栄養学総論 福田  滿
授業目標:  栄養学全般の知識を体系化して教え、栄養というものを広い視野から理解できるように授業を進める。
科目内容:  ヒトの生活活動には生命維持、活動、発育等がある。生活活動に伴って、物質代謝が行われ、老廃物が排出される。このような過程において、体内から失われた物質を補給し、身体の正常な機能と形態を維持するために必要な物質を外界から取り入れることが栄養である。栄養素の機能を始めとして、健康な生活を行うために必要な栄養素の摂取方法や生活習慣予防のために食事等を含めて、幅広い観点から栄養学を解説する。
授業計画: 1 栄養の基本概念
2 健康と食生活(栄養と食生活、健康維持と食生活)
3 健康と食生活(疾病予防の食生活、加齢と食生活)
4 栄養状態の判定と栄養補給
5 栄養素の種類(栄養素の種類と機能、体の構成成分と栄養素の関係)
6 糖質の栄養(糖質の消化と吸収、体内運搬)
7 糖質の栄養(糖質代謝の概要、解糖経路)
8 糖質の栄養(TCAサイクルと電子伝達系、エネルギー産生)
9 糖質の栄養(五炭糖リン酸回路、ウロン酸回路、他の六炭糖の代謝、エネルギー源としての利用)
10 脂質の栄養(脂質の消化と吸収、体内運搬、リポタンパク質)
11 脂質の栄養(脂質の酸化分解、脂質の合成)
12 脂質の栄養(必須脂肪酸の機能、コレステロールの機能)
13 脂質の栄養(脂質代謝異常、エネルギー源としての利用)
14 タンパク質の栄養(消化と吸収、タンパク質代謝の概要)
15 タンパク質の栄養(タンパク質の分解、アミノ酸の代謝)
16 タンパク質の栄養(タンパク質合成)
17 タンパク質の栄養(身体構成成分とタンパク質、必須アミノ酸とタンパク質の栄養価)
18 糖質・脂質・タンパク質の栄養の相互関係
19 ビタミンの栄養
20 無機質の栄養
21 食物繊維の機能
22 水分代謝
23 エネルギー代謝
24 まとめ
評価方法: 定期試験(90点)、小テストおよび出席率(10点)で評価する。
教科書: 糸川嘉則他編『栄養学総論』南江堂
留意事項: 週2回授業を行う。