英語科指導法T 池本  明
授業目標:  立派な英語教師になるには教授法も必要であるが、教師自身がすばらしい英語の使い手であることと、指導に対する意欲がなければならない。受講生に、その3つの要素を身につけるよう努力させる。
科目内容:  英語教授法として、これまでにいろいろな学説が唱えられてきた。しかし実際に教室で英語を教える場合、一つの教授法に固執することなく、生徒の状況に適した方法を自分で考え出す必要がある。そんなことをこの講義の中で、みんなといっしょに考えていきたい。
授業計画: 1 中学校学習指導要領について、その主なねらいと精神をよく理解させる。
2 英語教育の目的や教師の役割など、英語教育の基本問題について考える。
3 英語教授法の理論について、過去から現在に至る代表的な理論を概観する。
4 英語運用能力の基本をなす4技能の指導について具体的に検討し、実際に指導練習を行なう。すなわち、実際に中学校で使用しているテキストに基づいて、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの指導法を具体的に考える。
5 教材研究のあり方や指導案の作り方について、実際の教育現場を想定しながら取り組む。
評価方法: 平常点とする。
教科書: 必要な教材をコピーして配布する。