武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
武庫川女子大学大学院 建築学専攻修士 2年生
「建築設計総合演習III」
>>H24年度 前期 >>H23年度 前期
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題2:ゲルの制作」 講評会新着
2013年7月31日(水) 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、中村教授、田崎教授
建築学科修士2年生 建築設計総合演習III
■パンタ・ゲル組み立てプロセスの動画 (↑画像クリックで再生)
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
建築スタジオの玄関ホールに基礎を並べ、柱、梁を挿し込み、その梁と屋根とをジョイントする
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
躯体の強度を高め、揺れなどを防ぐために、柱間の一部にシナベニヤの壁を挿入し、屋根の布をかぶせながら、梁、屋根を持ちあげる
建築学科3年生 建築設計演習III
所定の高さまで屋根が持ち上がると、柱の上部すべてに貫を挿し込み、外側からワイヤで全周を締め付ける。その後、屋根の布を撓みのないように貼り、柱間も布で覆う
建築学科3年生 建築設計演習III
6人の大学院生だけで、およそ30分で「パンタ・ゲル」が完成
 
建築学科3年生 建築設計演習III
学生各自の活動記録は、フィールドワークなどの成果とも一緒にA3ファイルにまとめて、講評会で発表
 
 大学、大学院の6年間のまとめとして取り組んできた新たなゲルが完成し、建築スタジオのホールに組み立てて、展示を行いました。躯体を持ちあげて完成させることから、「パンタ・ゲル」と名付けたこの作品の組み立てのプロセスをヴィデオ撮影し、編集して、講評会でプレゼンテーションするとともに、実際の「パンタ・ゲル」を先生方に見ていただきながら、さまざまなご意見やさらなる改良のためのアドヴァイスなどを頂き、学生・教員ともども、大変な作業ではありましたが、その成果に少なからぬ満足を実感できました。
 
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題2:ゲルの制作」 第10週
新着
2013年7月16日(火)〜7月19日(金) 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、中村教授、田崎教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
スタジオで模型を使って、あらためて組み立てのプロセスについて検討した
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
柱、梁を繋がった屋根をみんなで押し上げて、安全に立ち上がることを確認
建築学科3年生 建築設計演習III
屋根の揺れを防ぐために、腕木を相互に繋いで全体の剛性を高める
建築学科3年生 建築設計演習III
小屋の軸組が完成。素早く安全に組み立てられます
 
建築学科3年生 建築設計演習III
仕上げとして屋根に布を張るために、原寸大の布を軸組に合わせて、留め方や引っ張り方を検討する
 建築設計総合演習IIIの課題2では、モンゴルのゲルを参考にし、パンタ・ドームのように床上で、梁と屋根とをつないだ後に、屋根を持ちあげ、固定するという円形の小屋を実寸で制作しています。
 今週は、人力だけで組み立てる際の安全な手順を改めて模型で検討し、リフトを使わずに小屋の屋根をみんなで押し上げて固定することができました。屋根の繋ぎや壁の補強板も効果を発揮し、しっかり強固な小屋が完成。最後の屋根の仕上げについて、小屋の軸組の上に原寸にカットした布を張ってみて、細部のデザインも検討しました。
 
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題2:ゲルの制作」 第9週
新着
2013年7月9日(火)〜7月12日(金) 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、中村教授、田崎教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
柱の頭部を繋ぐ貫を挿しこみ部分の形状を確認しながら加工する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
土台を互いに緊結し、ほぞ穴に柱脚部を挿しこんで、正しい位置にセットする
建築学科3年生 建築設計演習III
リフトを使って、屋根、梁を持ちあげてみる
建築学科3年生 建築設計演習III
屋根が持ち上がり、柱頭部に貫を挿しこんで、全体の形をチェックする
 
建築学科3年生 建築設計演習III
揺れを防ぐため、柱の間にベニヤ板を落としこんで全体の剛性を高めてみる
 建築設計総合演習IIIの課題2では、モンゴルのゲルを参考にし、パンタ・ドームのように床上で、梁と屋根とをつないだ後に、屋根を持ちあげ、固定するという円形の小屋を実寸で制作しています。
 今週は1/5サイズのモデルや原寸の一部でスタディした結果も配慮して、小屋のすべての部材を加工していきます。土台に開けたほぞ穴に柱脚部をはめ込み、柱、梁、屋根部分を床の上で繋ぎ合わせて、試しにリフトで持ち上げてみました。その後、全体の揺れなどを防止するために、壁に筋かいやボードの補強を加えたり、屋根部分の部材をお互いに固定したりして、小屋の強度を確保していきます。
 
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題2:ゲルの制作」 第8週
新着
2013年7月2日(火)〜7月5日(金) 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、中村教授、田崎教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
電動角のみの扱いにも慣れて、グループで手早くほぞ穴をあけていく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
梁が集まる屋根の中央部分は、大きなねじれがかかるため、特に入念に強固に仕上げる
建築学科3年生 建築設計演習III
八方に伸びる腕木を上下から2枚の板で緊結していく
建築学科3年生 建築設計演習III
2組の柱、梁と屋根の部分とを組み合わせてみて、部材の動きなどをチェックする
 建築設計総合演習IIIの課題2では、モンゴルのゲルを参考にし、パンタ・ドームのように床上で、梁と屋根とをつないだ後に、屋根を持ちあげ、固定するという円形の小屋を実寸で制作しています。
 1/5サイズのモデルでのスタディを踏まえて、本格的に小屋の実作を進めていきます。 墨付けされた部材を電動工具などを使って、正確に加工し、お互いの組み合わせなどを確認しながら、力を合わせて作業に取り組んでいます。
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題2:ゲルの制作」 第7週
新着
2013年6月25日(火)〜6月28日(金) 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、中村教授、田崎教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
1/5のモデルで、柱を並べ、梁と屋根とを床上で繋いでいく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モデルの屋根を所定の高さに持ち上げて、柱をお互いに貫で結び付け、全体に圧縮をかけて、小屋の安定感を体感してみる
建築学科3年生 建築設計演習III
木造建築の第一人者である鈴木祥之先生、荒木正亘先生からモデルを前にしてアドヴァイスを伺う
建築学科3年生 建築設計演習III
梁と屋根を繋ぐ部分を実寸で試作して、部材の揺れや動きの滑らかさなどを実際に確認していく
 建築設計総合演習IIIの課題2では、モンゴルのゲルを参考にし、パンタ・ドームのように床上で、梁と屋根とをつないだ後に、屋根を持ちあげ、固定するという円形の小屋を実寸で制作しています。
 基本的な部材の加工を行う一方で、1/5サイズの模型を作って、力の流れや小屋の変形などをあらかじめ検討し、実作に応用していきます。
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題2:ゲルの制作」 第4〜6週
新着
2013年6月4日〜6月21日 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、中村教授、田崎教授、田中講師
外部講師:上野真城子先生 (アジア都市コミュニティーセンター)
建築学科3年生 建築設計演習III
上野真城子先生とモンゴルの女子大生を招いて、ゲルや遊牧民の暮らし、ウランバートルの住宅事情などについて話を聞いた
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モンゴルのゲルを参照して、新しいゲルのアイデアを提案していく/td>
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
原寸で柱や梁を試作し、組み立てのプロセスや部材の結合方法などを具体的に検討しあう
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
1/5の模型をつくって、ゲル全体の力のかかり方や変形の様子、それに対抗する筋交いの配置などをスタディする
 モンゴルの遊牧民のゲルを参考にし、また現代的な知識も活用しながら、組み立てが容易で、楽に持ち運びのできる小屋の設計・製作に取り組んでいる。
  昨年度まで関西学院大学で、モンゴルの住環境などを主要な研究テーマとして活動されてきた上野真城子先生をお招きして、ゲルやそこでの暮らしについて、ウランバートルの現状やモンゴルの人々の住まいについての考え方などについても、スライドを見ながら具体的にお話していただいた。また一緒に来られたモンゴルから来日中の女子大生からも具体的な住生活の様子をいろいろと聞くことができた。
 施工実習室で実際に組み立てたゲルについて、その特徴や問題点を検討しあい、パンタドーム構法をとりいれた、新しいゲルの設計を行い、原寸の部分模型や1/5の全体模型などを作成していく。また木材の調達や加工方法の検討なども平行して行い、実寸での小屋の制作の準備を進めている。
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題2:ゲルの制作」 第1〜3週
新着
2013年5月16日(木)〜6月1日(土) 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、田崎教授、田中講師、安井巧先生
建築学科3年生 建築設計演習III
上甲子園キャンパスの自妙庵で安井先生から直接、茶室の構成や細部についても解説を伺った
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
スタジオでの講義でも、実際の茶室に用いるさまざまな部材を示しながら、多くの文献に基づいた茶室づくりの基本を教えていただいた
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
関西学院大学から借用したモンゴルのゲルを施工実習室で実際に組み立ててみる
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
躯体の上に屋根の天幕を被せ、さらに周囲も布で覆っていく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
完成したゲルを背景に記念撮影
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
完成したゲルの内部で記念撮影
 建築設計総合演習IIIの課題2では、昨年まで茶室の制作をテーマにしてきましたが、今年度は、遊牧民のゲルを実寸大で制作することを通して、より具体的に「住まうこと」を建築化するプロセスを学んでいきます。また住まいの実作にあたって、建物の多彩な意味やそこでの人々の振る舞いとの関わりなどを考える手掛かりとして、茶室に造詣の深い安井先生から、本学科の茶室「自妙庵」を見本として、さらに多くの文献資料などを見ながら、茶室の空間構成について、2回にわたり、講義を伺いました。 前課題で学んだ世界各地の建築と風土との関係を踏まえて、モンゴルについても文献調査を本格的に始めるとともに、関西学院大学から借用し、上甲子園キャンパスへ運んできたゲルを実際に組み立てることによって、その構成や部材の加工方法などについても理解を深めることができましたた。また国立民族学博物館に展示されているモンゴルのゲルをフィールドワークで実測調査し、そのデータを図面化する作業も行っています。
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題1: 紙管の建築」 講評会
新着
2013年5月14日 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、杉浦修史教授、福本教授、有岡先生、杉浦徳利准教授、天畠講師
建築学科3年生 建築設計演習III
講評会の様子 紙管の橋の共同制作プロセスや紙管を用いた構造実験などの発表
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 紙管の橋の見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講評会の様子 各自の設計案の詳細模型を用いて構造や施工方法を説明
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品 オリンピックボランティアのための宿泊キャンプ施設
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品 カザフ族の移動可能な住居
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品 ベドウィンの移動可能な住居
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品 地球環境を考える「アースデイ」におけるイベント施設
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生の作品 モンゴル遊牧民の移動可能な住居 組み立て手順
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品 ツバルのKing Tides Festivalのための海に浮かんだイベント会場
 5月14日には、建築設計総合演習IIIと建築設計技術演習IIIの合同講評会を実施しました。はじめに、紙管の小屋の共同制作のプロセスや、紙管の橋を用いた構造実験などについてスライドを用いて発表しました。続いて、玄関ホールに展示された紙管の橋を見学。その後、各自の作品を発表しました。原寸大やそれに近い大きさの詳細模型などを使いながら、各自が選定した用途や敷地に対して、紙管をどのように工夫して用いたかを説明しました。意匠、環境、構造、施工などの多方面から意見・指摘が交わされました。与えられた材料の特性をよく理解し、アイデアを絞って多様な用途や環境に対応させることのおもしろさと難しさ、アイデアを原寸大で実現するのに必要なディテールや仕様を科学的に計画することの重要さを再認識しました。
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題1: 紙管の建築」第5週
新着
2013年5月7,9,10日 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、田崎教授、杉浦徳利准教授、西野助教
建築学科3年生 建築設計演習III
教員との対話を重ね、案を深化させる
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
教員との対話を重ね、案を深化させる
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
各自の設計案の部分詳細模型を原寸大から1/5程度の縮尺で制作
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
施工実習室で制作した紙管の橋を玄関ホールに移動
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管の橋の移設作業
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
玄関ホールに移設された紙管の橋
 先週の中間講評会で指摘されたことを考慮しながら、教員との対話とスタディを重ね、各自の設計をさらに煮詰めました。その後、講評会に向けてプレゼンテーション作業に取り組みました。また、施工実習室で制作した「紙管の橋」を校舎の玄関ホールに移設し、手摺も取り付け、他の学生や訪問者の方々に公開しました。
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題1: 紙管の建築」 第3, 4週
新着
2013年5月14日 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、田崎教授、大井准教授、杉浦徳利准教授、西野助教、芳谷先生
建築学科3年生 建築設計演習III
教員との対話を重ねる
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
中間講評会
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
手描き透視図の指導
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モックアップを用いた構造実験  橋の中央に1つ5kgの木製スツールを積み重ねる。鉛直荷重が150kgfに達するまでの過程におけるジョイント部の変位を計測。
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モックアップを用いた構造実験  布製ベルトの一端を鉄筋コンクリートの壁面に固定し、他端を紙管の橋のジョイントに引っ掛ける。道具を使ってベルトに張力を導入し、水平荷重が100kgfになるまでの過程におけるジョイント部の変位を計測。
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モックアップを用いた構造実験 変位の計測の様子
 世界各地から選定した地域の風土や文化などの調査や、そこに建てる紙管の建築のアイデアについて議論を重ね、各自の基本的な計画が固まってきました。4月30日には、これまでの成果を一旦まとめ、中間講評会を実施。案を次のレベルに進展させるべく、活発な意見交換が行われました。また、先週共同制作した「紙管の橋」のモックアップを使って構造実験を行いました。紙管と木製ジョイントから成るアーチ型のフレームに、それを補強する引張材を様々な形で取り付け、鉛直剛性や水平剛性を確認しました。5月2日には、日建設計で透視図を多数手がけてこられた芳谷勝濔先生の指導のもと、各自の設計案を手描き透視図で効果的に表現する練習をしました。
H25年度 修士2年生前期
建築設計総合演習 III
「課題1: 紙管の建築」 第1, 2週
新着
2013年4月9日、11日、12日、16日、18日、19日 13:05〜16:20
担当: 岡崎教授、田崎教授、大井准教授、杉浦准教授、西野助教
建築学科3年生 建築設計演習III
全員でモックアップの計画について打ち合せ
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管の橋の共同制作 ジョイントに引張材を取り付けるための孔をあける 紙管の橋の共同制作 木製ジョイントと紙管をビスで固定し、アーチ状に組み立てる
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管の橋の共同制作 アーチ型のフレームを建ち上げる 紙管の橋の共同制作 フレームにぶら下がってみて、強度を体感する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生 建築設計演習III
紙管の橋の共同制作 引張材の取り付け 紙管の橋の共同制作 階段ユニットの制作
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
紙管の橋の共同制作 紙管のフレームにぴったり嵌るように確認しながら階段ユニットを組み立てる 紙管の橋の共同制作 紙管のフレームに階段ユニットを組み込む
建築学科3年生 建築設計演習III
完成後、教員が実際に渡ってみた。一人が歩いて渡るだけの強度はあるが、やや揺れる。引張材により強い張力の導入と階段ユニットと紙管のフレームの緊結が必要。今後、引張材の配置パターンを様々に変えて、強度の変化などを観察予定。
建築学科3年生 建築設計演習III
完成した紙管の橋の前で記念撮影
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
敷地の候補や建物用途など各自の計画案を発表し、意見交換
 建築設計総合演習IIIの第1課題では、世界各地から特徴的な風土の土地を各自で選定し、その地域の気候、風土、文化を考慮して、「紙管」を使用した建築を計画します。紙管を建築材料として用いることは一般的ではありませんが、軽量で加工しやすく環境に優しいなど、建材としての可能性も秘めています。
 また各自が設計案を作成するのと並行して、学生全員の共同作業により、紙管の建築のモックアップ(実物大模型)を制作します。この原初的・身体的な体験を通して、紙管という材料と向き合い、従来通りの使用方法に留まらず、新たな建築的可能性を模索し、引き出す能力を鍛えます。
 4月9日には、課題説明の後、紙管の建築のモックアップのデザインや構造、制作スケジュールについて打ち合せをしました。今回は、大人一人が歩いて渡れる強度を持ったアーチ型の橋をつくることに決まりました。
 4月11,12,18日には、紙管の橋の共同制作に取り組みました。まず、紙管と木製ジョイントでアーチ型のフレームを構成しました。その後、ささら桁と段板、蹴込板でユニット化された階段を作り、これを紙管のフレームにはめ込み、短辺方向の剛性を補強しました。さらに、木製ジョイント間を引張材となる金属製のロッドでつなぎ、架構方向(人が渡る方向)の剛性を補強しました。  上記の引張材は取り外しできる仕様になっており、今後の演習において、引張材を様々なパターンで取り付けた時の、橋の強度を体感的に確認する予定です。
 4月16,19日には、各自で国内外に存在する様々な気候、地形、文化、民俗、風習と生活空間のかかわりについて、文献やインターネットなどで調査し、敷地選定や設計案の検討に取り組みました。
>>H24年度 前期  >>H23年度 前期
>>建築学科TOPページ
Copyright 2005-2013 Mukogawa Mowen's University.All rights reserved.
当サイトに掲載されている文章・画像の無断転載を禁じます。