「空間表現演習 I」の関連で、実際のいけばなを見学し、理解を深めるために未生流笹岡家元邸を見学しました。 まず笹岡隆甫先生から、大正初期に建築された本家元邸の特色や、いけばなの誕生と客人をもてなす文化との密接な関係を講義いただきました。その後いけばながいけられている座敷に移動しました。座敷では、江戸末期の森周峯法橋の手による須磨の図の襖絵を見学したほか、枝や葉を減らすなどのいけばなの基本的な考え方を講義いただきました。庭と一体になった建築空間、そして建築といけばなの関係をよく体験するよう指導いただいた後、座敷といけばな、庭、玄関などをスケッチしながら見学しました。 最後に今回の演習では、大作いけばなも含めて、上甲子園キャンパスにおいていけばなの演習をするので、その中でも、建築空間といけばなの関係を考えてほしいと締めくくられました。