教職に役立つLOGO入門 小野賢太郎
授業目標  小学校・中学校などの現場での利用にも触れ、「プログラミング」の背景に隠された教育効果に気づく。LOGO言語をもちいて簡単なプログラミングができるようになる。
科目内容  コンピュータ言語には多くの種類がある。その中で「LOGO言語」は小学生でもプログラミングできる言語として注目されている。この科目では、LOGO言語が持つ「タートル・グラフィックス」機能を用いて、簡単なプログラミングを学ぶ。特に教職をめざす学生に焦点をあて、小学校・中学校などの現場での利用にも触れながら演習を進める。プログラミングだけが目的ではなく、その背景に隠された教育効果にも注目する。
授業計画 1 「LOGO言語」の特徴
  マインドストームの世界
  タートルグラフィックスとは
2 プログラミング@
  基本命令(fd,bk,rt,lt,repeat,fill,他)と予想される教育効果
3 プログラミングA
  手順の作成(to,end,load,save,他)と予想される教育効果
4 プログラミングB
  基本的な図形の組み合わせ
5 プログラミングC
  乱数と図形
6 プログラミングD
  シェイプの編集
  条件分岐
7 プログラミングE
  再帰
8 プログラミングF
  数学「二進木を描く」「コッホ曲線」他
9 プログラミングG
  数学「πを求める」
10 プログラミングH
  物理「ボールを遠くに飛ばすには?」
11 総合演習
  課題の作成
評価方法 平常点(小レポート・出席等)、総合演習を総合加味して行う。
留意事項 この科目の内容は、教職をめざす学生に焦点を当てるが、教職課程を履修していない学生でも歓迎する。キーボードから簡単な文字入力はできること。

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