本研究室は分子微生物学として2011年4月1日に立ち上がり、４年が経過し、研究も軌道に乗り始めたところです。さて、ヒトが生きていく上において、感染症は避けて通ることのできない問題です。古来抗菌効果が知られている食材がいくつかあります。そこで、食材からの抗菌効果や抗ウイルス効果のある物質の同定を行なうことを立ち上げ当初の目的としていました。
　さらに、食物と感染症の関係を分子生物学的に、生化学的に明らかにすることを目的とし、当面は食物に含まれている抗ウイルス効果や抗菌効果を示す物質の検索、その効果の簡易測定法の検討と抗ウイルス作用や抗菌作用を解明しようとしています。将来的には商品化をも視野に入れつつ、食育への貢献も考えています。