■2008年度 特別公開講演会 多数のご来場ありがとうございました | ||||||||||||
作庭の妙味「市中の山居」
講演者:尼崎博正先生 (京都造形芸術大学 教授) |
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講演の様子 | ||||||||||||
質疑応答の様子 | ||||||||||||
日本を代表する作庭家である尼崎博正先生(京都造形芸術大学教授)をお招きし「作庭の妙味 市中の山居」というタイトルで特別公開講演会を行いました。建築学科学生の他、学外からの多数の参加者があり、2時間30分に渡る先生のご講演を伺うことができました。
講演の前半では、尼崎先生のデザインされた庭のスライドを用いて「庭のデザインとはお金をかければ良いといものではない。予算ゼロでも良い庭はできる」「都市における市中の山居としての庭は人間が自然と向き合う場所である」「最近は日本のどこにでもある建て売り住宅に庭をつくるできだと考えている。特に道に面した空間は狭い場所でもデザインしだいで凝縮された質の高い空間とすることができる。」など庭についての尼崎先生の考え方を解説していただきました。講演の後半では、代表的な日本の庭のスライドを用いて、「庭とは変化するものであるということを理解すべき」「新しいデザインでもその場に調和する優れたものであればそれがその庭を特徴づけるものとなる」「日本の伝統的な庭でも、自由な表現が見られる」「庭づくりにおける庭石の色彩へのこだわり」などの解説をしていただきました。 質疑応答では、学生や外部の見学者の方からの質問に対して、「庭の植栽を考えるうえで一番大事なのは風土性である。現代の街路樹整備のように、地盤改良して現地の土を全く使わないのは良くない。植物の生長の限界をつくってしまう。」「これからの都市における庭がどうあるべきに一般解はない。自分自身の問題としてとらえて答えを見つけたら良い」など、丁寧な回答をしていただきました。 |
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■参加対象者:事前申込不要・入場無料 | ||||||||||||
■講演者: 尼崎博正 先生 (京都造形芸術大学 教授) | ||||||||||||
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■問い合わせ先 | ||||||||||||
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