武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
武庫川女子大学 建築学科 3年生
「建築材料実験」
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H24年度3年生前期新着
建築材料実験
「鉄筋コンクリート梁の繰返し曲げ試験」
2012年7月26日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
実験準備(歪ゲージの貼付,変位計セット)
建築学科3年生 建築材料実験
PC鋼棒のナットを回転させて梁に加力し, 計測結果をPCに入力
建築学科3年生 建築材料実験
クラック発生状況の観察と記録
建築学科3年生 建築材料実験
曲げ降伏後の梁試験体
 学生が5月10日に配筋し、5月17日にコンクリート打設した鉄筋コンクリート梁の繰返し曲げ試験を行いました。今回もPC鋼棒を利用して、自分たちの力で150×300の鉄筋コンクリートの梁を曲げることを試みました。梁の下面、側面に曲げクラックが入り、梁に加えた力が大きくなるとそれに比例して、梁がたわんでいくこと、引張鉄筋が降伏に達する前に除荷するとクラックが閉じ、たわみもほとんどなくなることがわかりました。再び、加力をしていき、部材角1.0%を越える程度まで梁がたわんだところでは、クラック幅はさらに広がりました。そこで、除荷するとクラックは閉じず、たわみも残ってしまいました。計測したデータをパソコンを使ってグラフ化することにより、リアルタイムに力とたわみの関係を確認しました。途中、発生したクラック発生状況を逐次記録し、梁が変形していく状況をすぐ近くで観察し、梁の曲げ変形時の「粘り」を体感するとともに、先週のせん断破壊した梁との性状の違いを知ることができました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「鉄筋コンクリート梁のせん断実験」
2012年7月19日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
載荷前の試験体
建築学科3年生 建築材料実験
実験準備(ひずみゲージを貼ったPC鋼棒のセット)
建築学科3年生 建築材料実験
クラック発生状況の観察と記録
建築学科3年生 建築材料実験
せん断破壊後の梁試験体(学生のスケッチ)
 学生が5月10日に配筋し、5月17日にコンクリート打設した鉄筋コンクリート梁のせん断実験を行いました。今回もPC鋼棒を利用し、ナットを回転させることにより、自分たちの力で60×300の鉄筋コンクリートの梁の中央に集中荷重を加えました。 梁の側面に斜めのせん断クラックが入り、梁に加えた力が大きくなると急激にクラック幅が増大しました。計測したデータをパソコンを使ってグラフ化することにより、リアルタイムに力とたわみの関係を確認しました。梁が曲げ強度に達するときの荷重よりも、かなり低い荷重でせん断破壊を生じることを確認することができました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「鉄骨片持ち梁の正負交番曲げ実験 」
2012年7月12日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
実大建物の振動実験映像から鉄骨梁の挙動を知る
建築学科3年生 建築材料実験
実験準備(梁の先端に載荷するためのPC鋼棒取り付け)
建築学科3年生 建築材料実験
4班に分かれて片持ち梁の先端に加力
建築学科3年生 建築材料実験
力と変形の関係のグラフ(学生のレポートより)
 鋼構造の梁に最もよく用いられるH形鋼の正負交番載荷による曲げ試験を行いました。前週に引き続き、PC鋼棒を利用することによって、自分たちの力でH形鋼片持ち梁の先端に荷重をかけました。梁に加えた力が大きくなるとそれに比例して梁がたわみ、やがて、梁が曲げ降伏するとたわみが急激に大きくなることがわかりました。続いて、除荷、逆方向に載荷、再び、最初と同じ方向に載荷を続けました。加えた力と変形の関係を表すグラフは大きなループを描いており、自分たちが加えたエネルギーが梁に吸収されたことがわかりました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「角形鋼管の局部座屈実験 」
2012年7月5日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
局部座屈を生じた振動実験映像を見る
建築学科3年生 建築材料実験
地震によって局部座屈を生じた柱
建築学科3年生 建築材料実験
実験装置の組み立てと試験体のセット
建築学科3年生 建築材料実験
PC鋼棒のナットを締めることにより角形鋼管に圧縮力を加える
建築学科3年生 建築材料実験
局部座屈後の角形鋼管のスケッチ(学生のレポートより)
 鋼構造部材は断面寸法に比べると厚さが薄い板で構成されています。このような部材が圧縮力を受けると板が面外に変形し、局部座屈を言われる現象が現れます。E−ディフェンスでの建物の振動実験映像から1階柱が地震によって局部座屈を起す状況を確認しました。続いて、角形鋼管の中央部に挿入したPC鋼棒のナットを締めることにより、角形鋼管に圧縮力を与えることによって実験で局部座屈現象を再現させることを試みました。加えた力と、角形鋼管の変形などを測定し、力の大きさを実感することができました。2種類の角形鋼管を実験したところ、幅厚比の大きな方に局部座屈現象が生じることがわかりました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「木材の圧縮試験 」
2012年6月21日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:荒木正亘先生(株式会社アラキ工務店取締役会長)、萬田准教授
建築学科3年生 建築材料実験
筋交い耐力壁 試験の様子
建築学科3年生 建築材料実験
ベニヤ合板耐力壁 試験の様子
建築学科3年生 建築材料実験
試験終了後、荒木先生よる解説
 木造耐力壁の水平載荷試験を行いました。地震時において建物は横方向に大きな力を受けます。耐力壁とは、柱・梁の間に筋かい(斜めの部材)を入れたり、ベニヤの合板を付けた壁のことであり、地震時の横方向の力に抵抗します。今回の授業では、筋かいとベニヤ合板を使った2体の耐力壁試験体に、2軸載荷試験機という機械を使用して、横方向の力を徐々にかけていき、試験体が壊れるまでの様子を観察しました。力が大きくなるにつれて、始めに筋交い、合板が壊れ、その後はまわりの柱・梁のみで横方向の力に抵抗していく様子が分かりました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「木材の圧縮試験 」
2012年6月14日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:荒木正亘先生(株式会社アラキ工務店取締役会長)、萬田准教授
建築学科3年生 建築材料実験
継手試験の様子
建築学科3年生 建築材料実験
荒木先生による解説
 木材の継手引張試験を行いました。継手とは2本の木材をつなぎ合わせることであり、地震等で壊れやすい部分のうちの一つです。特に引張の力に対して弱く、日本建築では、昔から大工の知恵と工夫で様々な継手が考案され、この弱点を克服する努力がなされてきました。「腰掛鎌継手」「腰掛蟻継手」「金輪継手」「追掛け大栓継手」という4種類の伝統的な継手、比較として鉄のボルトを使った継手を非常勤講師である荒木棟梁に作成していただき、万能試験機による引張試験を行って強度を測定し、壊れる性状を観察しました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「木材の梁曲げ試験」
2012年6月7日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:荒木正亘先生(株式会社アラキ工務店取締役会長)、萬田准教授
力を受けて梁が壊れる様子
建築学科3年生 建築材料実験
荒木先生による解説
 万能試験機で、木造梁の曲げ試験を行いました。圧縮試験で使用した「スギ」「アカマツ」「ベイマツ」「集成材」の4種類の木材について、それぞれ長さ2.4mの梁をつくり、中央に力をかけ、梁が変形しながら壊れていく様子を観察しました。材質によって壊れ方の性状に特徴があることが分かりました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「木材の圧縮試験 」
2012年5月31日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:荒木正亘先生(株式会社アラキ工務店取締役会長)、萬田准教授
建築学科3年生 建築材料実験
木材の含水率を計測
建築学科3年生 建築材料実験
圧縮試験の様子
 今週から5週にわたって、木材の材料実験を行います。「スギ」「アカマツ」「ベイマツ」、「集成材」の4種類の材質の木材について、含水率(木材中に含まれる水分の量)および重量を計測した後に、構造実験室に設置された万能試験機という機械を使って圧縮試験を行いました。木材の試験体に力をかけて変形を計測しながら、どの程度の力の大きさで、どのような壊れ方をするか観察しました。木材は生きた建築材料であり、同じ材種であっても重量や含水率に違いがあり、壊れ方も様々な性状を示すことが分かりました。
H24年度3年生前期
「鉄筋コンクリート梁の製作(その2:コンクリート打設)」および
 コンクリートの圧縮試験 」
2012年5月17日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
ミキサー車からコンクリートを取り込み
建築学科3年生 建築材料実験
梁の型枠内にコンクリート打設
建築学科3年生 建築材料実験 建築学科3年生 建築材料実験
圧縮試験をするために供試体表面にひずみゲージを貼り付け
圧縮試験:万能試験機を用いてコンクリート供試体の圧縮試験実施
 先週、配筋した型枠内にミキサー車からコンクリートを取り込んで打設し、鉄筋コンクリートの梁試験体を作成しました。密実なコンクリートになるようバイブレーターを使用しながら打設しました。同時に、フレッシュコンクリート試験も実施しました。その後、4月19日に調合・作成したコンクリート供試体の圧縮試験を行いました。応力とひずみの関係をグラフ上でリアルタイムに確認しながら、圧縮破壊までのプロセスを観察し、最後に試験体の破壊状況をスケッチしました。圧縮試験の結果から、調合、養生方法の違いによって圧縮強度が異なることがわかりました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「鉄筋コンクリート梁の製作(その1:鉄筋組み立て)」
2012年5月10日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
ひずみゲージを貼付する鉄筋にグラインダー掛け
建築学科3年生 建築材料実験
ハッカーを用いて配筋作業
建築学科3年生 建築材料実験
主筋とあばら筋にひずみゲージを貼付
 鉄筋コンクリートの梁を作成する最初のステップとして、鉄筋の組み立てを行いました。6班に分かれて、6体の梁を造ります。できあがった梁は、7月にせん断試験と曲げ試験を実施します。その試験時の計測のために、主筋とあばら筋にひずみゲージを貼り付けました。ハッカーを用いて番線で鉄筋相互を結束し、鉄筋を組み立て、最後に鋼製型枠内にセットしました。次週は、コンクリートを打設します。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「異形鉄筋の引張試験,体重を使った曲げ試験」
2012年4月26日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
ひずみゲージ貼付作業
建築学科3年生 建築材料実験
鉄筋の中央部に載った時のひずみを計測し体重を測定
建築学科3年生 建築材料実験
万能試験機で鉄筋が破断するまで引張荷重をかける
 異形鉄筋の力学的性質を知るために引張試験を行いました。鉄筋に加わる荷重とひずみの関係、応力とひずみの関係を調べるために、鉄筋にひずみを測定するゲージをとりつける作業から始めました。ひずみゲージをとりつけた鉄筋の万能試験機で破断するまで引っ張り、荷重とひずみの関係をグラフ上で確認することができました。スケッチをすることにより破断後の鉄筋の形状が印象づけられました。また、ひずみゲージがとりつけられた鉄筋の中央部に自分の体重をかけてみて、生じたひずみから自分の体重を測定できることがわかりました。
H24年度3年生前期
建築材料実験
「フレッシュコンクリート試験と圧縮強度試験用供試体作成」
2012年4月19日 3・4限(13:05〜16:20)
担当:福本教授、長江拓也先生(独立行政法人 防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター 主任研究員)
建築学科3年生 建築材料実験
コンクリートを構成する材料を正しく計量
建築学科3年生 建築材料実験
ミキサーに材料を投入し攪拌
建築学科3年生 建築材料実験
コンクリートに含まれる空気量の測定作業
建築学科3年生 建築材料実験
スランプ試験
 コンクリートの調合、練り混ぜ、スランプ試験、空気量試験を行いました。要求された強度とスランプを満足するように粗骨材、細骨材、セメント、水を計量し、コンクリートミキサーで練り混ぜました。JISで定められた手順に従って、スランプ試験、空気量試験を実施した後、圧縮強度試験用試験体を作成しました。4つの班で、各作業を順番に受け持ちながら、全ての工程を終了することができました。
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