私の人生、
何を指針に生きていけば
いいんだろう。
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人材育成方針 航海(じんせい)に、 ゆるぎない コンパスを。

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人生という長い航海の中で、
あなたらしく生きるために、
その行動や考えを支える自分だけの羅針盤を
武庫川女子大学で手に入れて、
多様な社会で活躍してほしい。
その思いから名付けた
「MUKOGAWA COMPASS」です。

Q QUESTION

複雑に変化する現代社会で
生きていくために必要とされる
MUKOGAWA COMPASS8つの力とは?

1

多様化・複雑化する
社会を理解する力

現代社会は、グローバル化や価値観の多様化、情報技術の発展などでますます複雑になっています。さらに、AIなどの新技術の登場で、その変化はどんどん速くなっています。このような社会を生き抜くには、変化を理解し適応する力が必要です。基礎的な知識やリテラシーを身につけ、専門的な内容を深める力を身につけましょう。

理解と表現に関する力
  • 読解力
  • 文章表現、正確に論理的な文章を書く力
  • 語学力
  • 数学、データサイエンス、数量的スキル
幅広い視野を持つために
  • 文化、社会と自然に関する知識
  • 多文化、異文化に対する知識
その他社会一般に関する汎用的な知識・能力
  • 情報リテラシー、コンピュータリテラシー
  • 社会を構成する一員として必要とされる 基礎的な知識や技能
    (国際情勢、経済、金融、倫 理観、社会的責任など)
2

“生きること”に
つながる専門性

さまざまな問題が山積する現代社会において、多様な人々がそれぞれの価値観を尊重して生きていく社会を築くためには、キャリアや社会貢献につながる専門的知識を修得する必要があります。その専門性を生涯にわたって更新していく力を身につけましょう。

  • 学科・専攻における専門領域の知識や技能
  • 学科・専攻における専門領域への意欲・熱意
  • 生涯にわたって学習し続ける力
3

自他を尊重する姿勢

誰もが心豊かに生きていくためには、すべての人々が個人として尊重されるべき存在であることを理解する必要があります。属性や置かれた状況に関係なく、自らを価値ある存在であると認めるとともに、他者の人権を尊重する姿勢を身につけましょう。

自分とは異なるものを理解する姿勢
  • 傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力)
  • 多様性に関する知識や理解
  • 他者との違いを認め、自己の強みを認識する
人生を設計する姿勢
  • 自己探求、自己分析力
  • ライフデザイン、キャリアデザインに関する知識
  • 自身の健康(身体的・精神的)に関する知識
4

失敗を恐れず
挑戦する姿勢

人生はチャレンジの連続です。挑戦は成功することもあれば上手くいかないこともありますが、失敗することへの恐怖心を克服し、新しいことに挑戦する姿勢が大切になります。目標に向けて試行錯誤を繰り返しながら、次の一歩を踏み出す力が求められます。

  • 新たなことに取り組む姿勢
  • 粘り強く取り組む姿勢
  • 計画を立て取り組む姿勢
  • 自ら実行に移す姿勢
  • 前に踏み出す力(主体性、働きかけ力、実行力)
  • 目標に向かって取り組む力(課題発見力、計画力)
5

逆境や困難に対応する
しなやかな姿勢

生きていく中では、逆境や困難に直面する機会があるでしょう。その時々に応じて自身にとって適切な方向へ踏み出す、しなやかな姿勢が必要になります。また、自らの心身の健康を重んじること、自分の可能性を信じること、他者に支援を求めることで、視野を広げてより良い選択を行うことができるでしょう。

  • 物事を多角的に見る力
  • ライフデザイン、キャリアデザインに関する知識
  • 論理的思考
  • 問題解決力
  • 不合格科目を再履修する姿勢
  • 自己管理力
6

論理的に考え伝える力

より良い行動決定や問題解決のためには、思い込みや偏見を排し、情報を多角的に収集し、客観的な根拠に基づく論理的・批判的な思考が必要です。さらに、多様な相手に自らの考えを明確に伝えるために、導き出した考えを整理・構造化して、わかりやすくアウトプットする力を身につけましょう。

  • 論理的思考力
  • 批判的思考力
  • 情報収集力
  • 固定観念や常識にとらわれない思考力
  • 考え抜く力
  • 課題発見力
  • 計画力
  • 想像力
  • プレゼンテーション力
7

新たな価値を創造する力

社会は、人々の新しい発想がいくつも形になることで徐々に変わります。自分のアイデアを他者に提案し、その実現に向けて計画的に実行していく人が求められています。新たな価値を生み出すためには、普段から情報収集を欠かさず、考え続ける姿勢が重要です。

  • 想像力・発想力
  • 課題発見力
  • 考え抜く力
  • 計画力・実行力
8

多様な人々と協働する力

複雑化する社会で生きていくためには、他者との垣根を越えてお互いの価値を認め、信頼関係を構築して助け合うことが必要です。自他の違いを知るだけではなく、それぞれの特性を活かし、対話を通して多様な人々と協働しましょう。

  • コミュニケーションスキル
  • リーダーシップ
  • チームワーク力
  • 発信力
  • 傾聴力
  • 柔軟性
  • 状況把握力
  • 規律性

武庫川女子大学の
取り組み

MUKOGAWA COMPASSの8つの資質・能力は、各学部(研究科)、学科(専攻)の専門教育や共通教育などの「正課教育」はいうまでもなく、スポーツ・文化・芸術活動などの部活動や、ボランティア活動、地域貢献活動などの「正課外教育」、さらには友人や教職員との交流も含めた、大学生活におけるすべての学びの方向を指し示すものです。

  • CASE01

    CATEGORY

    外国ルーツの子どもたちへの学習支援で、
    私自身も成長する

    文学部 日本語日本文学科 3年生 多鹿希輝さん(取材時)

    共に成長する居場所「ふでばこ」

    「ふでばこ」は、外国にルーツを持つ子どもたちのための学習教室。コロナ禍では居場所づくりのためのイベントに力を入れていましたが、現在は学習支援を中心とする活動に再びシフトしています。ルールを導入して「ふでばこは勉強する場所」だと子どもたちが自然に思うように工夫しました。

    言葉の壁を越えた相互理解を目指して

    一番大変だったのは、子ども同士のケンカの対処でした。外国にルーツを持つ子どもたちは日本語の壁があり、自分の気持ちをうまく伝えられず、相手の感情を正しく受け取れないことがあります。そこで私たちが間に入って嫌だと思った理由を聞き出し、納得してもらえるよう寄り添いました。

    周りを頼り、周りから頼られる存在として

    「ふでばこ」のリーダーを経験し、人に頼ることの大切さを学びました。 周りを引っ張っていく役割ですが、手一杯なときは助けを求め、自分には無い知識を教えてもらうことも大切だと実感したからです。たとえ"抱え込めない"量でなくても、"抱え込まない"方が、周りのためでも自分のためでもあることを意識するようになりました。生徒の思いや考えに耳を傾け、一緒に考えることができる伴走者でありたいと思っています。

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  • CASE02

    CATEGORY

    ボランティア奮闘記:
    正反対コンビの挑戦

    食物栄養科学部 食物栄養学科 3年生 藤森美月さん、神納由佳さん(取材時)

    管理栄養士を目指して出会い、ブラボラに挑戦

    藤森さんと神納さんは入学式で出会い、大学公認の「ブラウンライスボランティア(通称ブラボラ)」に参加。2年生では委員長と副委員長になり、自分たちならではの特色を打ち出して活動しました。

    (藤森さん)理想の自分に近づきたくて幹部にも挑戦

    私は大学入学前からブラボラに参加したいと考えていました。はじめの頃は分からないことばかりで戸惑いましたが、自分から質問しないと何も教えてもらえないと気づき、先生や先輩方に積極的に聞くようになりました。勇気を出して幹部にも立候補。本当は人見知りで自信もありませんが、だからこそ自分の理想に近づきたくて活動を続けており、その向上心が自分の長所だと思っています。

    (神納さん)いつも「自分にできる最善」を目指す

    ボランティア活動は強制ではありませんが甘えがあってはいけないと思い、幹部を担当したときに藤森さんと一緒にメンバーの自主性が発揮できるような運営方法を考えました。相手の感情を優先して自分の意見が言えないときなどは落ち込んだりもしますが、そんなときは「今の自分にできる最善を頑張ろう」と、気持ちを切り替えています。

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  • CASE03

    CATEGORY

    勉強だけじゃない!
    とにかく伸びた、英語チャレンジコース

    文学部 心理・社会福祉学科 4年生 森脇麻衣さん(取材時)

    成長を実感しながら学び続けた4年間

    英語チャレンジコースは週3コマの授業を4年間、全て英語で学習するハードなカリキュラムなので、予習・復習は欠かせません。しかし着実に英語が話せるようになっていることや、定期的に受けるTOEICのスコアが上がっていることで自分の成長が実感できるため、4年間頑張れたと思います。

    先生と仲間のおかげで頑張れる

    授業では先生と学生の距離が近く、自分の意見や質問も言いやすくてリラックスして学べます。クラスメイトはみんな真面目で授業中は積極的に意見を交換しますが、ふだんは他愛のない会話もできて、とても居心地が良いです。お互いを尊敬し合える仲間の存在が、モチベーションのひとつになっています。

    英語以外の面でも大きく成長

    授業では英語で自分の意見を発表する機会が多く、プレゼンテーションやディスカッションの司会をすることも少なくありません。そのため、前に出て発表することや自分の意見を話すことに抵抗がなくなりました。英語チャレンジコースを受講した結果、英語以外の面でも成長できたと実感しています。

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  • CASE04

    CATEGORY

    憧れの薬剤師へ。
    毎日の学びが自分の糧に

    薬学部 薬学科 4年生 石原沙羅さん(取材時)

    コツコツと続けることが学びの早道

    薬学科は必修科目が多く、進級も難しい学部。テスト範囲も広いので、毎日少しずつ勉強を進めて時間切れや定着不足にならないよう心がけています。毎日大変ではありますが、「問題が解ける気持ちよさ」や「成績が上がる嬉しさ」がモチベーション維持につながっています。6年生で挑戦する国家試験でも、今の努力がきっと報われると信じています。

    現場や授業の発表などを通して成長

    薬学科は実習や発表の授業が多いため、自然に人と協力することが増えます。そのときは、他の人の良い部分を見つけて、積極的に吸収するよう心がけています。元々慎重で鈍くさいタイプですが、「今準備しておけることは何か」を意識し、先回りして動けるようになりました。

    薬局での経験は大きな財産に

    3年生で、薬局でのインターンシップとアルバイトを経験。薬剤師の仕事は患者さんが対象で「患者さんのお話を聞き出すことが何より大切」だと考えていましたが、実際に働いてみると関わる相手は近隣の病院や薬局、卸売業者などさまざま。いろいろな人とコミュニケーションを取り、関係性を作っていくことが大事なのだと実感しました。

    CLOSE

CONCEPT

私の人生、何を指針に
生きていけばいいんだろう。

  海のように広く、
 掴みどころがなく、
時には、急激に加速する現代社会
変わり続ける社会で
 流されないように
  不確実な未来に
   惑わされないために。
  どれだけ社会が変わっても
 どれだけ未来がわからなくても
本当に大切なことは変わらない。
あなた自身が考え、動くことで
 あなたの素晴らしい未来を創れるから。
  ゆるぎない指針が
   あなたの行く道を照らしますよう。
  こぎ出そう、
 何ものにも縛られることのない
希望の輝く未来に向けて。


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A ANSWER

これからの現代社会で
生きていくために
必要とされる力を育成します

人材育成方針2024年
MUKOGAWA COMPASS 始動。

これまでの常識が通用しないような、目まぐるしく変化する新時代を私たちは生きています。人生という長い航海の中で、あなたらしく生きるために、その行動や考えを支える自分だけの羅針盤を武庫川女子大学で手に入れて、多様な社会で活躍してほしい。
その思いから名付けた「MUKOGAWA COMPASS」です。