく環境に優しいなど、建材としての可能性も秘めています。
 また各自が設計案を作成するのと並行して、学生全員の共同作業により、紙管の建築のモックアップ(実物大模型)を制作します。この原初的・身体的な体験を通して、紙管という材料と向き合い、従来通りの使用方法に留まらず、新たな建築的可能性を模索し、引き出す能力を鍛えます。
 課題説明の後、紙管の建築のモックアップのデザインや構造、制作スケジュールについて打ち合せをしました。紙管と木製のジョイントでヴォールト状(かまぼこ型)の架構を作ることに決定しました。その後、各自で国内外に存在する様々な気候、地形、文化、民俗、風習と生活空間のかかわりについて、文献やインターネットなどで調査し、敷地選定や設計案の検討に取りかかりました。9月20日からは、紙管の建築モックアップの制作に着手。同25日には3スパン分の架構が完成しました。
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