シラバス参照 |
年度 | 2015 |
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科目名 | 命を守る生体の機構と科学 |
担当者名 | 伊勢川 裕二 他 |
単位 | 2 |
科目目的 Course Objectives |
一人の女性としてまた人間として生きていく上において、備えておくことが望ましい教養を各分野の最先端で研究されている先生方にお話しいただきますので、現代社会において生命を維持し、さらにより快適な人生を送るために必要な知識やそれを支えるための基礎研究がどのように行われているかについて知り、教養として身につけ、自らの人生に応用することを目的とする。 |
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到達目標 Class Goal |
命を守るために人類が本来備わっている生体防御機構とそれをどのように利用しているのか、現代の治療や移植医療の現場において生命科学的知識や手法をどのように駆使しているかを認識し、生命の神秘と命の大切さを認識することを目標とする。 |
授業内容 The Content of the Course |
21世紀の人類が直面する生命を脅かす外的、内的要因に対し、命を守るために人類が本来備わっている生体防御機構をどのように利用し、また、治療や移植医療の現場において生命科学的知識や手法をどのように駆使しているかを認識し、個々人の生命を脅かす外的、内的要因に対する意識とそれらから命を守る必要性を喚起すること。 |
授業計画 Class Plan |
1) 15回の授業で扱うテーマの概略と関連性 (武庫川女子大学教授・伊勢川 裕二)
2) DNA診断四方山話:なぜDNAが話題になるのか? (長浜バイオ大学教授・大島 淳) 3) 免疫と病原体との戦い (大阪大学微生物病研究所准教授・安居 輝人) 4) 感染症・免疫病の予防と治療 (大阪大学微生物病研究所准教授・安居 輝人) 5) 感染症の概要(年代、性別、社会的影響との関連性)とその予防法:特にワクチンの 有効性について (財団阪大微生物病研究会課長・渡邉 倫子) 6) 女性とパピローマウイルスそして乳幼児とワクチン開発 (財団阪大微生物病研究会課長・渡邉 倫子) 7) 細胞の死とその疾患 (京都産業大学准教授・川根 公樹) 8) 放射線とヒト I:生物における放射線の作用機序とその防御機構 (大阪大学大学院医学系研究科助教・中島 裕夫) 9) 放射線とヒト II:生物における放射線の悪影響と好影響 (大阪大学大学院医学系研究科助教・中島 裕夫) 10)細胞が癌になるとき I. 癌遺伝子と癌抑制遺伝子 (滋賀医科大学准教授・井上 寛一) 11)細胞が癌になるときII. ウイルスと癌 (滋賀医科大学准教授・井上 寛一) 12)iPSとは何か:なぜiPSが話題になるのか? (京都大学 iPS細胞研究所准教授・池谷 真) 13)iPS 細胞研究が拓く生命の原理 (京都大学 iPS細胞研究所助教・山本 拓也) 14)iPS 細胞研究が拓く再生医療 (京都大学 iPS細胞研究所助教・渡邉 亮) 15)我々の体が形作られる発生現象の不思議 (産業技術総合研究所 主任研究員・出口 友則) ※担当者の都合で順番が変更になることもある。 |
授業方法 Class Method |
オムニバス形式で、命を守るために備わっている生体防御機構および人類における応用 |
授業時間外学習 Review and Preview |
授業においては内容のプリントを配り、それを基に話を進めますが、各テーマに対して興味を抱くことや疑問に思うことを各自調べ、授業中に質問し、授業を双方向性のより深いものにすることが望ましい。 |
評価方法 Evaluation Method |
・レポート[作品含む](100点) |
教科書 Textbook |
プリントを配ります |
参考書 Reference Books |
伊勢川 裕二他/命を守る生体の機構と科学/武庫川女子大学出版部 |
地域との連携 Cooperation with the Community |
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担当教員への連絡方法 How to make Contact |
東館1階教務部(共通教育担当)
e-mail: kyo2@mukogawa-u.ac.jp |
受講上の注意 Notices |
今回のような各分野の最先端を走っておられる先生方が同じ講義に介することは他ではまずありませんので、このチャンスを生かして積極的に授業に参加し、教養を高めて下さい。 |
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