現代メディア英語A・B 清水 哲明
授業目標  マスメディア英語は、英語の四技能を習得する上で一番効果的である。いち早くニュースを知りさらにその背景にある社会・文化を並行して学ぶ事にする。ニュースの中の巾広い話題を取り上げ、マスメディア特有の英語を通じて高度のリスニング,ライティング,スピーキングに続ける。
科目内容  本コースの基幹をなすこの科目で、テレビ、英語、コマーシャル、新聞、雑誌などマスコミで用いられているリアルタイムの英語をすばやく、正確に読み取り、聞き取る方法を学び、必要な情報を取拾選択する能力を身につける。英語を武器に社会で活躍するにはこの能力が必要だが、それがまたTOEIC,TOEFL,英検等の資格取得への近道でもある。それにはまず各メディアに共通する5,000−6,000語ほどの重要単語の習得が不可欠であり、それが単位取得のための条件の一つであると考えられる。
授業計画 1 英字新聞と邦字新聞の比較
 (1) ニュースの構成
 (2) ニュースの書き方
 (3) ニュースのタイトル
 (4) ニュースの読み方
2 Mainichi Weeklyの上手な利用
 (1) 第1面・2・3面のニュース面を読み、更にMainichi Daily Newsのインターネット配信版で足りないニュース、及び最新ニュースを補足する。
 (2) 英検・TOEICの面を活用して資格テストで良い点を取れるように努力する。
 (3) 映画面を活用して英会話の表現勉強をする。
 (4) トラベル面を利用して海外の文化事情を学ぶ。
 (5) ニュース面をカセットテープのネイティブの発言で勉強
3 全面の多目的利用
 (1) 全面カラー写真使用の為、記事を楽しく読ませる。
  ア 写真を使って描写説明をさせる。
  イ 色によるイメージの確認
  ウ Comic及び広告頁の効果
 一般向け国内、国外の英字新聞を教材として長く使って来たが、難し過ぎる、読まない記事がもったいないとか色々意見があったのを参考に、今回は、学生専用のWeekly紙にして見た。これには、時事用語の訳が並行して書かれている分読みやすくなっているので教師の説明を聞き落したような時も適確な訳がある程度自習できるようになっている。一つ大きな特徴を加えるならば、このWeeklyで児童英語を学ぶことが出来るコラムのある事で、将来、この方面の教師を目指す学生にとってもよい。
評価方法 出席率、普段の積極的な発表態度も含めテスト結果と共に総合的に判断する。
教 科 書 Mainichi Weekly(毎日新聞社)
参 考 書 清水哲明他『現代用語和英辞典』研究社出版
留意事項 英語の四技能を本当に体得したい人に限る。新聞を読む事の好きな人、目的意識の明確な人を求めます。

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