
CASE 02
正反対コンビの挑戦
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管理栄養士を目指して出会い、ブラボラに挑戦
食物栄養学科の藤森さんと神納さんは入学式で出会い、大学公認の「ブラウンライスボランティア(通称ブラボラ)」に参加。ブラボラとは、国際貢献・社会福祉を目的に、自分たちで稲刈りをした玄米の販売や学食とコラボしたメニューの売上、集まった募金その他を主に国連WFPへ寄付をするボランティア団体です。2年生の秋には委員長と副委員長を務め、自分たちの代ならではの特色を出しながら運営しました。2024年1月に発生した能登半島地震では募金活動に奔走し、合計で38万7372円を集め、被災地に寄付しました。仲の良い2人ですが、実は性格は正反対。お互いがブレーキをかけあうことで、活動をバランスよく、良い方向に導いています。

(藤森さん)理想の自分に近づきたくて幹部にも挑戦
私は大学入学前からブラボラの活動に参加したいと考えていました。参加した当初は何もわからない状態でしたが、自分から質問することの重要性に気づいて、先輩方や先生に質問をするようになりました。人見知りで自信もないのですが幹部にも立候補。本当はネガティブな性格ですが、だからこそ自分の理想に近づきたくて活動を続けています。例えば、文化祭での活動を行った時は、販売活動に手を取られてしまい、企画広報への十分な協力が得られませんでした。文化祭後すぐに反省点や来年度への工夫を洗い出し、改善を続けています。

(神納さん)いつも「自分にできる最善」を目指す
ボランティア活動は強制ではありませんが甘えがあってはいけないと思い、幹部を担当したときに藤森さんと一緒にメンバーの自主性が発揮できるような運営方法を模索しました。時には相手の感情を優先して発言できない自分に劣等感を感じるときもありますが、そんなときは「今の自分にできる最善を頑張ろう」と、気持ちを切り替えています。特に藤森さんとは真反対の性格ですが、だからこそお互いに良い方向にむけて活動できたんだと思います。活動の中で、食や栄養のさまざまな役割や課題を学んでいます。管理栄養士になるべく、今後も活動と学科の学びを活かしていきたいです。
