口頭表現法 西橋 正泰
授業目標  自分で取材・調査・研究した内容を、人々の前で、話しことばで発表する場合の表現方法を研究する。短時間に、まとまりよく、しかも興味をもって聴いてもらうにはどうすればよいか。表現に至る過程と、表現方法とを統一して追求し、わかりやすい口頭表現法を獲得する。
科目内容  あるテーマに関する、いくつかの新聞記事を配布し、その中から各自が興味をもつ、絞りこんだテーマ(太い幹)を立てる。その絞りこんだテーマに沿って、素材の記事を解体、分類し、もう一度自分のテーマに沿って、整理し、組み立てなおす。その上で、話しことばで、どう表現すればわかりやすく、かつ興味をもって聴いてもらえるかを追究する。
授業計画 1 話しことばと書きことば
  〜放送と新聞を例に〜
2 材料を集める(1)
  〜巾広く〜
3 材料を集める(2)
  〜深く〜
4 テーマを絞りこみ、大きな項目を3つ立てる
  〜ねらいを書く〜
5 材料を分類する
  〜項目別に〜
6 材料を取捨選択する
  〜項目ごとに〜
7 組み立てる(1)
  〜項目の順序を決める〜
8 組み立てる(2)
  〜各項目の材料の順序を決める〜
9 話しことばで書いてみる
  〜 書きことばとの違いを意識して〜
10 しっかりした声、はっきりした発音
  〜耳に届け、心に届ける〜
11 話しことばで発表する(1)
  〜熱意をもって伝える〜
12 話しことばで発表する(2)
  〜熱意をもって伝える〜
評価方法 平常授業での、各段階での発表をもとにした平常点(30点)と、最終段階の授業で行う、「話しことばで発表する〜熱意をもって伝える〜」(70点)の内容、表現方法、説得力などによって評価する。

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