文学部 英語グローバル学科
[英語文化専攻/
グローバル・コミュニケーション専攻]
英語グローバル学科は次のステージへ
2024年4月、
より専門性を究めた
2つの専攻に進化
それぞれの分野における
英語のプロフェッショナルを育成します。
2024年春、英語グローバル学科は「英語文化専攻」「グローバル・コミュニケーション専攻」の2専攻制になります。従来の「高度な英語教育プログラム」と「アメリカ分校との日米連携教育」を生かしながら、それぞれの専攻が提供する多様な学びを通して、英語とともに複眼的思考や探求力も養います。
国際的な視野をもった英語のプロフェッショナルとして、言語や文化、国境を超え、多様化するグローバル社会のなかで貢献できる人材になるために。
武庫女の英語グローバル学科で、一つ上のステージに踏み出しましょう。
アメリカ分校のご紹介
Mukogawa U.S. Campus
アメリカ分校留学
アメリカ分校留学
全員対象の4か月間の
アメリカ分校留学で、
英語力を高め、異文化理解を促進。
アメリカ、ワシントン州第2の都市スポケーン市にある本学のアメリカ分校・Mukogawa U.S. Campus(MUSC)では、1990年の開校以来、約13,000人の学生が学んできました。
甲子園球場の約12倍の広さを誇るアメリカ分校で、英語文化専攻の学生は2年次前期に、グローバル・コミュニケーション専攻の学生は1年次後期に約4か月間滞在し、アメリカ文化と社会を学びながら英語力向上を図ります(レギュラー・プログラム)。また、希望によりさらに約4か月間、アメリカ分校で学ぶことができます(エクステンション・プログラム)。留学中は、地元の大学で学ぶアメリカ人女子学生がレジデントアシスタント(RA)として寝食を共にし、学生の生活をサポート。現地の学生たちや地域社会の人々と文化交流をして異文化理解を深めながら、国際社会で活躍するために必要な語学力と国際感覚を身に付けます。
  • レベルに応じた指導
  • 少人数制の授業
  • 生活に密着した英語の修得
  • 留学をより充実させる諸活動
アメリカ分校留学
English and Culture Studies Major
英語文化専攻
英語のスペシャリストを目指す。
英語を様々な観点から学ぶことで、
柔軟な思考力を身に付け、多様性に目を拓く。
英語文化専攻では、1年次の基礎教育と2年次のアメリカ留学、そして上級者向けには英語上級者認定プログラム(通称 ACE)を準備して、徹底した英語運用能力の強化を図ります。また、4年間を通し異文化理解・英語文学・英語学・英語教育学の4つの科目群から自在に学びを選択し、世界に通用する対応力を身に付けます。
英語のスペシャリストを目指す。
英語を様々な観点から学ぶことで、
柔軟な思考力を身に付け、
多様性に目を拓く。
英語文化専攻では、1年次の基礎教育と2年次のアメリカ留学、そして上級者向けには英語上級者認定プログラム(通称 ACE)を準備して、徹底した英語運用能力の強化を図ります。また、4年間を通し異文化理解・英語文学・英語学・英語教育学の4つの科目群から自在に学びを選択し、世界に通用する対応力を身に付けます。
英語文化専攻の特長
Features of Major
幅広い学び
4年間を通して英語の運用能力を高めるのはもちろん、入学時から幅広い専門分野について学ぶ中で、やりたいことが見つかります。異文化への理解を深める様々な科目から、興味や関心に合わせて自由に選択することで、自分だけのオリジナルな学びをデザインできます。
英語上級者認定プログラム
(Advanced Course in English: ACE)
英語上級者認定プログラムは、英語を使う様々な分野で活躍できる人材を育てるために設けられた特別プログラムです。一定の英語力を持った学生が対象で、原則英語による少人数制の授業が行われ、英語力向上に打ち込める環境で学ぶことができます。2年次・3年次からでも参加可能です。
英語文化専攻の特長
学びの内容(一例)
英語グローバル文学論
英語で書かれた文学や英語に翻訳された文学など、地域や国境を越える文学の諸相を多角的に理解する。
英語の構造
現代英語の構造を音韻・形態・統語・意味から体系的にとらえ、英語によるコミュニケーションの仕組みと特徴を理解する。
ICTと英語教育
英語教育・学習における ICT利用の有効性を理解し、機械翻訳や対話型AIといった新しい技術の効果的な利用方法を考える。
取得できる免許・資格
中学校・高等学校教諭一種(英語)学校図書館司書教諭※1図書館司書※2博物館学芸員※3
学科の学びが活かせる資格
TOEIC®TOEFL®英検®
など
  • ※1:中学校・高等学校のいずれかの教員免許状を取得することが前提です。
  • ※2:教職課程を履修する場合、時間割の都合上、図書館司書を4年間で同時に取得できない場合があります。
  • ※3:教職課程を履修する場合、時間割の都合上、博物館学芸員を4年間で同時に取得できない場合があります。
想定される進路
幅広い国内外の企業(航空、旅行・観光業、教育産業、銀行・保険、メーカーなど)英語科教諭(中学・高校)公務員、翻訳家、通訳者大学院進学(将来的に研究者、大学教員を目指すキャリア)
Message
卒業生からのメッセージ
澤 彩菜 さん

卒業後、イギリス・ランカスター大学の大学院に進学し、修士号を取得しました。帰国後は特許事務所に勤め、日本の企業がヨーロッパやアメリカに特許を出願する英文書類の作成等に携わっています。

英語の面白さに開眼したのは高校1年で経験したオーストラリア短期留学で。拙い英語ながら「伝わった!」という経験がうれしくて、英語が大好きになりました。

大学でのアメリカ分校留学は楽しかった思い出しかないですね。友だちに恵まれ、整った環境で申し分のない留学生活でしたが、「アウェーな環境で自分を追い込みたい」という思いが消えず、大学院進学を決意。共通教育で関心を持った女性学を学べる大学を探し、ランカスター大学の大学院進学を決めました。大学時代から著書を読み込んでいた学者、テリー・イーグルトン氏がランカスター大学の教授だと院試合格後に知った時は「これは行かなきゃ!」と、運命を感じましたね。

でも、はじめはディスカッションに全く入れず、大変でした。週に10冊以上の本を読み込まなければならず、図書館で明け方まで過ごすことも。テリー・イーグルトン氏に会えた時も質問できなくて。自由に発言できるまでに半年かかりました。

修士論文は「日本女性の貧困」がテーマ。研究の楽しさを知り、研究者への夢も膨らみました。いつかチャンスがあれば博士課程に進みたいですね。

英語って、日本語だけで考えていると突破できない文化や多様性の壁を越えていくツールじゃないのかな。単なる英会話ではなく、英語を学術レベルで学ぶことでものの見方に応用力がつき、社会で重宝される人材になれると思います。

澤 彩菜 さん
澤 彩菜 さん(英語文化学科【現:英語グローバル学科】2018年卒)
特許事務所勤務
Global Communication Major
グローバル・コミュニケーション専攻
英語で世界を知る。
語学力とコミュニケーション力を駆使して問題の本質を見極め、
課題解決ができる人材に。
グローバル・コミュニケーション専攻では、1年次の基礎教育やアメリカ留学を通して、国際社会で必要な英語力や多文化共生・多様性の感覚を身に付けます。そして2年次からは、世界の国と地域を研究し、国際関係、国際協力の在り方を知るグローバルスタディズ、世界で役立つビジネスやマネジメントを学ぶビジネスコミュニケーションの二つの側面から、グローバル市民を育てます。
英語で世界を知る。
語学力とコミュニケーション力を駆使して問題の本質を見極め、
課題解決ができる人材に。
グローバル・コミュニケーション専攻では、1年次の基礎教育やアメリカ留学を通して、国際社会で必要な英語力や多文化共生・多様性の感覚を身に付けます。そして2年次からは、世界の国と地域を研究し、国際関係、国際協力の在り方を知るグローバルスタディズ、世界で役立つビジネスやマネジメントを学ぶビジネスコミュニケーションの二つの側面から、グローバル市民を育てます。
グローバル・コミュニケーション専攻の特長
Features of Major
グローバル特殊講義
所定の要件を満たした少人数の学生を対象に開講される専攻独自の特別講義です。 多様な分野から構成される教員の幅広い専門性を生かし、より総合的・高度な学びを提供します。グローバルスタディズとビジネスコミュニケーションを中心とした学際的な学びで、国際舞台で活躍する素養を幅広く身に付けます。
2年次後期演習
本専攻では、通常3年次から始まるゼミを「2年次後期」という早い段階から開講し、研究・就職活動、どちらにも全力投球したい皆さんを応援します。文献の読み方、論文の書き方、研究倫理などを2年次後期からより時間をかけて少人数で学ぶことにより、卒業研究を一層充実させ、質の高い卒業論文の完成を目指します。
グローバル・コミュニケーション専攻の特長
学びの内容(一例)
国際関係論
国際関係がどのように出現し発展してきたのかを知り、国際関係の現状について具体的に学ぶ。さらに、現代の国際関係の特徴を理解するうえで欠かせない主要な論点を理論的に把握する能力を身に付ける。異なる歴史や文化を持つ国々からなる国際関係の特質や現状を理解し、そこで主体的に活躍できる人材の育成を目指す。
多文化共生論
グローバリゼーションの時代において、一つの文化的世界だけで生活をすることは難しくなっている。本講義では、多文化共生に必要となる多様な文化的・民族的背景の人々を理解するための方法を学ぶ。
ツーリズム概論
ツーリズム産業が社会や経済に占める位置やその影響力を認識し、「観光立国」を宣言する日本の現状と将来性について理解する。
取得できる資格
図書館司書、博物館学芸員
学科の学びが活かせる資格
TOEIC®TOEFL®英検®
など
想定される進路
商社・観光などグローバル企業、公務員、公共団体・協会職員、NPO・NGO職員、ボランティア団体職員、国連職員、広報官
Message
卒業生からのメッセージ
畠山 世理菜 さん

アメリカの人材紹介会社Robert HalfでIT業界専門のヘッドハンターをしています。Robert Halfは転職サイトのような「待ち受け型」ではなく、今の仕事に満足している能力の高い人材を見いだし、外資系のIT企業に紹介する「攻め」のエージェント。人脈を駆使して情報を集め、優秀な人材とコンタクトしなければなりません。各部門で年間売り上げトップ15に入ると招かれるラスベガスのラグジュアリーな授賞式を目標に、世界中の社員と切磋琢磨しています。私は2018年から毎年トップ15に入っているのですが、一年目は出産直前で出られず、以後はコロナ禍でまだ舞台に立てていないのです。

入社7年で大阪オフィスのトップに上り詰めました。子育てしながら、まさに「Ups and Downs」の日々です。それでも前を向いていけるのは、夢中になれる仕事があるから。実は附属中高から英語文化学科(現:英語グローバル学科)に進んだ当初はあまり積極的な学生ではなかったんですよ。好奇心のスイッチが入ったのは、アメリカ分校留学がきっかけ。出会う人も言語も文化もすべてが新鮮で。希望してエクステンション・プログラムに参加し、計8か月留学しました。帰国後もアメリカ分校で出会った人たちと交流が続き、英語が身近になりました。結婚後、アメリカで暮らしたとき、現地の人材紹介会社で働こうと思えたのも、このときの経験と英語力のおかげです。もちろん、英語が出来たからといって仕事に直結するわけではありません。英語はあくまでコミュニケーションツール。でも、それを手に入れたら世界がぐっと広がります。

畠山 世理菜 さん
畠山 世理菜 さん(英語文化学科【現:英語グローバル学科】2010年卒)
Robert Half 大阪支社長
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