第9回 「考える」を考える

−思考に関する認知心理学ー

2002/6/6

今回は、記憶をテーマに、研究法、目撃者証言、分類という切り口でお話しました。

研究者以外にはあまり知られていませんが、記憶を研究する方法には様々なものがあり、

そのこと自体が、記憶の不思議さを物語っています。

例えば、再生できない事柄が再認はできる。その記憶はどこにあったのでしょう?

また、先週お話したプライミングも広義の記憶と言っていいかもしれません。

記憶が様々な要因で変容してしまうことを知ると、裁判における目撃者証言の証拠能力も

少し割り引いて考える必要があるかも知れません。

講義で使ったpptファイルです

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Books

認知と思考

多鹿秀継 編

サイエンス社

1994年 \2300

考えることの科学

市川伸一

中公新書

1997年 \660

詭弁論理学

野崎昭弘

中公新書

1976年 \660

学習の心理

実森正子 中島定彦

サイエンス社

2000年 \1500

関連HPはこちら

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