教育心理学

平成15年度シラバス

1 科目目標
「人に何かを教える」ということを学ぶ時、「教えるべき内容」を知ることはもちろんだが、「教える対象」や「教える方法」に関する知識も欠かすことはできない。本講義ではそのような知識を伝えることを目的とする。

2 授業内容
教育心理学には、教育の現場(学校だけに限らない)に関わる様々な心理学的現象が含まれている。大きく分けて、記憶や知識の構造を学ぶ認知心理学、学習や動機づけについて学ぶ学習心理学、知性や感情の変化について学ぶ発達心理学、学級経営や人間関係について学ぶ社会心理学、児童生徒の心の悩みやカウンセリングについて学ぶ臨床心理学などを扱う。

3 授業計画
 
1なぜ教育心理学を学ぶのか?
 2効果的な授業をするために
   記憶のしくみを知る  −認知心理学− 
   学習のしくみを知る  −学習心理学−
   「やる気」の心理学  −動機づけ心理学−
 3生徒を正しく評価するために
   何のための評価?   −評価と動機づけ− 
 4生徒の心を理解するために

   性格とは何か?    −性格心理学− 

    性格の測定      −性格心理学と心理測定−
 5生徒の心の問題に対処するために
   心の病気の概要    −臨床心理学−
   心の病気とその治療  −臨床心理学−
   教育をとりまく問題  −社会心理学−
 6まとめ

4 評価方法
授業中への出席およびHPによる予習と、定期試験の得点を合わせて評価を行う。

5 教科書
 なし

6 参考書
鎌原雅彦・竹綱誠一郎著『やさしい教育心理学』有斐閣

7 留意事項
参考資料として多くの図表、絵、ビデオ、映画などを使用し、実習も含めて、理解を目指す。授業は双方向コミュニケーションであるので、HPなどを利用した積極的な参加を期待する。
URL: http://www.mukogawa-u.ac.jp/~kitaguti

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