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武庫川女子大学音楽学部コンサート 「シンガポールからやってきた聴覚障害児によるコンサート」 | 各種演奏会・講演会 | 武庫川女子大学 音楽学部

 

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武庫川女子大学音楽学部コンサート 「シンガポールからやってきた聴覚障害児によるコンサート」

 

2014年3月15日(土) 武庫川女子大学音楽学部コンサート 「シンガポールからやってきた聴覚障害児によるコンサート」を開催しました。

 

このコンサートでは、シンガポールのカノシアン聴覚特別支援学校より音楽活動グループ27名の在学生が来日し、「Spring returns to the World」(中国において新年に最もよく演奏される有名な歌)、「Chan Mali Chan とRasa Sayang」のメドレー(シンガポールで人気のあるマレー系の民謡)、「Water(2014)」(作曲家ティンプソンによる本公演初演の作品。子供たちの指導者であるタン博士とター指揮者の依頼により、カノシアン・スクールの7〜10歳の聴覚しょうがいの子どものために合唱と打楽器アンサンブルの為の曲を作曲)、「Amazing Grace」(もっともよく知られた讃美歌の一つ) 等、全9曲を演奏しました。

 

合奏担当の子供は15人、マリンバ2台、シロフォン4台、ドラム1セット、タンバリン8つ、合唱団の子供たちは12名で担当しました。

 

合奏団の指揮者RICHARD TER(リチャード・ター)氏の指揮のもと、しっかりとまとまった演奏を披露、合唱団は、PATSY TAN(パツィー・タン)氏の指導で、この日に向けて練習したいろいろな国の曲を力強い歌声で演奏してくれました。この演奏会では、PATSY TAN氏はフルートで合奏団にも加わって参加、合奏、合唱ともにとても息の合った演奏で、会場にお越しいただいた約160人の観客の皆様からもあたたかい拍手を頂き、演奏会はたくさんの拍手に包まれて終了しました。

 

武庫川女子大学音楽学部コンサート 「シンガポールからやってきた聴覚障害児によるコンサート」

 

 

 

●カノシアン・スクールについて●

 

1956年にカノシアン聾学校(Canossian School for the Deaf)として設立。その後1980年に、コミュニケーションにおいて重要な聴覚ならびに口話能力の発達を目指して、Canossian School for the Hearing Impairedに名称を変更した。

1999年にはインクルージョン教育の設備を備えた校舎が新設され、聴覚しょうがい児のあらゆる段階に則した教育がさらに充実された。子ども達はMagdalene's幼稚園やカノッサ修道会小学校の通常クラスにおいて学んでいる。これらの教育システムのもと、2003年には、現在のカノシアン・スクール(Canossian School)に名称を変更した。

 

●カノシアン合奏・合唱団について●

 

カノシアン・スクールの打楽器合奏団は、1989年に結成され、シンガポールで開催される国際会議や、各地の地域イベントにて演奏するほか、マレーシア、タイ、香港との交流プログラムにも参加している。

カノシアン・スクールの合唱団は、2012年に小学校低学年を中心に結成され、合奏団と同様に国際会議や各地の地域のイベントに出演している。

合奏団・合唱団はシンガポール国立総合病院や、聖アンドリュー・コミュニティ病院の入院患者に、演奏を通して大きな喜びをもたらしている。これらの演奏活動を通してカノシアン・スクールの生徒たちは、社会への奉仕と貢献を行っている。

 

 

○合奏団の指揮者

RICHARD TER(リチャード・ター)

 

シンガポールの著名な打楽器奏者である。17歳からプロの音楽家として活動を開始し、ナンニャン芸術アカデミーにてディプロマを取得。

その後、格式あるシンガポール陸軍の中央吹奏楽団に所属し、現在は第2首席奏者を務める。

吹奏楽の他、オーケストラの打楽器奏者としても活躍しており、メトロポリタン・フェスティバル・オーケストラ、ならびにミュージック・メーカー・オーケストラの首席奏者である。

シンガポール各地の学校に打楽器の指導にあたり、カノシアン・スクール合奏団の指揮者を務める。

 

○合奏団の指導者

PATSY TAN(パツィー・タン)

 

パツィー・タン博士は、米国認定音楽療法士(MT-BC)および神経学的音楽療法士(NMT)ならびに新生児集中治療室における音楽療法士(NICU-MT)である。またアメリカ音楽療法学会、シンガポール音楽療法学会会員である。

この20年間、アメリカ合衆国、台湾、シンガポールにて活動する音楽療法の臨床家であり、研究者である。

アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、癌、脳損傷、特別支援教育、火傷、心臓や肺の移植患者など、幅広い領域において豊富な経験がある。また、台湾、中国、韓国、日本など各国における講演活動をはじめ、多くの学会において口頭ならびに論文発表を行っている。

2005年より、シンガポール国立総合病院にて音楽療法士と聴能言語療法士(Auditory-Verbal Therapist)を兼任。東南アジア初の、聴覚/口話リハビリテーション領域における、聴覚しょうがい児専門の音楽療法プログラムを確立する。2007年より、音楽とクリエイティブ療法部門の専任音楽療法士として、血液疾患、火傷、心臓と肺の移植、神経リハビリテーション、神経科・老年科の患者に対して音楽療法を実施。また、カノシアン聴覚特別支援学校にて、聴覚しょうがいの子ども達に音楽の指導を行い、2012年には合唱団を開始した

 

○委嘱作品の作曲家

MICHAEL SIDNEY TIMPSON(マイケル・シドニー・ティンプソン)

 

韓国・ソウルの梨花女子大学の作曲の准教授である。また、サウス・フロリダ・ローデス大学、ならびにカンザス大学において、作曲と電子音楽の教鞭をとっている。南カリフォルニア大学にて作曲の学士号、イーストマン音楽院にて修士号、ミシガン大学にて博士号を取得。

ダウンビート誌の、作曲部門にて受賞。アメリカ芸術アカデミーやレターズ作曲賞に2度ノミネートされている。また、リー・エトルソン作曲賞受賞、中国国際音楽コンクール2位。またイギリスのキャサリン・トーマス・フルートコンクールでは、高評を得た。他、受賞多数。

また、オーケストラ作品は、キエフ・フィルハーモニーやチェコ・フィルハーモニーによって演奏、録音された。

2009年にはCapston社からソロCD“Cross-Cultural Collisions, Reinventions, and Fertilizations”をリリースし、高い評価を得た。その他に彼の作品は、Capston社、NACUSA社、ERM/Naxos各社よりリリースされ、Honey Rock and American Composers版で楽譜が出版されている。また14種のCDにおいてプロの演奏家により作品が取りあげられている。またアメリカ、アジア、ヨーロッパのラジオにおいて放送されている。

 

 

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