武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 ■2013年度 構造特別授業 第3回

新着

構造特別授業
第3回

「構造の合理性と表現」

講師: 川口 衞 先生
(川口衞構造設計事務所主宰)

2013年12月14日(土) 13:00〜16:50

川口先生の講義の様子 大阪万博お祭り広場大屋根の説明
 川口衞先生の構造デザインに関する年間3回の特別授業の第3回(最終回)を、学部2・3年生、修士1年生の合同フィールドワークとして実施しました。前半は第2回で講義をしていただいた「丹下健三作品の構造設計」の続きを、後半は「構造の合理性と表現」というテーマで川口先生に講義をしていただきました。 前半では川口先生が構造設計を担当された丹下健三作品のうち、ゆかり文化幼稚園のシェル屋根、大阪万国博覧会のお祭り広場大屋根のスペースフレームと透明空気膜屋根パネル、富士グループ館、シンガポール・インドア・スタジアムのパンタドーム構法などについて講義をしていただきました。後半では形の合理性の観点からカテナリー・アーチやガウディの逆さ吊りアーチや連力図を用いた形態の探索、RCアーチ、シェル、橋のデザインなど鉄筋コンクリートと新構造の合理性の追求、日本の伝統建築における「スパゲティ・パラドックス」など、幅広い観点から構造に関する興味深い講義をしていただきました。最後に川口先生に学生や教員からの質問に答えていただき、第3回の授業を終了しました。
シェル構造の歴史について説明
学生からの質問
学生からの質問に対する回答
 
>>建築学科TOPページ
Copyright 2005-2013 Mukogawa Women's University.All rights reserved.
当サイトに掲載されている文章・画像の無断転載を禁じます。