武庫川女子大学
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大学院紹介

大学院 臨床心理学専攻

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修士課程

 発達臨床、臨床心理、社会臨床の3研究分野から成り、専門性と実践性を兼ね備えた人材の育成を目指します。(財)日本臨床心理士資格認定協会の第1種大学院の指定を受けているので、修了後は直ちに臨床心理士の受験資格を取得できます。

主な研究分野

 「臨床心理学」

主な開講科目内容

 さまざまな心の病理や問題行動とそれらに対する心理臨床的支援を主たる研究内容とします。そのための基礎として、発達や教育、家族や社会、精神医療や福祉、心理統計などを考究する研究も含まれます。本専攻の研究内容は広い領域にわたっており、学生の興味関心に応じてかなり自由に研究テーマを選択することが可能です。本専攻のスタッフが取り組んでいる研究テーマの一部を、以下に掲げます。

[研究テーマ]

  1. 種々の問題行動を示す子どもへの臨床心理学的支援方法に関する研究
  2. 個人心理療法における家族療法的視点の導入に関する研究
  3. 青年期心性の理解とアイデンティティの病理に関する研究
  4. 発達初期の母子関係と後の社会性発達に関する研究
  5. カウンセリング心理学の理論と技法に関する研究
  6. 児童養護施設における被虐待児の心理療法に関する研究
  7. 施設利用高齢者の重度・重症化へ対応した、特別養護老人ホームにおける終末期ケア体制の構築
  8. 犯罪者や非行少年の心理査定と矯正処遇に関する研究
  9. 発達障害児の神経心理学的アセスメントに関する基礎的・臨床的研究
  10. 幼児・児童期のストレス反応と楽観性に関する研究
  11. 実験心理学的手法に基づく、文理解のメカニズムの研究
  12. 多問題家族への多角的アプローチに関する研究
  13. 学校教育現場における問題行動の予防に関する研究

開講科目内容

  1. 臨床教育学総論  担当:西井 克泰ほか
     教育学、心理学、社会福祉学の3つの視点から、臨床教育学の現状と課題を講義します。
  2. 臨床心理基礎実習  担当:本多 修ほか
     臨床心理実習に進む前に、まず臨床心理基礎実習で、5名の教授がオムニバスで基礎を講義し、または演習形式で学ばせます。
  3. 臨床心理実習T・U  担当:本多 修ほか
     本学附属相談機関をはじめ、医療機関、精神保健福祉機関、司法・矯正機関などのさまざまな臨床場面でインテンシブな実習を行います。
  4. 臨床心理学特論T  担当:杉村 省吾
     心理臨床における援助技法を、事例研究を通して考究します。インテイク面接、各種心理テストを用いた心理査定、心理治療過程の分析、カンファレンスのノウハウ、スーパービジョンのあり方について検討します。
  5. 心理統計法特論  担当:井上 雅勝
     具体的な実験・調査事例に基づく統計処理法を解説します。データ処理・統計処理に習熟するため、Excel、SPSSを用いた分析課題などを遂行します。
  6. こども発達心理学特論  担当:小花和 W. 尚子
     人の発達を心理学的にとらえる際の視点および方法が発達への評価と支援に与える影響を学習します。さまざまな発達の問題を抱えた人々の状態を的確に把握し、支援するための方法について考察します。
  7. 発達神経心理学特論  担当:萱村 俊哉
     子どもにおける認知機能の発達や障害、さらに各種発達神経心理学的検査の使用法や評価法について理解を深めた上で、発達障害への対処、支援法を考えます。
  8. 心理臨床査定特論T  担当:玉木 健弘
     知能検査および投映法を中心に、心理検査の特徴や評価方法を学びます。実際に検査を実施することで、専門家として必要な知識と技能の習得を目指します。
  9. 臨床心理面接特論T  担当:西井 克泰
     カウンセリングのロールプレイ実習を行います。受講生がカウンセラー役になるだけでなく、クライエント役やオブザーバーを体験することで、心理面接について多角的な視点を修得します。
  10. 精神医学特論  担当:大西 次郎
     精神医学の体系を症候論、代表的疾患、精神障害への理解などから俯瞰するとともに、心理臨床の実践にあたり援助者が留意すべき陥穽に対する認識を目指します。
  11. 投映法特論  担当:佐方 哲彦
     ロールシャッハ法による心理アセスメントが行える技量を涵養することを目指します。阪大法と呼ばれるシステムの施行法、スコアリングや整理法、分析・解釈理論などを講義・演習・輪読形式で体系的に学びます。
  12. 犯罪心理学特論  担当:齊藤 文夫
     犯罪理論を概観するとともに、犯罪・非行臨床の実務を講義します。犯罪者や非行少年の人格査定や矯正処遇技法を学びます。
  13. 学校臨床心理学特論  担当:糠野 亜紀
     学校臨床の専門家(スクール・カウンセラー)としてのアイデンティティと力量の形成を図ります。学校現場のカウンセリング理論と技法、カウンセリング事例について講義します。
  14. 臨床心理地域援助特論  担当:倉石 哲也
     コミュニティ心理学の概念を活用し、心理臨床におけるコミュニティの捉え方を学び、地域援助のあり方を理解します。被害者支援や子育て支援などへの臨床心理学的アプローチについて考察します。

最近の学位論文題目より

  • ◇ 絵本の読み聞かせが他者理解と共感性に与える影響
  • ◇ 里子の愛着形成に関する一考察―里子の親子関係を分析して―
  • ◇ 小学生のSOC(首尾一貫感覚)と怒りの表出方法との関連
  • ◇ 青年期のレジリエンスに関する臨床心理学的調査研究―自己受容との関連に着目して―
  • ◇ 女子大学生のボディイメージ─摂食障害の予防的アプローチを考える─
  • ◇ 両親へのイメージが境界例心性に与える影響
  • ◇ 中年期女性の主観年齢に影響を与える要因モデル
  • ◇ 生きがい感と死に対する不安との関連が高齢者の抑うつに及ぼす影響
  • ◇ 特別支援教育における心理職による教師支援のあり方について
    ―発達障害児と関わる教師の困難感と特性被援助志向性に着目して―
  • ◇ 「雨の中の私」画におけるストレスとコーピングの投影性の検討
  • ◇ 風景構成法の見方に関する研究―セラピストの経験年数に着目して―

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