アパレル縫製論 | 山川 勝 |
授業目標 | アパレルを工業的に生産するための各工程、それぞれの工程に用いられる機器・技術の概略を学び、アパレル生産実習のための基本技術、縫製加工原理を理解する。 |
科目内容 | アパレルを工業的に生産するときの、準備工程(延反、裁断等)、縫製工程(パーツ縫製、中間プレス、組み立て縫製等)、仕上げ工程(まとめ、仕上げプレス等)の各工程で用いられる機械・器具の種類、使用方法、加工原理を学び、適切に加工するための合理的な手順、作業方法、管理方法、作業の留意点等についても学習する。さらに、製品評価項目、評価方法についても学習し、不良品発生原因の探究、不良品発生の未然防止法についても学習する。 |
授業計画 |
1 アパレル産業の特質、今後のありかた ・アパレル産業の規模、他産業との比較 2 衣服の本質、役割 ・衣服の持つ情報性の役割、価値 3 衣服への要求特性 ・生理的要求、自然環境への対応、社会環境への対応、審美性、品質 4 衣服の品質設計 ・繊維素材からくる特性、繊維集合状態からくる特性、衣服の形態特性 5 衣服の製造工程 ・企画作業、パターン関連工程、縫製準備工程、縫製工程、仕上工程 6 工程機器概略 ・延反裁断工程機器、縫製前工程機器、縫製工程機器、仕上工程機器 7 機器作動原理、機器調節法 ・裁断工程機器、縫製工程機器、仕上工程機器 8 生産管理の手法 ・工程管理、作業管理、品質管理、原価管理 9 製品評価 ・評価項目、評価方法、合格水準 10 縫製品欠点発生原因、防止方法(その1) ・縫製工程に起因する欠点 11 縫製品欠点発生原因、防止方法(その2) ・縫製準備工程、仕上工程に起因する欠点 12 アパレル産業でのコンピュータシステムの活用状況 ・デザイニング、パターンメーキング、製品形状予測、グレーディング、マーキング、検反、コンピュータ制御機器 |
評価方法 |
小テストおよびレポート点 40点 期末テスト 60点 計100点 |
教 科 書 | 繊維工学第6巻『最終繊維製品の製造と性能』日本繊維機械学会 |
留意事項 | 本科目は、テキスタイルアドバイザー1級資格認定書取得に必要な科目である。 |