所長ごあいさつ

自分らしさを大切にしながら、心豊かに生きることを目指して

 発達臨床心理学研究所は、武庫川女子大学の附置施設として、前身の「幼児教育研究所」が開設されて以来、子どもたちの心の発達について研究を行うとともに、健やかな心の発達の支援を目指し、実践を行なってまいりました。女子総合大学の施設として、地域社会と連携しながら、子どもの心の発達とその養育を担う女性を支援することは、重要な責務であると考えています。

 もちろん、今日の子どもの養育は、女性だけが担うものではありません。また、支援すべき心の問題も、乳幼児から高齢者まで、さまざまな年齢で見られるようになっています。そこで、本研究所の総合心理相談室では、人々の心の発達への支援を目指して、地域に開かれた相談実践を行なっています。

 私たちひとりひとりが、自分らしさを大切にしながら心豊かに生きることは、決して容易なことではありません。個人としての心の豊かさを求めるときには、同時に、周りの人々の個性や生き方も大切にすることが求められます。子どもだけでなく、すべての年齢の人々が、家庭、学校、職場、地域といったあらゆる生活の場で、自分らしさを追求するとともに、周りの人々と共に生きていくためには、どのような支援が必要であるのか、今後も研究員とともに研究と実践に取り組んでまいります。

武庫川女子大学所長 小花和 Wright 尚子
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