自己探求の心理学 糠野 亜紀
授業目標:  自分自身への探求−これまでの自分を振り返る、今の自分に目を向ける、これからの自分を描く−を目標とする。さまざまな“自分”について心理学の視点から見つめ直し、人間についての理解を深めることを目標とする。
科目内容:  この講座は、心理学入門の一端である。
 “行動”や“認知”の側面に触れながら、発達心理学・臨床心理学の視点を中心にすすめていく。具体的な例として、エリクソンのライフサイクル論、フロイトやユングの心の構造についてなどの講義を予定している。また、受け身的ではなく、積極的に授業に参加してもらいたいと考えているので、発表やディスカッションのプログラムもある。
授業計画: 1 心理学とは
2 “行動”の心理学
3 “認知と記憶”の心理学
4 ライフサイクル
5 パーソナリティ
6 意識と無意識
7 心の病とは
8 心理学的援助
評価方法: 定期試験に平常点(授業中の課題・レポートや出席状況)を加味して行う。
教科書: 氏原寛・森岡正芳・杉原保史編『心理学入門−心の深みを探る−』培風館
留意事項: 心理学は考察を深めることが重要となる学問の一つである。受け身的に授業に出席し、知識の断片として身につけるのではなく、積極的に授業に参加してもらいたい。そのため、発表やディスカッションのプログラムも考えている。思いを巡らせる努力を希望すると同時に、自分自身の“ものの捉え方”の広がりを期待する。