武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
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「膜・空間デザインコンペ」で
大学院2年生と学部4年生の合同チームが
佳作4位に選ばれました!!


2011年7月16日(土)

 今年から始まった社団法人日本膜構造協会主催の「膜・空間デザインコンペ」で、大学院2年生と学部4年生の合同チームが応募113作品中の上位10点に選定され7月16日に都内で開催される最終選考会に参加し、4位佳作に選ばれました。
  学生たちは設計演習の授業で3年生前期に膜屋根の駅、大学院1年生前期でスペースフレームと膜屋根によるこども館の課題に取り組みました。その経験を生かし膜材の特質を考慮し、さらに環境計画の知識を取り入れた提案をしたことが評価されました。
建築学科3年生 建築材料実験
模型とジオラマを用い審査員にプレゼンテーションする学生たち
建築学科3年生 建築材料実験
表彰式の様子

社団法人膜構造協会主催『膜・空間アイデアコンペ』最終審査 概要

日時:平成23年7月16日土曜日
場所:東京・東陽町「インテスホール」にて13時〜
審査委員長:小嶋一浩(建築家)審査委員
審査委員:乾久美子(建築家) 、佐藤淳(構造家) 、平田晃久(建築家) 、トム・ヘネガン(建築家)
建築学科3年生 建築材料実験
学生の出典作品
以下学生による作品の説明と審査委員の方々の講評
REN 
バングラデシュにおけるシェルター
背景
バングラデシュには50本の河が国土に広がっている。
そしてデルタ地帯に位置している為、雨期には洪水が頻繁に起こり、国土の1/3ほど水没する。
また、2050年までには海面が上昇し、国土の大部分が水没すると予測されている。
海面上昇、川の氾濫、サイクロンの規模拡大化。
これらはバングラデシュ特有の問題ではなく、世界の問題になりつつある。
2004年に起きたサイクロン襲来時には、 道や橋が無くなり、街灯もなく目的地や方向が分からず、
シェルターにたどり着く事が出来ない人が続出した。
現存のシェルターは分かりにくり場所にあり、民家の付近にはない。
そして、到着した頃にはどのシェルターも定員オーバーである。
コンセプト
●災害時に感じる日常の記憶
乾期、
ここには、読書や昼寝などのリラックス空間があり、
数人が集まれるアクティビティーの場としても使われる。
安らぎや癒しの空間として、人々の記憶に残る。    
雨期や災害時には、   
シェルターが心に根付いた安らぎ空間として癒してくれる。
それが、災害時の生活空間として機能する。
●灯る、浮遊する
夜はシェルターの位置を示し、希望の灯りとなる。
内外は膜の灯りによって、暗さの不安から解放してくれる。
洪水時における、大きな水位の変化に柔軟に適応できる。
穏やかに浮遊する、新しい可動式シェルターである。
●つなぐ
REN は空間をつなぎ、離ればなれになった家族をつなげる。
そこには、新しいコミュニティーが生まれ、心をつなぐ。
そして、シェルターが集まり、連なることで、陸をつなぐ橋となる。
内外は膜の灯りによって、暗さの不安から解放してくれる。
洪水時における、大きな水位の変化に柔軟に適応できる。
穏やかに浮遊する、新しい可動式シェルターである。
大運河に人々の生活が滲み出し
バングラデシュの新たな原風景が生み出される
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