保育実習T  〈保コース〉 八木 義雄  中田智恵海
授業目標:  保育所及びその他の児童福祉施設の社会的役割を理解するとともに、児童の保育に関する実際的具体的な知識や技能を学ぶ。
科目内容:  保育実習Tは、保育所実習2単位、施設実習2単位、実習前ガイダンス1単位の計5単位からなる。具体的には、児童福祉施設の内容、機能を実地の体験をとおして理解する。
 実習の段階として、見学実習、参加実習を主体とし、ときには部分実習・責任実習を行い、施設内の児童と直にふれあいその実態をより深く把握し、実習以後の学習において課題把握の契機をつくる。
授業計画: 1 保育所の実習においては、保育の一日の流れの全体的理解を把握すると同時に、人的・物的条件の理解、乳幼児の集団行動・個別行動の観察を行い、保母の職務内容と役割、他の職員とのチームワークなどを、見学および補助的立場を通して体験的に把握させる。また、乳幼児の健康・安全に対する配慮、臨機応変的確な処置、生活指導の態度およびその技術、遊びの展開とそのかかわり方、家庭と地域社会との関係などについて実践的に学習をさせる。
2 居住施設の実習では、保母・児童と生活をともにし、児童の身辺の世話、生活面における配慮、生活管理面をめぐる補佐、施設内外における児童の生活訓練、学校教育、矯正、治療などへの配慮、その他、施設内における幼児集団保育、集団余暇活動など多方面にわたる生活全体について理解させる。
3 実習前には、直前ガイダンスとして、保育実習の心構え、子どもの理解と保育者のあり方、遊びの育て方、乳児・障害児の保育について、各種施設への理解と、居住施設における子どもの理解と接し方、実習記録の取り方等の講義を行い、実習への効果をあげる。
評価方法: 1 直前ガイダンスへの受講状況  2 実習施設勤務状況  3 施設における評価
4 保育実習記録の評価  以上4項目を総合して評価する。