アメリカ文学の流れA・B 稲毛理津子
授業目標:  アメリカ文学を、その芽生えからいかに独自なものへと発展し現代に至っているかに注目しながら、歴史的に概観する。具体的には、主要な作家・作品の特色を時代思潮や社会的背景、あるいは詩・劇・小説といったジャンルの発展などと関連づけながら学習し、アメリカ文学の特質を考えていく。
科目内容:  アメリカ文学の歴史は、17世紀の初め、イギリス人がアメリカの土地に植民地を拓いた時に始まる。つまり、イギリスの植民地文学として出発したのであって、新しい環境のもとで、イギリス本国の文学と多くのものを共通にしながら、時代が移るにつれて独自の性格を発揮してゆき、世界文学の中にあっても特異な地位を占めるところまで、発展してきたのである。その独特の形で展開してきた姿を当初から現代まで概観する。主要な作家の作品を取り上げて、その特徴を見ていき、アメリカ文学の特質と大きな流れを把握する。
授業計画:  プリントを必要に応じて配布しながら、テキストの下記の項目に従ってアメリカ文学を歴史的に概観する。
A(前期)1 アメリカ文学の概略的説明
     2 17−18世紀――植民地時代
     3 18世紀――独立戦争時代
     4 アメリカ国民文学の誕生
     5 アメリカン・ルネサンスの時代
     6 ボストンの文人たち
     7 19世紀の詩人たち
B(後期)1 南北戦争と鍍金時代
     2 写実主義と自然主義の時代
     3 19世紀から20世紀へ(暴露文学、中西部の描写)
     4 第一次大戦まで
     5 ロストジェネレーション
     6 第二次大戦まで
     7 第二次大戦から現代までのアメリカ文学
 以上のことをテキストの流れに沿って進めていくが、それぞれの項目に1〜2回の講義回数を当てることになる。また、文学の背景(当時の時代や社会)の理解に役立つであろうビデオも利用するつもりである。
評価方法: 期末試験、平常点(レポートの提出、出席状況)を総合して成績評価を行う。
平常点(10点)、レポート(10点)、筆記試験(80点満点)とで、評価する。
教科書: Peter B. High, An Outline of American Literature(Longman)
参考書: プリント配布
留意事項: 英文で書かれた教科書を用い、かなりのスピードで読むので、必ず予習する事が大切である。