武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
>>H23年度
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第14,15回新着
 「桂離宮、修学院離宮」見学
 平成24年7月30日(月)、31日(土)
 担当:杉浦准教授、田中講師
 江戸時代に造営された日本を代表する2つの離宮建築「桂離宮」および「修学院離宮」を2日間に分けて見学しました。  
 事前に、日本建築史の授業を担当している田中講師より、桂離宮と修学院離宮の特徴などについて簡単な講義を受けた上で、見学会を実施しました。  
 桂離宮では、美しい回遊式庭園とともに、古書院から突き出したベランダ状の月見台、松琴亭・賞花亭・笑意軒・月波楼などの茶屋、古書院・中書院・新御殿の3つの部分が雁行型に連結された書院などを見学。美しい風景を構成するためのアイデアと技巧が凝縮されたような空間を堪能しました。  
 修学院離宮では、上御茶屋、中御茶屋、下御茶屋の呼ばれる3カ所の庭園、いくつかの茶屋、各庭園を結ぶ松並木道とまわりの田畑を巡り、桂離宮とはまた趣の異なる雄大で周囲の自然と一体となったような風景と雰囲気を肌で感じました。  
 今回のフィールドワークを通して、立地、建物の配置、庭園と建物の有機的なデザインなどについて観察し、以上の総合による風景の構成方法を実地に学ぶことができました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第11回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「水屋の共同制作」
 平成24年7月7日(土) 13:00〜17:00
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
開口部や下地の位置を確認しながら壁パネル制作・取り付けを進める
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
壁パネルが取り付けられ水屋の内部空間の様子が徐々に目に見えてきた
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
障子窓上下の枠に溝を彫る
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
壁の仕上げ材となる段ボールの型取り
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
壁の仕上げ材となる段ボールの切り出し
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
屋根を葺く杉板と棟木や軒桁とのすき間を塞ぐために面戸板を取り付ける
 建築設計総合演習III第2課題で取り組んでいる、水屋の共同制作の作業を行いました。壁パネルの制作と取り付けが進み、壁で囲われた水屋室内の様子が現れてきました。壁仕上材の段ボールや杉皮を固定する下地の位置に注意を払いながら作業を続けます。また、引き戸や障子窓の溝彫り、壁仕上げ材となる段ボールの型取りと切り出し、屋根に面戸板の取り付けなどにも着手しました。特に段ボールの型取りと切り出しは、作業のコツをつかむまで試行錯誤を重ねました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第11回
 グループ1:「京都の町並」 見学
 グループ2:「神戸ポートアイランド」見学
 グループ3:「東福寺・伏見稲荷大社」見学
 グループ4:「千里南地区センタービル」見学
 平成24年7月7日(土)
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京都 祇園の町並
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
神戸ポートアイランド UCCコーヒー博物館外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
東福寺 八相の庭
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
千里南地区センタービル外観
 学生企画によるフィールドワークを実施しました。学生がグループに分かれて計画を立て、見学を行いました。今後、今回見学した内容を参考に、修士設計や修士論文を進めていきます。

グループ1:京都の町並見学 鹿苑寺舎利殿(金閣)、祇園、八坂神社を見学し、風景の構成手法や地域の歴史や伝統を踏まえた都市計画の手法について理解を深めました。

グループ2:神戸ポートアイランド見学 みなと異人館、UCCコーヒー博物館を見学し、神戸の歴史的な建物と現代の建物が融合した町並みから、都市計画に必要な要素を学びました。

グループ3:東福寺・伏見稲荷大社見学 東福寺では、国宝の三門、龍吟庵の庭園や通天橋などを見学しました。伏見稲荷大社では、複数の鳥居が連なる独特の空間を体感しました。

グループ4:千里南地区センタービル見学 解体されることが決まっている村野藤吾氏設計の千里南地区センタービルを見学し、なぜ名建築なのか、なぜ解体されるのか、建築の在り方について考えました。

■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第10回
 グループ1:「京都改修事例」見学
 グループ2:「長樂館」見学
 グループ3:「コミュニティカフェ」見学
 グループ4:「TIME'S・京都国際マンガミューアム」見学
 平成24年6月30日(土)
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
flowing KARASUMA外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
長樂館外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
SALON DE AMAanTO 天人内観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京都国際マンガミュージアム外観
 学生企画によるフィールドワークを実施しました。学生がグループに分かれて計画を立て、見学を行いました。今後、今回見学した内容を参考に、修士設計や修士論文を進めていきます。

グループ1:京都改修事例見学 伝統建築の修復事例として二条城を、近代建築のコンバージョン事例としてflowing KARASUMA、京都芸術センターを見学し、長寿命建築の計画について理解を深めました。

グループ2:長樂館見学 明治初期に米国のJ・M・ガーデナーによって設計された洋館の長樂館を見学し、京都における異国文様について学びました。

グループ3:コミュニティカフェ見学 「公園」をコンセプトとし、コミュニティを生み出すことを意図して計画された大阪市北区のカフェSALON DE AMAanTO 天人を見学し、その用途や運営さらに建築計画を学びました。

グループ4:TIME'S・京都国際マンガミューアム見学 安藤忠雄氏設計のTIME'Sは、敷地周辺の環境や京都といった伝統的な町並みが3次元の空間によって見事に構成されています。京都国際マンガミューアムは、閉校になった小学校を利用し、新たな商業・コミュニティの場として提案されました。建築のハード面・ソフト面が互いに特化した場を見学し、建築システム・コンセプトについて理解を深めました。

■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第9回新着
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「水屋の共同制作」
 平成24年6月23日(土) 10:00〜15:00
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
端部をホゾ加工したヒノキの角柱を土台に固定
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
頭つなぎ材の取り付け
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
柱の継ぎ手部分の加工
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
壁パネルの制作
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
土台と柱、頭つなぎから成る骨組みに壁パネルのフレームを仮にはめ込み、寸法を確認
 建築設計総合演習III第2課題で取り組んでいる、水屋の共同制作の作業を行いました。土台の上に竹やヒノキの柱を立て、柱の頂部を集成材の板でロの字型つなぎます。既存の茶室とつながる茶道口の部分は人が立って行き来できる高さを確保するために、柱を継いで他の部分よりも高い位置に頭つなぎ材を取り付けます。出来上がりの美観や強度を確保しつつ柱を継ぐ方法を工夫しました。大工さんのように高度な細工はできませんが、もてる限りの知恵と技術で加工と建て方に取り組んだ末、水屋の形が目に見えてきました。また、先週に引き続き、壁パネルの制作に取り組みました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第8回
 建築設計実務II 履修者対象
 「天王寺駅作業車両格納庫」見学
 平成24年6月16日(土) 9:00〜11:00 担当:猪股講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
天王寺駅 作業車両格納庫 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
天王寺駅 作業車両格納庫 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
スケッチの様子
 建築設計実務II 第1課題に関連したフィールドワークを実施しました。JR天王寺駅作業車両格納庫の外観を見学、スケッチしました。見学中は作業車両が格納された状態でした。外壁には溶融亜鉛めっきのプランクシートが使われています。曲面処理されたプランクシートが構造体となっており、それだけで自立しています。足元から頂部まで1枚の材料で構成しており、平面から曲面に変わる部分には継目がありません。幅570?のプランクシートが縦横とも500?ピッチでボルト接合されています。その他、外壁足元の納まりや設備吊下部分などを確認しました。今後、今回見学した内容を参考に、各自案の詳細設計を進めていきます。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第8回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「水屋の共同制作」
 平成24年6月16日(土) 9:00〜12:30
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
竹の柱を籾殻やスチールタワシで磨く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
竹の柱を土台や頭つなぎ材と連結するためのホゾの制作
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
壁パネルの制作
 建築設計総合演習III第2課題で取り組んでいる、水屋の共同制作の作業を行いました。柱として使用する竹(モウソウチク)を籾殻やスチールタワシで磨いて清掃とつや出し、柱の頂部をつなぐ頭つなぎ材の切り出し、竹の柱を土台や頭つなぎ材と連結するためのホゾの制作、壁パネルの寸法・数量の確認および制作に取り組みました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第7回
 「加古川ウエルネスパーク 五感の森」見学
 平成24年6月9日(土) 12:30〜17:55 担当:西野助教
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
設計者の森山明先生(日建設計)にご案内いただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ハーブの丘 色とりどりのハーブが視覚と嗅覚を刺激する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ラベンダーの丘から音楽ホール棟、
ウエルネスセンター棟、図書館棟を見下ろす
案内板を屋外に設置するときの注意点をうかがう
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
瞑想の森 感覚を研ぎ澄ませ、足元に集中する
 設計・監理を担当された森山明先生(日建設計 設計部門 ランドスケープ設計担当技術長)のご案内で、加古川ウエルネスパークの五感の森を見学しました。加古川ウエルネスパークは心と体のバランスを取るために五感を刺激することをコンセプトとし、8万平米の敷地に五感の森が広がり、ウエルネスセンター棟、図書館棟、音楽ホール棟が配置されています。小雨混じりの天気となりましたが、五感の森のハーブの丘、ラベンダーの丘、ピクニック原っぱ、調整池を兼ねた水辺の生き物池、瞑想の森、霧の谷をめぐりながら、五感への刺激をどのように具体的なランドスケープとして具体化したのかについて、設計者ならではの説明をうかがいました。草花や樹木の名前と特徴、設計の手法としての自然の模倣や遠景の取り込み、材料の選定、視点の扱い、時間の経過による変化を考慮すること、外部ならではの維持管理の必要性、高低差の扱いや水のコントロールといった設計上の注意点など、具体的な事例を体験しながらランドスケープについて学ぶことができました。さらに、指定管理者の方に同行いただいてウエルネスセンター棟、図書館棟、音楽ホール棟を見学し、建築とランドスケープが一つのコンセプトにしたがって具体化されるさまを体感しました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第6回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「奈良町」見学
 平成24年6月2日(土) 8:50〜17:15
 担当:杉浦准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
奈良町を散策しながら奈良まちづくりセンター理事長の室氏から解説をいただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ならまち格子の家  かつて奈良町付近一帯を占め、隆盛を誇った元興寺の伽藍について解説をいただく ならまち格子の家  町家の特徴などについて室氏および倉本氏から説明をいただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
元興寺 日本最初の瓦屋根を見学 今西家書院 見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 元興寺 
 伝統的な町や集落の成り立ち、街並の保存と調和、土地の気候風土に根ざした建築物の計画方法などについて理解を深めるために、奈良町を訪れました。奈良まちづくりセンター理事長の室氏および同理事で建築士の倉本氏の案内でなら町を散策。実地に、奈良町の町家の特徴などについて解説をいただきました。途中、江戸時代から砂糖屋を営む町家の内部も拝見させていただきました。その後、伝統的な町家を再現した「ならまち格子の家」の2階に上がり、両氏から奈良町の歴史、町割りや町家の構成の特徴、奈良まちづくりセンターの活動内容などについて解説をいただきました。
 各自昼食をとった後、奈良町成立以前、奈良町付近一帯を占め、隆盛を誇った元興寺を見学。前身となる法興寺(6世紀)以来使用されている日本最初の瓦屋根(行基葺)および収蔵庫を見学・スケッチしました。
 その後、かつて興福寺大乗院家の坊官の居宅であった今西家書院を訪れ、書院、茶室、庭園を見学・スケッチ。室町時代から改修を重ねつつ今なお生き続ける伝統建築の空間をゆったりと堪能できました。茶室および水屋も自由に見学でき、建築設計総合演習IIIで茶室制作に取り組んでいる学生にはとてもよい参考になりました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第5回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「妙喜庵待庵 」見学
 平成24年5月26日(土) 8:55〜12:05
 担当:杉浦准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
見学の様子 見学の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 建築設計総合演習IIIの第2課題では、茶室の制作に取り組みます。これに関連して、日本空間の真髄であり、千利休の作と伝えられる国宝の茶室待庵を見学しました。はじめに住職より、5分程度、妙喜庵および待庵の歴史などについて説明をいただきました。その後は自由に見学・スケッチ。簡素に徹する空間の聖化、各部寸法の厳密なバランスによって生じる緊張感、光と闇による空間の演出などを体感しました。可能な範囲で各部寸法の実測や照度計測も行いました。好天の下、心地よい1時間があっという間に過ぎました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第4回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「紙管の建築 共同制作」
 平成24年5月17日(土) 10:00〜17:30
 担当:杉浦准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
施工実習室で一旦完成させた紙管の小屋を解体 解体されたパーツ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
パーツを敷地まで運搬 水平に地ならしした敷地に床組を設置
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
壁の組み立て
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
頭つなぎ材および小屋束の取り付け 屋根および建具の取り付け
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
完成した紙管の小屋の前で記念撮影
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
木漏れ陽の中たたずむ紙管の小屋
 建築設計総合演習III 第1課題で取り組んできた「紙管の建築の共同制作」の締めくくりとして、紙管の小屋を屋外へ移築しました。まず、施工実習室で制作した紙管の小屋を解体しました。つぎに、移築ともないドアの位置を変更するため、壁パネルを固定するホゾの一を修正。その後、解体された各パーツを敷地(建築スタジオ北側の緑地)に運び出し、組み立てました。天候にも恵まれ、大変でしたが、順調に作業を終えることができました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第4回
 建築設計実務II 履修者対象
 「醒井水の宿駅他 」見学
 平成24年5月1日(火) 12:00〜18:00 担当:猪股講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
醒井水の宿駅 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
JR醒ヶ井駅 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
JR米原駅駐輪場 外観
(1)醒井水の宿駅、JR醒ヶ井駅、駅前駐輪場
 建築設計実務II 第1課題に関連したフィールドワークを実施しました。醒井水の宿駅を中心に、隣接しているJR醒ヶ井駅の外観、併設の駐輪場を見学、スケッチしました。醒井水の宿駅の1階は地域の名産品店やレストラン、カフェ、2階はギャラリーや会議室などで、地域の交流拠点を意図した施設です。外壁には波形の耐候性鋼板が使われ、全体が錆び色の外観となっています。地域の顔としてのシンボル性を持たせる一方で、景観から逸脱した意匠とならないための配慮が伺われます。JR醒ヶ井駅はリン酸処理のコルゲートによるシンプルな矩形のファサードで、水の宿と併せて統一感のある意匠です。駐輪場はコルゲートの曲面処理による上屋を、上部梁と等間隔に並んだ柱によって支持しています。波板と梁とのボルト接合部、それぞれの板の重ね部分などを確認しました。

(2)JR米原駅駐輪場(Cyclestation 米原)
 コルゲートの曲面処理による上屋を、上部梁6箇所と3列の柱によって支持しており、全体が1つのオブジェのような構成です。2階へ至るスロープの手摺にもコルゲートが用いられています。床面を照らす照明だけでなく、アッパーライトを梁上に設け、上屋内部側にも光を当て、曲面形状を強調する工夫が見られました。

 今後、今回見学した内容を参考に、各自案の詳細設計を進めていきます。

■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第3回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「紙管の建築 共同制作」
 平成24年4月28日(土) 9:00〜16:40
 担当:杉浦准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
作業前の打ち合わせ 庇の屋根にポリカーボネイト製の波板を取り付ける
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
小屋の組み立て ポリカーボネイト製の波板で屋根を葺く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
壁上部の明かり障子の枠を制作 木枠に障子紙を貼る
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
完成
 建築設計総合演習III 第1課題で取り組んでいる「紙管の建築の制作」の作業を行いました。屋根および蔀戸のように跳ね上げ式に大きく開く庇をポリカーボネイト製の波板で葺き、壁上部に明かり障子を取り付け、ついに紙管の小屋が完成しました。5月17日に屋外に移設する予定です。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第2回
 建築設計実務II 履修者対象
 「香櫨園駅 」見学
 平成24年4月21日(土) 10:00〜11:00 担当:猪股講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
香櫨園駅外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
改札外の自由通路
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
プラットホーム
 建築設計実務II第1課題に関連したフィールドワークを実施しました。課題では、高架駅舎を計画します。香櫨園駅は、コンコースが1階、ホームが2階にあり、夙川をまたぐ断面計画となっています。はじめに、改札外の自由通路や敷地周辺を見学しました。高架下をエステやカフェ、駐輪場、駐車場として利用している様子が見られました。駅南北の動線を連続させ、駅周辺の一体感を損なわないように配慮されています。次に、改札内を見学しました。改札や階段、EV、エスカレーター、ホームなどの実測・スケッチを通して、利用者の通行に必要な寸法を体感することができました。今後、今回調査した内容をふまえ、各自案の設計を進めていきます。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第2回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「紙管に関する講義 」見学
 平成24年4月21日(土) 10:00〜12:05
 担当:杉浦修史教授、杉浦准教授、萬田准教授、宇野講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講義の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
質疑応答の様子 
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
様々な種類の紙管の実物に触れる
 これまでに建築家 坂茂氏らとともに紙管の建築の建設に取り組んでこられた紙管メーカーの株式会社昭和丸筒より講師を招き、紙管に関する講義をいただきました。講義のテーマは「紙管の用途、製法、建築材料への可能性について −ハノーバー万博に本館を参考として−」。昭和丸筒 開発本部研究開発部の山口氏より、紙管の用途・種類、紙管の製造方法、紙管原紙および紙管の物性(構造強度、湿度と強度の関係、熱特性)と長所や短所、再生システム、紙管を使った建築事例とその施工プロセス、建築に使用する際の問題点、構造材として使用するための法規的対応などについて、実物見本や、動画などを用いて詳しく解説いただいた。  講義後、質疑応答の時間を設けた。学生や教員から、「防水加工をした紙管はどの程度リサイクル可能か」「水分で湿った後、乾かすと紙管の強度や形はどの程度復元するのか」「紙管表面の紙や接着剤の人体の健康に及ぼす影響はあるか」「丸以外の異形断面の紙管の製造方法やコスト」「紙管の熱特性」「紙管のたわみと厚さと径の関係」など多数の質問があり、活発な質疑応答がなされました。  建築設計総合演習IIIで紙管の建築を計画する学生にとって非常に有意義なフィールドワークとなりました。
■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第1回
 建築設計実務II 履修者対象
 「二条駅、花園駅 」見学
 平成24年4月14日(土) 13:00〜18:00 担当:猪股講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
二条駅のプラットホーム
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
二条駅と花園駅で共通の軒ディテール
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
花園駅のプラットホーム
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
花園駅の上屋
(1)二条駅
 元浦辺設計の森本様より、二条駅と花園駅の高架化プロジェクトについて説明頂きました。駅は人々を迎える建築であることから、二条駅は門をイメージしてデザインされています。東西の駅前広場と上屋の中心を合わせ、正面性を強調し、プラットホームをより豊かな空間にすることを心掛けたとのことです。

(2)花園駅
 曲面の上屋を持つ二条駅に対して、花園駅の上屋は多角形によるデザインとなっています。軒は二条駅と共通のディテールであり、水切を設けることで、汚れて色が変わる部分と汚れの付着しにくい部分とを分けているそうです。

 2つの駅舎の見学・スケッチを通して、建築が街のイメージをつくる1つの要素になっていることを実感しました。

■H24年度前期 建築学専攻 修士2年生 フィールドワークVI 第1回
 建築設計総合演習III 履修者対象
 「国立民族学博物館 」見学
 平成24年4月14日(土) 11:30〜16:00 担当:杉浦准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
国立民族博物館 見学の様子 
 建築設計総合演習III 第1課題に関連したフィールドワークを実施しました。建築設計総合演習III 第1課題では、紙管を使用した建築を計画します。敷地は、国内外から各学生が自由に選定し、その地域の気候、風土、文化、民俗や風習などを調査し、それらに配慮した計画とします。手始めに、国立民族学博物館を訪れ、世界各地の風土とそれに関わる生活・文化(衣、食、住、信仰、音楽、生業など)に関する展示物を広い視野で 見学しました。また、映像ライブラリーの視聴、博物館の図書室(60万冊以上所蔵)で文献調査を行い、各自の敷地選定や設計案を具体的にイメージするための参考としまた。
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