基礎薬学実習U 中林 利克  松野 純男
授業目標:  生体構成成分である糖質、脂質、アミノ酸やタンパク質に分離や定性・定量法、細胞の構造について理解することを目標とする。
科目内容:  生体の構成単位である細胞の構造を理解し、その構成成分であるタンパク質などの分離や定性・定量法の基本的な実験操作を修得することは、生化学をより深く理解する上で重要である。このような目的のため下記項目について実験する。
授業計画: 1 細胞の構造と機能
2 生体成分の分離と定性・定量法
 (1) アミノ酸とタンパク質  (2) 糖質  (3) 脂質  (4) 核酸  (5) ビタミンと補酵素
3 酵素に関する実験(アルカリ性ホスファターゼの酵素反応速度論)
4 微生物によるグルコースとアンモニアの代謝
評価方法: 実習は全部出席することが評価の前提となる。評価は実習試験(60点満点)とレポート(40点満点)で判定する。
教科書: 生化学T講座編実習書
参考書: 日本生化学会編『生化学実験講座』東京化学同人
留意事項: 実習は出席するだけでは不十分であり、実験を自ら行う積極的な姿勢が重要である。予習で実習内容を把握したうえで実験を行うことを望む。