インテリアデザイン論 |
授業目標: | インテリアの概念の発生からその変遷と確立までを検証し、インテリアを構成している要素の数々とその組み合わせの仕組みを学び、第2の衣服としてのインテリアデザインのプロセスを理解する。 |
科目内容: | インテリアデザインの対象は建物・車両・飛行機などの内部空間のみに限定されず、庭・街路・宇宙空間にまで広がる傾向にある。これはヒューマンスケールからの発想が環境づくりに生かされて、人間を包み込む空間をすべてその対象にすることが、強く求められてきていることにほかならない。 ここではまず、インテリアデザインの成立までを概観したうえで、もっともインテリアデザインの基礎となる空間における(人間/人体)のとらえ方から、人間を取り巻く諸条件のコントロールと、快適な人間環境づくりへのアプローチを学習する。 |
授業計画: |
1 インテリアデザインの系譜 (1) 萌芽期・変革期・発展期 (2) ポストモダン (3) 現代のインテリアデザイン 2 インテリアの基礎計画 (1) 生活行為と室空間 (2) インテリアの人間工学 (3) 動線と配置計画 (4) ノーマライゼーション 3 室内環境とコントロール (1) 採光と照明 (2) 音 (3) 熱と空気 (4) 設備と機器 4 インテリアの演出 (1) 開口部−窓と出入り口 (2) ファブリックス (3) 色彩 5 インテリアエレメント ビルディングエレメント (1) 家具 (2) 床・壁・天井 6 インテリアデザインのプロセス (1) インテリアデザインの実際 |
評価方法: | 定期試験の成績による。100点満点。 |
教科書: | 中野明編『インテリアデザイン』建帛社 |
参考書: | 三輪正弘『インテリアデザインとは何か』鹿島出版会 |