武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
■武庫川女子大学 建築学科・建築学専攻ニュース 
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武庫川女子大学 トルコ文化研究センター
シルクロード建築文化展示室・セラミック室の
開所式が行われました!!


2011年10月30日(日)

建築学科3年生 建築材料実験
オープニングテープカットの様子
 甲子園会館内に本学トルコ文化研究センターのシルクロード建築文化展示室・セラミック室がオープンし、10月30日(日)に開所式が行われました。
 セラミック室は、ペルシアタイル・テラコッタ・中国の陶俑のコレクションを中心に、日本の伝統建築の瓦や近代建築の煉瓦と、本学甲子園会館の瓦・タイルをあわせ、シルクロードの建築文化に関わるセラミックを展示する部屋として今回新たに開設しました。このセラミック室の開設とあわせて、既存の展示室も大工道具室、生活同具室としてリニューアルし、3室を合わせて新たに「シルクロード建築文化展示室」としました。
 開所式にはバフチェシヒル大学のシェナイ・ヤルチン学長ご夫妻、アフメット建築デザイン学部長ご夫妻、トルコ共和国大使館 アイシェギュル・アトマジャ参事官、玉井日出夫 前文化庁長官、西宮市 眞鍋昭治 教育長、本学の大河原量・学院長、糸魚川直祐・学長、今回の展示室の計画にご協力いただいた桝屋友子教授、柴辻政彦氏、光本大助氏、本城邦彦氏ほか多数の方々が参列しました。
■開所式の様子は10月31日の神戸新聞の朝刊(地域ニュース欄)に掲載されました。
建築学科3年生 建築材料実験
建築学科3年生 建築材料実験
開所式前の記念撮影
 開所式に先立ち、先日トルコバフチェシヒル大学での国際建築ワークショップICSA in Istanbul 2011に参加した大学院修士1年生の学生2名が、伝統的なトルコの衣装を身にまとい、トルコ語で開会の挨拶を行いました。冒頭に、今回のトルコ東部での地震の被害者のご冥福をお祈りすることを伝え、これまでの交流に対して感謝の意を述べるとともに、今回のセラミック室の開設をきっかけとして今後のさらなる交流を期待していることを伝えました。次に、トルコ文化研究センター長の岡崎教授より、これまでのバフチェシヒル大学との交流の経緯と本展示室開設の経緯の概要の説明があり、続いてセラミック室にてオープニングテープカットが行われました。引き続き、セラミック室、大工道具室、生活道具室の見学がそれぞれ行われました。
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学生代表によるトルコ語での開会の挨拶
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岡崎センター長による交流の経緯と展示室開設の経緯の説明 オープニングテープカットの様子
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セラミック室の見学の様子
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セラミック室の見学の様子
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大工道具室の見学の様子
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大工道具室の見学の様子
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生活道具室の見学の様子
 各展示室の見学終了後、西ホールにて開所式が行われました。大河原学院長が「今回ご協力していただいた関係者の皆様に深く感謝いたします。シルクロード建築文化展示室の展示によって、日本とトルコを始めとするシルクロード周辺諸国の建築文化に興味をもっていただければ幸いです。」と挨拶されました。その後、来賓挨拶として、トルコ共和国大使館 アイシェギュル・アトマジャ参事官、バフチェシヒル大学シェナイ・ヤルチン学長、玉井日出夫 前文化庁長官、西宮市 眞鍋昭治 教育長にそれぞれご祝辞をいただきました。ヤルチン学長の挨拶の最後には、生活同具展示室の新たな展示品として、トルコの伝統的な手法によるタイルの壁画が贈呈されました。
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大河原学院長の挨拶
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トルコ共和国大使館
アイシェギュル・アトマジャ参事官の祝辞
バフチェシヒル大学シェナイ・ヤルチン学長の祝辞
建築学科3年生 建築材料実験 建築学科3年生 建築材料実験
玉井日出夫 前文化庁長官の祝辞 西宮市 眞鍋昭治 教育長の祝辞
建築学科3年生 建築材料実験
贈呈された「いのちの木」のタイル壁画
 休憩時間には、上甲子園キャンパスの茶室自妙庵と、今年の前期に大学院生が制作した竹の茶室においてお茶とお菓子が振る舞われました。
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休憩時間に上甲子園キャンパス内の茶室「自妙庵」にご案内
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茶室内で学生がお茶菓子、お茶を振る舞う
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お茶菓子、お茶を楽しまれる御一行
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大学院生が制作した実物大の茶室
 続いて、記念講演が行われました。まず最初に、今回のセラミック室のタイルの解説を執筆していただいた桝屋友子教授(東京大学東洋文化研究所)に、「イスラム建築を飾る華 -12〜14世紀のタイルを巡って」という題目で発表していただきました。本学が所蔵するタイルの解説も交えながら、12〜14世紀を中心としたイスラム圏のタイルについて、その技法やタイルの形態、描かれている彩画などについてわかりやすく解説していただきました。次に、柴辻政彦氏(美術工芸研究所主宰)による講演では、タイルについてのご説明をいただきました。記念講演の最後に、バフチェシヒル大学のヤルチェン学長に「大切な異文化交流研究活動」という題目で講演いただき、「インターネットや飛行機を通じて異文化の情報を簡単に手に入れることができる現代において、独自の文化を守りながら発展していくためにも異文化交流研究が今後ますます大事である」と異文化交流研究の重要性を説明されました。
 開所式の最後に、武庫川女子大学からは糸魚川直祐・学長、バフチェシヒル大学からはアフメット学部長が閉会の挨拶をされ、開所式が締めくくられました。
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記念講演 会場の様子
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桝屋友子教授の講演 柴辻政彦氏の講演
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ヤルチン学長の講演
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糸魚川学長の挨拶 アフメット学部長の挨拶
■セラミック室
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セラミック室の展示棚にはプロセブン株式会社の耐震マットを使用し、地震時の見学者の安全および展示品の損壊を防げるような仕様としています。 
>>プロセブン株式会社HP
■大工道具室
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■生活道具室
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