武庫川女子大学東京センター主催の講演会シリーズ『わが国の近代建築の保存と再生』の第13回目の講演会「横浜の近代建築」が、5月9日（土）に東京丸の内の日本工業倶楽部会館で行われました。今回は横浜国立大学名誉教授の吉田綱市氏、都市デザイナーで横浜市立大学特別契約教授の国吉直行氏のお二人をお招きしてご講演をいただきました。
　吉田綱市氏からは「横浜の近代建築と保存再生 −細部の魅力−」というタイトルでご講演をいただきました。神奈川県立歴史博物館をはじめ、旧三井物産ビル、赤レンガ倉庫、横浜市開港記念会館、神奈川県庁本庁舎など多数の横浜の近代建築について詳細に解説していただきました。竣工当時から修復工事中、修復後の現在までの様子を見せていただき、素材ごとに異なるデザイン手法や隠れた細部の魅力を詳細に解説していただきました。
　国吉直行氏からは「横浜の都市デザイン戦略としての歴史遺産活用」というタイトルでご講演をいただきました。横浜の都市の歴史やまちづくりの変遷、ご自身が携わってこられた横浜の都市計画についてお話いただきました。歴史的建造物に気づいてもらえるような仕掛け、歴史的建造物の保存例、商店街の賑わい、歩道や広場のガイドライン、市民との関わり方や意識の変化などの”横浜らしく魅力のある都市”をつくるための提案や手法、事例を解説していただきました。
　今回も多くの方々にご来場いただき、誠にありがとうございました。今後も引き続き、日本各地の近代建築について紹介していきます。次回は2015年9月 19日（土）「北海道の近代建築」と題しまして、駒木定正氏（北海道職業能力開発大学校 特任教授）と角幸博氏（建築史家、北海道大学名誉教授、NPO法人歴史的地域資産研究機構代表理事）をお招きします。どうぞご期待ください。

1. Webでのお申し込み
　講演会の申し込み専用フォームができました。 　
　武庫川女子大学東京センターのホームページをご覧ください。 　
　http://www.mukogawa-u.ac.jp/gakuin/campus/tokyo.htm

2. 郵便はがき、Fax, E-mailでのお申し込み
　郵便はがき またはFax, E-mailにて 下記を明記の上、お申し込みください。 抽選結果はハガキでお知らせします。ハガキの場合は1枚で2名様まで応募できます。 　
　１．講演会名称 　
　２．応募者全員の氏名(ふりがな)、年齢、性別 　
　３．郵便番号・住所 　
　４．電話番号、Fax番号 　
　５．E-mailアドレス
　
　締切　平成27年4月17日(金) 当日消印有効

Faxの場合：0798-67-4505 　

E-mailの場合：arch@mukogawa-u.ac.jp