システム工学 福島 秀行
授業目標:  我々が快適かつ便利に日常生活を送れるのは様々な社会システムのお陰である。近年これらの社会システムは複雑化・大規模化の一途をたどっており、社会的な影響力も拡大している。日常依存するシステムが、どのように構築されているかを理解し、システムを評価する視点を身につける。
科目内容:  システム工学は、様々な要素やサブシステムが複雑に結合しているシステムを構築し、目的とする機能を発揮するようにする技術である。システム工学そのものは数学理論に基礎を置いているが、ここでは、極力数学を使わず、社会におけるコンピュータシステムなどの実例を通して、システム工学の考え方や手法、マンマシン・システムの考え方を理解させる。さらに、未来社会のシステムを展望し、社会の情報化、システム化に対して人間がどう対応して生活するかにも言及する。
授業計画: 1 システムとシステム工学
2 ソフトウェア工学とは
3 システムを計画どおり完成させるためには
4 システムの表わし方(どうやって人の目に見えるようにするか?)
5 システム的、科学的な意志決定を追求する
6 シミュレーションは「何でもあり」の世界
7 CG(コンピュータ・グラフィックス)が世界を広げた
8 お粗末なヒューマンインターフェースほど腹の立つものは無い
9 人間はミスを犯す生き物(ヒューマンエラーとシステムの信頼性・安全性、品質管理)
10 巨大システムをきちんと維持していくのは大変
11 システム工学の応用分野
12 未来社会のシステムはどうなるだろう
評価方法: 試験期間中に筆記試験(100点満点)を実施する。
教科書: 特になし。必要に応じてプリントを配付する。
参考書: 授業中に指示する。