最新の企業実務U(国際編) (松原 泰子) 荒木 茂顕  山口  義
楠本 利夫  木谷眞理子
授業目標  実社会において自分の希望する職種に携わるためにはいま、何を学習し、心掛けなければならないか等を考える。その目標のために、海外での駐在や国際社会で活躍する担当者4人によるオムニバス形式の講義を通して、国際社会、企業の実情を知り、理解する。
科目内容  銀行・証券会社・商社・旅行社・航空関係あるいはマスコミ関係等の人事担当者、役員など、企業最前線の経験豊かな人たちに、一人数回ずつ企業の現状や実務に関わる話をしてもらう。これを通じて、卒業後実社会で活躍するためにはどのような心構えが必要で、何を身につけていなければならないかを学ぶ。
授業計画 1、2、3週:荒木茂顕
 (商工会議所関係)
 1 経済団体(商工会議所)の行う地域経済国際化支援策――概論
 貿易および海外投資の促進。外資系企業の誘致。国際会議の誘致開催。その他。
 2 輸出入取引促進の支援
 輸出入取引情報の収集と斡旋。国際見本市・展示会の開催。その他。
 3 海外投資の促進支援と海外企業の誘致
 海外投資環境調査団の派遣。海外情報提供のためのセミナーの開催。その他。
4、5、6週:山口義
 (電機会社関係)
 1 「どのような歴史があったのか?」
60年代、70年代、80年代、90年代の主としてドイツ駐在で実際に体験したことを踏まえて、外国での企業経営にも触れる。
 2 「これからどのような時代になるのか?」
2001年9月11日のテロを契機にビジネス社会はどう変わるのか。
 3 「あなたにとってグローバリゼーションとは」
社会に出る前に話しておきたいこと。
7、8、9週:楠本利夫
 (市役所関係)
 1 地域国際交流の意味
 地域国際交流の意味。姉妹都市提携。留学生と地域社会。地域国際協力。
 2 海外移住と地域国際交流(ビデオ使用)
 海外移住の歴史。海外日系人と祖国日本。神戸海外移住者顕彰事業。
 3 神戸外国人居留地と神戸
神戸外国人居留地開設。神戸外国人居留地が神戸の町に与えた影響。居留地、雑居地、南京町、トアロード。
10、11、12週:木谷眞理子
 (航空会社関係)
 1 スチュワーデスになろうと思った動機と決心。――なぜスチュワーデスという仕事を選んだのか。そしてその受験のためにどういうことをしてきたのか。
 2 スチュワーデスの仕事そして経験したこと。――地上訓練で働いた大阪空港での勤務について。訓練生の約3ヶ月間に学んだこと。OJT(見習いのスチュワーデス)でのこと。スチュワーデスになってみて――成田国際空港、大阪空港での勤務。スチュワーデスからアシスタントパーサーになって。
 3 スチュワーデスという仕事を通じて得たもの。今の航空界の現状。――退社したきっかけ。退社してからのOG会での交流。スチュワーデスを通じて得たもの。現在の航空会社の状況。
評価方法 レポートと出席状況とで評価する。

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