レクリエーション論 中村 哲士
授業目標  コミュニケーション・ワークの援助を中心としたレクリエーション指導ができるよう、レクリエーションに関する理論の基礎を学習する。
科目内容  レクリェーションの理論とは絶対的なものではないと考えられるが、指導者を志すわれわれにとって、関連する原理、心理、運動論、指導論、組織論、企画論、グループワーク論等の学習は不可欠である。
 そこで、これらの理論を現代に則した一般的な形で解釈し、その考え方、推進の方法、教材や指導法にまとめて学習する。
 また、レクリェーション指導者資格に欠かせない科目のため、協会の意向を加味しつつ、関係深い運動者および研究者の実例も随時紹介し、講義を構成する。
授業計画 1〜2 レクリェーションの基礎理論
 (1) 21世紀の社会とこれからのレクリェーション運動
 (2) レクリェーションの理解とレクリェーション運動の歴史
   意味、歴史、社会運動
3〜7 レクリェーション支援の理論
 (1) レクリェーション支援の展開と方法
   実際とプロセス
 (2) レクリェーション支援の目標と理念
   方向、特色、対象
 (3) レクリェーション支援者の役割
   インストラクター・ボランティアとして
8〜11 レクリェーション組織の経営論
 (1) 「クラブ」を育てる、運営する
 (2) 市町村レク協会の役割と経営
 (3) レクリェーション運動を支える組織とその役割
12〜13 レクリェーション・サービス論
 (1) 事業を実施する
   企画、立案、準備、運営
 (2) 事業を評価する
   意義、目的、方法
 (3) 事業と安全
   安全対策、救急処置、保険
評価方法 期末筆記試験
教 科 書 授業中に配布するプリント
参 考 書 (財)日本レクリェーション協会編『やさしいレクリェーション実践』、高橋和敏『レクリェーション概論』不昧堂出版、池田勝『レクリェーションの基礎理論』杏林書院

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