フィットネス指導法演習 伊達萬里子
授業目標:  フィットネス運動の現代的意義を理解し、組織・管理・企画・方法論などの観点から現場の事情や現状を考察する。又、実践的な指導研究を通して種目特性を理解し、指導法や知識の習得を行う。
科目内容:  現代人の慢性的な運動不足・栄養過多・生活習慣病の蔓延・精神的ストレスの増大を背景として、フィットネス産業に求められる期待と貢献度は高い。授業では、実際のフィットネス産業の現場を想定しながら模擬指導を構成し、指導能力の資質を高めるための方法論について考える。さらに、指導研究を通して管理面での環境条件の整備について理解し、安全で楽しく工夫されたプログラミングの知識の習得を目的とする。
授業計画: 1 オリエンテーション
2 フィットネス産業の歴史
3 フィットネス産業の現状と将来動向
4 運動施設・設備における管理面での環境条件の整備(実施上の安全性)について
5 健康体力の現代的特徴
6 スポーツ活動の原則と条件
7 運動の特性と習得過程における配慮・工夫
8 運動プログラムの作成と指導上の留意点
 (1) 身体形態の特性と運動能力の差異
 (2) 運動の理論と実際(ストレッチング、体操、補強運動、エアロビックダンス、レクリエーションダンス、水中、水泳運動、ショギング・ウオーキング)
 (3) 運動処方の工夫(プログラミング、時間配分、コミュニケーションの図り方)
評価方法: 指導法研究とレポート(60点)と出席点(40点)の総合評価とする。
教科書: 西崎泉編著『フイットネスインストラクター〈模擬〉資格試験問題集』ステーションF&H
参考書: 名取礼二『健康体力づくりハンドブック』大修館書店
(財)健康・体力づくり事業財団『健康運動実践指導者用テキスト』南江堂
留意事項: 社会体育現場で体験実習を行う。
質問・意見等はdatem@mwu.mukogawa-u.ac.jpまで。