服飾デザイン論 森田 雅子
授業目標  今日の服装は多様化し個性化が求められている。服飾デザイン論では衣服をデザインする側、またそれを選択する側として、服飾デザインの基礎を系統的に幅広い観点から学ぶ。また衣服の主流を占めているアパレル製品のデザインについても理解を深める。
科目内容  服飾デザインは、用的機能と美的機能を兼ね備えたものでなければならない。また、ファッションの変遷とその時代背景を理解した上で、デザインの本質であるフォームとカラーについて、また衣服としてのデザインをより効果的に表すためのテキスタイルとの関係、体型や個性、さらに産業として成り立つために欠くことのできないコストとデザインについて学ぶ。
授業計画 1 デザインの意義
 (1) デザインの語義と条件
 (2) デザインの創造性
2 デザインの分野・デザインの過程
3 服装の意味
 (1) 服装の類語と条件
 (2) 服装の起源と機能
 (3) 着装の基本型
4 服装の美
 (1) 美の領域と特質
 (2) 服装における美
 (3) 近代における服装の流れ
5 服装デザインの諸原理
 (1) バランス
 (2) リズム
 (3) ハーモニー
 (4) プロポーション
 (5) エンファシス
 (6) ユニティ
6 服飾デザインにおける点と線・錯視効果とデザイン
7 シルエット
 (1) シルエットの要因
 (2) シルエットの種類
 (3) 歴代のシルエットの流れと流行
8 ディテール
 (1) ディテールの役割
 (2) ディテールの種類
  a ネックライン
  b カラー
  c スリーブ
9 服種とデザインポイント・カラー(色)
10 テキスタイルの外観効果・表現効果
11 着装とデザイン(体型・個性)
12 デザインとコスト
評価方法 期末試験(50点)、出席点(10点)、レポート(40点)として総合評価する。
教 科 書 日本衣料管理協会編『アパレルデザインの基礎』
参 考 書 飯塚弘子他『服装デザイン論』文化出版・『服飾は語る−新しい視座からの服飾研究』化学同人
留意事項 mamoru@mwu.mukogawa-u.ac.jp

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