武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 ■海外研修旅行 2011年 8/22(火)〜9/4(月)  
武庫川女子大学 建築学科
イタリア研修 14日間の旅
新着
 建築学科では2年生以上の夏休みの二週間を利用して海外研修旅行を実施しています。
 今年度の海外研修は、イタリアの南部から北部までの各都市を2週間かけてバスで巡り、古代から中世、現代までの名建築や個性的な都市・集落を自分の眼で見て、肌で体験してきました。

  引率者:杉浦徳利講師、森本順子助手、JTB添乗員

>>2010年度イタリア・パリ研修  >>2010年度フランス・バルセロナ研修
>>2009年度イタリア研修 >>2009年度スペイン・フランス研修
>>2008年度イタリア研修
  >>2007年度イタリア研修
イタリア研修 13,14日目 ミラノから日本へ新着
2011年9月3日(土)、4日(日)
ミラノ マルペンサ国際空港 チェックイン
いよいよ日本に向けて飛行機に搭乗
 いよいよ2週間の研修旅行も終わりです。9/3の午前中にミラノ マルペンサ国際空港を出発し、ローマ フィウミチーノ空港を経由して、9/4の朝に関西国際空港に到着しました。長旅の疲れは多少ありますが、皆無事に元気に戻ってくることができました。歴史と芸術にあふれるイタリアの各都市を巡り、その文化と空気を肌で感じられたことは、これから建築を学んでいく上で大きな糧となるでしょう。
イタリア研修 12日目 「ミラノ」見学新着
2011年9月2日(金)
ミラノ ドゥオモ広場 右:ドゥオモ(ミラノ大聖堂) 左:ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
ミラノ ドゥオモ(ミラノ大聖堂) ミラノ ドゥオモ(ミラノ大聖堂)
ミラノ ドゥオモ(ミラノ大聖堂) 屋上
ミラノ サン・サティーロ教会 正面ファサード ミラノ サン・サティーロ教会
ミラノ ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア ミラノ スカラ座の前にてスケッチ
ミラノ スカラ座・ホワイエ
ミラノ サン・カルロ病院付属礼拝堂にてスケッチ
ミラノ 聖フランチェスコ教会
ミラノ ピレリ・ビル
 本日は流行の発信地、ミラノを見学しました。歴史的建造物と多くの現代建築が混在する街です。
 見学はドゥオモ(ミラノ大聖堂)からスタートしました。ゴシック建築の傑作で、ステンドグラスがとても美しい聖堂です。次に、狭小敷地にて奥行のある聖堂を実現するため、遠近法を巧みに用いた祭壇背面の「だまし絵」が見事なブラマンテ設計のサン・サティーロ教会の説明をうけながら、スケッチをしました。再びドゥオモに戻り、屋上から聖堂を支える繊細な模様の飛び梁を間近で観察した後、美しいガラスのアーケードがスカラ座まで伸びるヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの中を歩きました。最後にオペラの殿堂であるスカラ座のホワイエなどを見学しました。
 午後からは、雑誌「ドムス」の創刊者としても知られるジオ・ポンティの建築作品を巡りました。ノアの方舟を連想させる船形のサン・カルロ病院付属礼拝堂、外壁のタイルや天へと延びる内部空間が素晴らしい聖フランチェスコ教会、現在はロンバルディア州庁舎として使用されている高層建築のピレリ・ビルなど、どれも「建築は結晶である」というポンティの言葉通り、六角形のモティーフが随所に使われています。それぞれの美しい外観や内部空間、ディテールを見学しながらスケッチを行い、イタリアでの研修の全てを終えました。
イタリア研修 11日目 「ヴィチェンツァ、ヴェローナ」見学新着
2011年9月1日(木)
ヴィチェンツァ ラ・ロトンダ
ヴィチェンツァ ラ・ロトンダの説明を受ける
ヴィチェンツァ ラ・ロトンダでのスケッチの様子 ヴェローナ 昼食の様子
ヴェローナ カステル・ヴェッキオ美術館 ヴェローナ カステル・ヴェッキオ美術館・内部の様子
ヴェローナ サン・ゼーノ・マッジョーレ教会でのスケッチ
ミラノ 宿泊先のホテルに到着
 イタリアで訪問する最後の都市・ミラノへの道中、ヴィチェンツァとヴェローナに立ち寄りました。
 ヴィチェンツでは、パッラーディオが設計したルネッサンス期のヴィラ建築の傑作の一つ、ラ・ロトンダを見学、スケッチしました。パッラーディオは宗教建築に限られていたクーポラを邸宅に取り入れた最初の建築家で、この建物を含め彼が設計したヴィチェンツァ市街とヴェネト地方の邸宅群は、世界遺産に登録されています。
 次に訪れたヴェローナでは、14世紀の城塞が建築家カルロ・スカルパによって美術館に改装されたカステル・ヴェッキオ美術館を見学しました。単に古い建物を修復するだけでなく、新しい創造性を加えた彼の見事なデザインに注目しながら見学ました。また、イタリアを代表するロマネスク建築のサン・ゼーノ・マッジョーレ教会も見学しました。教会の名に冠された聖ゼノはヴェローナの守護聖人です。内陣下部にある小さなアーチで囲まれたクリプタや中庭付きの美しい回廊などをスケッチしました。
イタリア研修 10日目 「ヴェネツィア」見学新着
2011年8月31日(水)
ヴェネツィア ドゥカーレ宮殿 中庭
ヴェネツィア ドゥカーレ宮殿 黄金の階段
ヴェネツィア サン・マルコ大聖堂
ヴェネツィア サン・マルコ大聖堂の解説の様子
ヴェネツィア ゴンドラで運河を遊覧 ヴェネツィア 町並みを散策
ヴェネツィア プンタ・デラ・ドガーナ美術館 ヴェネツィア 水上バス「バポレット」でビエンナーレ会場へ向かう
ヴェネツィア ビエンナーレ会場 アルヴァア・アアルト設計のスカンジナビア館
ヴェネツィア サンマルコ広場にて記念撮影
 「アドリア海の女王」とも称されるヴェネツィアを見学しました。今年は美術のオリンピック「ヴェネツィア・ビエンナーレ」が開催されています。
 ヴェネツィア湾のラグーナの上に築かれた海上都市ヴェネツィア本島には多数の運河が流れ、移動は船か徒歩に限られています。最初に街の中心となるサン・マルコ広場へ船で向かい、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ大聖堂を見学しました。ドゥカーレ宮殿では溜息の橋を渡り、中庭でスケッチを行いました。次にゴンドラと呼ばれる伝統的な手漕ぎ小船に乗って大小の運河を遊覧しました。
 昼食後、午後からはプンタ・デラ・ドガーナ美術館を見学しました。建築家・安藤忠雄氏の手によって現代美術館としてよみがえった15世紀の歴史的建造物「海の税関(Dogana di Mare)」の建物とフランスの実業家フランソワ・ピノー氏の現代美術のコレクションを鑑賞しました。
 ヴァポレットと呼ばれる水上乗り合いバスに乗り、ビエンナーレが開催されている市街最大の公園、ジャルディーニに向かいました。会場では世界各国のパビリオンを見学。その後は班ごとに分かれ、運河と細い道が入り組む美しい町並みを堪能しながら散策しました。
イタリア研修 9日目 「ラヴェンナ、トレヴィゾ」見学新着
2011年8月30日(火)
ラヴェンナ サンタポリナーレ・イン・クラッセ教会 ラヴェンナ サンタポリナーレ・イン・クラッセ教会
ラヴェンナ サン・ヴィターレ教会
ラヴェンナ サン・ヴィターレ教会 鮮やかなモザイク画
ラヴェンナ サン・ヴィターレ教会 ガッラ・プラチーディアの廟
ラヴェンナ サン・ヴィターレ教会 中庭 ラヴェンナ市内を散策 ポポロ広場
トレヴィゾ ブリオン・ヴェガ墓地
トレヴィゾ ブリオン・ヴェガ墓地 併設教会堂
トレヴィゾ ブリオン・ヴェガ墓地 併設教会堂で記念撮影
 連日の猛暑も弱まり、過ごしやすい気候となってきました。
 午前中は、かつて西ローマ帝国や東ゴート王国の首都がおかれたこともある、古都ラヴェンナでサンタポリナーレ・イン・グラッセ聖堂およびサン・ヴィターレ教会を見学しました。ビザンチン様式のこれら2つの教会は、祭壇の壁や天井面が鮮やかなモザイク画で埋め尽くされ、荘厳な雰囲気です。1年生の演習でモザイク画を制作した経験のある学生たちにとっては、本場のモザイク画を体験する良い機会となりました。その後、ラヴェンナの街を散策しつつ、ポポロ広場やダンテの墓などを見学しました。
 レストランで昼食をとった後、トレヴィゾに移動し、カルロ・スカルパ設計のブリオン・ヴェガ墓地を見学。建具や階段など加えられた仕掛け、スカルパのデザイン意図など詳しい説明をいただきました。トウモロコシ畑が広がるのどかな環境にたたずむ静謐な空間で、じっくりと見学・スケッチに集中することができました。
 その後、さらにバスで移動し、「水の都」ヴェネツィアへの玄関口、メストレ地区のホテルに到着しました。
イタリア研修 8日目 「ピサ、リオーラ」見学新着
2011年8月29日(月)
ピサ 洗礼堂、大聖堂、斜塔が立ち並ぶ「奇跡の広場」
ピサ 斜塔 ピサ 大聖堂
ピサ 大聖堂 内部
ピサ 洗礼堂 ピサ 洗礼堂 内部
リオーラ教区センター
リオーラ教区センター 内部
ラヴェンナ ホテルのレストランで夕食
 本日から習慣の海外研修も後半に突入しました。
 内陸部のフィレンツェを発ち、イタリア半島の西海岸、ティレニア海に面した港湾都市ピサまで移動し、ドゥオモ広場(奇跡の広場)を訪れました。ガリレオの「落下の法則」の実験で有名なピサの斜塔、洗礼堂、大聖堂を見学し、ピサ・ロマネスクという東方文化に影響を受けた独特の建築様式について学びました。その後、進路を東へ。内陸山間部のリオーラ村に立ち寄り、フィンランドの建築家アルヴァ・アールトがイタリアに残した唯一の教会であるリオーラ教区センターを見学しました。非対称形のアーチによる端正な構成美、白色の内部空間に充満する柔らかな光と陰影の空間をじっくりとスケッチしました。再びバスに乗り込み、イタリア半島東海岸を目指しました。アドリア海に面した、ビザンチン美術が花開いた古都、ラヴェンナに到着しました。
イタリア研修 7日目 「フィレンツェ市内」見学新着
2011年8月28日(日)
オスペダーレ・デッリ・インノチェンティ オスペダーレ・デッリ・インノチェンティ 中庭
オスペダーレ・デッリ・インノチェンティ 内部
サンティッシマ・アヌンツィアータ教会 サンティッシマ・アヌンツィアータ教会 内部
フィレンツェ市内散策の様子 ドゥオモ(フィレンツェ大聖堂)内部
洗礼堂、鐘楼、ドゥオモの前で記念撮影
橋と建築が一体化したポンテ・ベッキオ シニョーリア広場(左:ヴェッキオ宮殿、右:ロッジア・デイ・ランツィ)
ウフィッツィ美術館
 今日は「花の都」の呼び名で名高いフィレンツェ市内の見学です。フィレンツェはメディチ家統治時代にルネサンス文化が花開いた街で、現代に至るまで伝統は引き継がれ、当時の建築や美術品が多数残る見所の多い都市です。午前中は、サンティッシマ・アヌンツィアータ広場を訪れ、ここに面して建つ2つの建物、サンティッシマ・アヌンツィアータ教会とルネサンスを代表する建築家ブルネレスキの初期の代表作オスペダーレ・デッリ・インノチェンティ(捨て子養育院)を見学しました。昼食後はドゥオモ(フィレンツェ大聖堂)を見学。巨大なクーポラ(ドーム屋根)を持つ堂々とした威容に一同感嘆の声を上げていました。その後、町を散策しながら共和国広場、オルサンミケーレ教会、フィレンツェ最古の橋で、橋と建築が一体化し金細工の店が立ち並ぶポンテ・ベッキオ、フィレンツェ共和国の時代から現在に至るまで政治的中心であるシニョーリア広場などを見学。最後にボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」などルネサンス美術の名作を多数収蔵するウフィッツィ美術館を訪れました。研修後は現地解散し、班ごとに分かれてフィレンツェ市内の散策、ショッピング、夕食を楽しみました。華々しいルネサンス文化を満喫できた1日でした。
イタリア研修 6日目 「アッシジ」見学新着
2011年8月27日(土)
アッシジ サンタ・キアーラ聖堂
アッシジ サン・フランチェスコ通りを散策
アッシジ ミネルヴァ神殿
アッシジ サン・フランチェスコ聖堂
アッシジ サン・フランチェスコ聖堂
アッシジ 町並みを背景に記念撮影
アッシジ レストランで昼食
フィレンツェ ミケランジェロ広場にて眺望を楽しむ
 ローマを離れ、ウンブリア平原を見下ろす丘の上にある聖者フランチェスコの町「アッシジ」を見学後、一路、フィレンツェへ向かいました。
 アッシジでは最初にサンタ・キアーラ聖堂を見学しました。聖フランチェスコの弟子であった聖キアーラに捧げられた聖堂で、白とピンクの大理石で作られたゴシック建築です。聖堂前の広場にて添乗員の方の通訳で現地ガイドの方の解説を聞いた後、見学・スケッチを行いました。次に、穏やかに時間が流れるアッシジの町を散策。ローマの神殿遺跡の内部を教会として改装したミネルヴァ神殿に立ち寄りつつ、町の北西に位置するサン・フランチェスコ聖堂へ向かいました。
 サン・フランチェスコ教会では、ジオット、シモーネ・マルティーニ、チマブーエ作の優れたフレスコ画を鑑賞しました。1997年の地震で大きく損傷したものの、見事に修復された聖堂をスケッチしました。
 昼食後、バスで3時間かけフィレンツェに到着。夕刻、ミケランジェロ広場にて夕日に染まる町の美しいパノラマを眺めることができました。
イタリア研修 5日目 「ヴァチカン市国およびローマ市内」見学
2011年8月26日(金)
ヴァチカン市国 システィーナ礼拝堂についての説明
ヴァチカン市国 サン・ピエトロ寺院
ヴァチカン市国 サン・ピエトロ広場にて記念撮影
ローマ サンタアンドレ・アル・クイリナーレ教会 ローマ サンカルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ教会
ローマ トレビの泉
ローマ パンテオン
ローマ ナヴォーナ広場 サンタニェーゼ聖堂
ローマ ナヴォーナ広場 四大河の噴水の前で記念撮影
 カトリックの総本山・ヴァチカン市国にあるサン・ピエトロ寺院とバロック様式の2巨匠が手掛けた教会、パンテオンなどローマの名所を見学しました。
 ガイドの方から、システィーナ礼拝堂の詳細な説明を受けた後、ミケランジェロ作「最後の審判」、「アダムの創造」などの壁・天井画を、その圧倒的な迫力に感動しながら見学しました。引き続き、サン・ピエトロ寺院やサン・ピエトロ広場の見学・スケッチを行いました。
 その後、バロック建築を代表する2つの教会を見学しました。聖アンドレが昇天する様子を豪華絢爛に表現したベルニーニ作のサンタアンドレ・アル・クイリナーレ教会、白い十字や菱形の装飾が印象的なクーポラを持つボッロミーニ作のサンカルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ教会を、それぞれの建築家の特徴を比較しながらスケッチをしました。
 ローマへの再訪を願いながらトレビの泉にコインを投げた後、各自昼食を取り、パンテオンへ向かいました。パンテオンは2世紀にローマ皇帝ハドリアヌスによって再建された神殿です。ドーム天井の中央に9mの天窓が開いている象徴的で荘厳な空間を見学しました。最後にナヴォーナ広場でベルニーニ作の四大河の噴水やボッロミーニ作のサンタニェーゼ聖堂を見学・スケッチ。その後、現地解散し、各班に分かれてローマ市街地の散策などを楽しみました。
イタリア研修 4日目 「ナポリ、ローマ」見学
2011年8月25日(木)
ナポリ ウンベルト1世のガレリア
ナポリ プレビシート広場でのスケッチ
ローマ カンピドリオ広場
ローマ フォロロマーノ ローマ フォロロマーノ:コンスタンティヌス帝のバジリカ
ローマ コロッセオ ローマ コロッセオにてスケッチ
ローマ コンスタンティヌス帝の凱旋門前で記念撮影
 イタリア第3の都市であるナポリ中心部と、イタリアの首都・ローマの遺跡群を見学しました。  
 ナポリでは車窓から卵城やベヴェレッロ港を眺めながら、バスで中心部まで移動。現地ガイドの方の案内で、ヌオーヴォ城、王宮、サン・カルロ劇場、ウンベルト1世のガレリアなどを1時間ほど散策をした後、サンフランチェスコ・ディ・パオラ聖堂前のプレビシート広場でスケッチをしました。治安が心配されていたナポリでしたが、バカンスシーズンであったためか街中は閑散としており、“Vedi Napoli e poi muori!”(ナポリを見て死ね)の名言の通り、散策を楽しむことができました。
 ナポリからローマまで、バスで3時間移動し、テルミニ駅近くのレストランで昼食を取った後、午後からは古代ローマ時代の遺跡を中心に見学しました。まず、ゆるやかな階段を上り、ミケランジェロが設計したカンピドリオ広場でスケッチ。次に、ローマの建国者とされる双子の兄弟ロムルスとレムスの説明をうけながら「カイトリーノの雌狼」の像の横を通り、フォロローマノへ向かいました。フォロロマーノでは、「聖なる道」を通りながら、カエサルの神殿、アントニウスとファウスティーナの神殿、ローマの創始者ロムレスの神殿、コンスタンティヌス帝のバジリカを巡り、現存する最古のものと言われるティトゥス帝の凱旋門をスケッチしました。最後に、コロッセオでは建物の構造やしくみを日本人の現地ガイドの方に図を見ながら説明いただきました。
 気温が37度にもなったローマでしたが、各自、水分補給をしながら元気に見学を終え、ホテルに到着しました。
イタリア研修 3日目 「サレルノ、ポンペイ、アマルフィ、ナポリ」見学
2011年8月24日(水)
サレルノ 聖家族教会 内部
サレルノ 聖家族教会でのスケッチ
ポンペイ遺跡 劇場
ポンペイ遺跡 フォロ(広場)にて記念撮影
ポンペイ遺跡 秘儀荘
アマルフィ
アマルフィ 大聖堂の前で記念撮影
ナポリ ポジリポの丘からナポリの街と海を一望 ナポリのホテルに到着
サレルノを出発し、イタリア南部・カンパニア州の州都であるナポリを目指します。
サレルノでイタリア人建築家パオロ・ポルトゲージ設計の聖家族教会を見学。内外を鉄筋コンクリート打ち放し仕上げで、水面に広がる波紋のような同心円が幾重にも立体的に重なり合う造形と豊かな陰影が相まって生じる幻想的で静謐な宗教空間を堪能しました。  
次に、サレルノから北西に25キロほど離れた都市ポンペイに移動し、紀元79年のヴェスビオ火山の大噴火で滅んだローマ帝国の植民都市の遺跡を見学。劇場、浴場、市場、住居などの遺跡を巡り、2500年前の古代ローマ人の生活を感じ取ることができました。  
ポンペイ遺跡近くのレストランで昼食をとった後、ポンペイから南東に15kmほどにある海洋都市アマルフィを訪れました。サレルノ湾に面する急峻な斜面にへばりつくようにセットバックしながら複雑に重なりあい構成される町並みを散策。階段で複雑に繋がる路地空間や美しい海岸線、斜面にへばりつくように作られた住居やオリーブ畑などとても刺激的な体験となりました。  
その後、美しい海岸線の風景を車窓に見ながらアマルフィ海岸道路を通り、サレルノまで戻り、そこから再度北西に50kmほど移動して本日の宿泊地ナポリに到着。ナポリの街と海が一望できるポジリポの丘に立ち寄ったあと、ホテルにチェックインしました。
イタリア研修 2日目 「アルベロベッロ・マテーラ」見学
2011年8月23日(火)
アルベロベッロのトゥルッリ
アルベロベッロでのスケッチ
マテーラの洞窟住居
マテーラの洞窟住居 内部
マテーラの洞窟住居を改装したレストランで昼食
パエストゥムの古代ギリシャ植民地遺跡 迫力のネプチューン神殿
サレルノのホテルに到着 ホテルの部屋から見える海と山の風景
イタリアをブーツの形に見立てたときに、ちょうど踵のあたりにあたるプーリア地方の小都市巡りから研修が始まりました。アドリア海によりに位置するアルベロベッロで、16世紀中頃から伝わるトゥルッリと呼ばれる円錐形のとんがり屋根と真白な壁が特徴的な民家群を見学。その後、アルベロベッロから西方約60kmにあるマテーラに移動し、サッシと呼ばれる高密な洞窟住居群を見学。比較的近隣にありながらも、全く異なる形と空間の集落を体験し、この地方の文化・歴史の豊かさと複雑さを体感しました。さらに西に180kmほど移動し、ティレニア海に面する町パエストゥムで紀元前5〜6世紀に建造された古代ギリシア植民都市の遺跡を見学。ほぼ原形をとどめる壮大なネプチューン神殿には、皆驚嘆の声を上げていました。その後、北東の都市サレルノに移動し、ティレニア海に面するホテルで一泊しました。
イタリア研修 1日目 「関西国際空港からイタリアへ」
2011年8月22日(月)
関西空港を出発
ローマ フィウミチーノ空港でバーリ空港行きの飛行機に乗り換える
バーリ空港に到着。バスに乗り換え、アルベロベッロのホテルに向かう
ホテルに到着
第1日目は、関西空港を出発し、ローマ フィウミチーノ空港を経て、イタリア南部のバーリ空港まで移動。その後、バスで今夜の宿泊地アルベロベッロまでやってきました。関西空港を出発してから、合計17時間半の長旅でしたが、みな元気です。明日から始まる研修に期待が膨らみます。
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