特別活動の研究 里見 喜一
授業目標  学校の教育課程は、各教科、道徳、特別活動及び総合的な学習の時間によって編成される。その特別活動について、基本的な性格、活動内容、指導計画の作成と内容の取扱い等に関して、理解を図るとともに、その実践的な能力を育成する。
科目内容  特別活動は、「望ましい集団活動」を通して個性の伸長と豊かな人間性の育成を目指している。また、学級や学校生活への適応や好ましい人間関係の形成など学校生活の充実を図るためにも重要な教育活動である。特別活動の教育的意義、特質及び方法原理。内容相互の関連。各教科・道徳・総合的な学習の時間等との関連。その指導計画作成上の基本的事項及び指導内容の取扱いについての配慮事項等。
授業計画 1 学校教育の目標と特別活動
2 特別活動の目標と教育的意義
3 特別活動の内容
4 特別活動の内容相互の関連
5 特別活動と各教科、道徳、総合的な学習の時間等との関連
6 特別活動の基本的な性格
7 学習指導要領と特別活動の変遷
 (1) 昭和22年公示の「自由研究」
 (2) 昭和24年、26年、33年改訂の「特別教育活動」
 (3) 昭和44年、52年、平成元年改訂の「特別活動」
 (4) 新学習指導要領(平成10年)と「特別活動」
8 特別活動の教育的な意義
9 学級活動(ホームルーム)の特質、内容、展開例、指導上の留意事項、指導計画
10 生徒会活動の特質、内容、展開例、指導上の留意事項、指導計画
11 学校行事の特質、内容、展開例、指導上の留意事項、指導計画
12 特別活動の評価(意義、機能、観点、方法)
13 特別活動の指導の協力体制と指導上の留意点
評価方法 定期試験に平常点(小レポート、指導計画案、学習指導案など)を加味する。
教 科 書 宮崎和夫編『教科外教育の理論と実践』ミネルヴァ書房

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