生活環境学科

私たちの生活を取り巻く衣服、生活用品やインテリア、住空間、建築物、街・都市との関係を総合的に捉え、学び、真により良い生活環境の創造を目指します。
学びの特長
POINT 1 2年次からは6コースに分かれて、より専門的に。
暮らしの中のモノ・空間・事柄、およびそれらと人との関係を、歴史や生活文化的視点も取り入れながら学びます。1年次は学科の共通の科目を学び、2年次からは6つのコースのいずれかに所属して専門性を習得するとともに、他コースの科目やコース共通科目も履修し、幅広い学びを実現します。
被服学コース
繊維・染色・洗浄・衛生から、生産、消費に至る広範な分野を豊富な実験・実習を交えて学び、品質の選択眼や取り扱い方に関する能力を養います。
環境デザインコース
照明や冷暖房、人間工学的なキッチンなど、身近な室内環境から、安全で快適な都市環境まで、環境をデザインする能力を習得します。
アパレルコース
ファッション産業を構成する多様な事項を学び、アパレル製品の企画・製造・市場などに関わる知識・技能を習得し、産業全体の素養を深めます。
建築デザインコース
住宅を基点に様々な建築を芸術、工学を含めた多角的側面から学び、豊かな暮らしの基盤となる具体的な空間を提案できるデザイン力を習得します。
生活デザインコース
家具、雑貨、カフェなど生活を豊かにする「モノ」や「空間」と、「ひと」との関係を調査・企画・デザイン・プレゼンテーションする力を養います。
まちづくりコース
新たな時代のまちづくりに向けて地域の課題と資源を発見・分析しながら魅力ある「まち」を創造するための手法について多角的な視点から学びます。
POINT 2 充実した設備での実験・実習-即戦力を身に付ける。
人工的に気候を作り出せる「住環境実験室」、空間の大きさを実体験できる「実体験ラボ」、縫製工場にも劣らない装備の「アパレル生産実習室」など、実験・実習のための設備が充実。建築・インテリア・アパレル等の業界で実際に使用されているパソコンソフトも利用して、創作活動に取り組みます。
POINT 3 文系/理系の両分野からアプローチ。
いくらデザインが良くても、品質が劣ればトラブルになります。逆に、いくら品質が良くても、デザインが洗練されていなければ、モノの価値は下がります。生活の中のモノや状況について、文化、歴史など文系の分野と、材料の性質など理系の分野の両面から学び、それらを統合するデザインにも展開させます。
取得可能な免許・資格
資格によっては、基礎教育科目・専門教育科目以外に所定の科目を履修・修得する必要があります。
6コース共通
教員免許状
- 高等学校教諭一種(家庭)
- 中学校教諭一種(家庭)
※小学校教職課程科目の聴講も可能(履修制限有)
諸資格・免許
- 博物館学芸員
- ◎学校図書館司書教諭
- 図書館司書
- △インテリアコーディネーター
- △繊維製品品質管理士(TES)
- △宅地建物取引士
- △色彩検定®
- △カラーコーディネーター検定試験
各コースで取得できる諸資格
諸資格・免許
- □1級テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)
- □2級テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)
- ★一級建築士※1
- ★二級建築士※2
- ★木造建築士
- ★インテリアプランナー登録資格
- ★1級建築施工管理技士(学部卒業後実務経験3年以上必要)
- ★2級建築施工管理技士(学部卒業後実務経験1年以上必要)
- 商業施設士補
注) | 選択するコースにより、取得可能な免許・資格が異なります。 | |
◎: | 学校図書館司書教諭の資格は、中学校・高等学校のいずれかの教員免許状を取得することが前提です。 | |
□: | 学業成績、その他により履修制限があります。 | |
★: | 受験資格 | |
△: | 学科で学んだことが資格試験受験時に役立ちます。 | |
※1 | 登録には学部卒業後実務経験2年以上必要。ただし、本学大学院生活環境学専攻修士課程において所定の科目を履修することにより、実務経験2年とみなされます。 | |
※2 | 短大生活造形学科・インテリアコースから編入学した学生で、所定の科目を修得して二級建築士の受験資格を取得している場合、大学在学中に受験し二級建築士の資格を取得可能です(実際に、在学中に取得した学生もいます)。 |
カリキュラム
卒業後の進路(年度卒業生)
就職率 98.7%
=
152人(就職者数)
154人(就職希望者数)
職種別就職状況
生活環境学科 職種別就職状況(単位:人)
専門的・技術的職業 | 39人 |
---|---|
建築技術者 | 27人 |
土木(建設)・測量技術者 | 3人 |
中学校教員 | 1人 |
美術・舞台など | 5人 |
製造技術者(開発以外)化学 | 1人 |
その他 | 2人 |
一般職 | 27人 |
総合職 | 46人 |
営業・販売職 | 30人 |
サービス職 | 3人 |
生産工程 | 7人 |