人権保育の研究  〈保コース〉 堀井 隆水
授業目標:  子どもの幼児期の人間信頼感を基礎に、安全で安心で自由な生き方こそ人権の基盤であることを認識する。差別を生まない子どもの成長を探求する。
科目内容:  人権概念の理解から人権の歴史を見、国際人権にまで至る現状を理解する。人権の基礎に差別を生まない保育の在り方を研究する。
 日本固有の同和問題について深い理解を寄せ、その中に全ての人権の要素がみえてくることと、差別を生まない温かい生き方を考える。
授業計画: 1 人権の概念
 (1) 人間の本質を理解する
 (2) 人権の種々な展開を知る
 (3) 人間の生き方と人権を考える
 (4) 子どもの保育の人権とは何かを考える
2 同和問題
 (1) 同和問題とは何か、日本個有の問題を捉える
 (2) 部落差別背景を理解する
 (3) 部落差別解消の方途を研究する
 (4) 保育と同和問題との関わりを考える
3 人権保育
 (1) 人権保育とは何かを捉える
 (2) 保育指針、幼稚園教育要領と人権を考える
 (3) 差別を生まない生き方を考える
 (4) 人間の発達段階と人権の関わりを研究する
評価方法: 平常点(ノート)及び小レポートによって評価する。
教科書: 堀井隆水『人権文化の創造』明石書店